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【函館SS】ハナ差死闘!ソルヴェイグ、コースレコードV

サンケイスポーツ 6月20日(月)9時33分配信

第23回函館スプリントステークス(19日、函館11R、GIII、3歳上オープン国際(特指)、別定、芝1200メートル、1着本賞金3900万円 =出走16頭)サマースプリントシリーズの初戦は、丸田恭介騎乗の12番人気ソルヴェイグが2番手から抜け出し、ゴール前はいったんかわされたシュウジを差し返してV。1分7秒8(良)のコースレコードで3月のフィリーズレビューに次ぐ重賞2勝目を挙げた。1番人気のオメガヴェンデッタは6着に敗れた。

 開設120周年を迎えた函館競馬の開幕週を飾るにふさわしい、見応えのある壮絶な叩き合い。軍配は外のソルヴェイグに上がった。丸田騎手は大接戦の様子を興奮気味に振り返る。

 「際どかったので、どっちが勝ったか分かりませんでした。いったんは前に出られましたが、盛り返してくれました」

 大外(16)番枠から好スタートを決め、逃げたローレルベローチェの直後を追走。直線入り口で先頭に立ち、内から追い上げた同じ3歳のシュウジをハナ差で抑えた。

 「スタートが速いと聞いていたので、その良さを生かした競馬ができました。折り合いながらいいリズムで走れていましたね」。イメージしていた通りのレース運びに、ジョッキーは満足げだ。

 勝ちタイム1分7秒8は、従来のコースレコードを5年ぶりに0秒2更新。函館芝1200メートルで史上初めて1分8秒を切った。「うまく流れに乗っていましたね。洋芝適性は高いと思っていましたが、レコードはうれしい誤算です。成長しているし、滞在競馬も良かったのだと思います」。鮫島調教師は想像以上の走りに目を細めた。





昨年の小倉2歳Sを勝った2番人気のシュウジがハナ差の2着。4番手のインから直線で馬と馬の間を割って勝ち馬と激しい叩き合いに持ち込み、内からいったんは前に出たが競り負けた。須貝調教師は「体はしっかりとできていたし、ジョッキーもうまくレースを運んでくれた」とさばさば。今後については「じっくりと考えていきたい」と話した。


昨年の桜花賞馬レッツゴードンキが3着。中団のインから最後は最内でしぶとく脚を伸ばし、メンバー唯一のGI馬として意地を見せた。「出してポジションを取りに行ったぶん、最後はダラダラと脚を使う感じになりましたが、いい内容だったと思います。ワンターンで広いコースの方がリズム良く走れそうです」と吉田隼騎手は前向きだった。


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敗因分析のバイブル~競馬をやって何が悪い。より


2016 函館スプリントステークス(GIII) 芝1200m良
レース回顧・結果

1:07.8R 11.8 - 10.6 - 11.0 - 11.5 - 11.3 - 11.6
33.4-34.4HH


 馬場もかなり軽かったとは思うが、33.4-34.4と1秒のハイ程度で収まっていて再加速というのは函館らしい競馬になったといえる。高いレベルでの基礎スピードを要求されたし、そこからもう一足を引き出せたかどうかという競馬。割とスプリント色が強い競馬になったと思うし、それでいてL1も落ち込んでいない。500万下でも1:08.1とかなり速い時計が出ているが、それでもL1を11.6でまとめてきているのは流石というところ。全体を見ても極端に高速というわけではない中で8秒台を切ってきたのだから評価すべき一戦だろう。


 1着ソルヴェイグは16番枠から好発、ローレルベローチェを行かせて楽に番手につけていく。そこからは無理にローレルを追っかけずに3角。3~4角でもまだ手応え抜群のまま出口で並びかけて直線。序盤でしぶとく抜けだして先頭に立つが、L1ではシュウジが際どく追い込んできて最後は首の上げ下げとなったがハナ差凌いで12番人気での勝利と波乱の主役に躍り出た。まあびっくりというか、フィリーズレビューでも器用な競馬はできていたとはいえ、ここまで33.4という速い流れの中でポンと好発から楽々ついていく、というのは流石に予想できなかった。ローレルベローチェのテンの速さはかなりのモノなんだが、それを煽るぐらいのスタートだったからね。これはかなりのインパクト。坂スタートで抜群の適性を見せられたのは大きい。まあ桜花賞では詰まっていたしフィリーズレビューでは後半加速していく流れでしっかりと抜け出せていたから後半の要素自体は驚かないんだが、このペースで楽々ついていけたという基礎スピード面では大幅にパフォーマンスを上げてきているとみて良い。これなら1200路線は楽しみだし、中京の宮記念とかは多分タイプ的に合うと思うなあ。この感じならアイビスサマーダッシュでも行けそうだし、かなり楽しみになってきた。前掛かりの競馬で前半の総合力を高めてきたし、これならスプリント戦線の中に食い込んできそう。


 2着シュウジは3番枠から五分のスタート、二の足良くスッと先行争いに加わってきてそこからかなり掛かっていたが何とか抑えてコントロール、2列目のポケットに入り込む形になる。3角でもまだコントロールしながら、4角で前とのスペースを詰めつつ上手く進路を取って直線。序盤でローレルとソルヴェイグの間からスルッと伸びてきてL1で並びかけ一旦は出たか?というところまできたが最後は首の上げ下げでわずかに及ばずの2着だった。負けたとはいえ負けて強しの内容。出は五分だったが二の足が非常に速く坂を駆け上がって行くという中でしっかりと前に取り付けた。気分よく行った分だけコントロールしたいときにちょっとかかってしまったのはあるんだが、それでもハイペースだったので3角ではすでに落ち着いていたし、こういう競馬が合ったというのも大きいのかなと。まあ転厩してからがちょっと安定していなかったのがどうかなとも思ったが、高速馬場でしっかりとこのペースについていって要所でスッと加速できていたし、やっぱりペースが上がり切るよりは少し息を入れて要所で再加速してという競馬の方が合っているかな。まあ負けたけど全体的な総合力で力をつけてきているのは確かだと思うし、極端な競馬でない中で1200~1400というのが理想かもしれんね。結構上手く運んだアクティブミノルやオメガヴェンデッタを楽々撃破してきた上位はやっぱり評価せんといかん。まあソルヴェイグも含めて斤量差があったのは確かだけどね。


 3着レッツゴードンキは1番枠から五分に出てそこから押して押しての形になるがそこまで行きっぷりが良くなくて少し時差があってシュウジの後ろにつける形。道中も速い流れではあったが少し手が動くぐらいで折り合いを気にすることもなく3角。3~4角で前とのスペースを詰めていたのでここは我慢。4角でもスペースがない状態でシュウジの直後を取る。直線で追いだされるとそこからの反応でシュウジに見劣ったがL1までジリッとしぶとく伸びて3着を確保した。前日2番人気でう~んと思っていたら当日7番人気かあ…まあ人気に左右されてはいかんけど、難しいところだった。オメガなんか前日7番人気なのに当日1番人気とか何が起きた?ってレベルだしなあ。まあそれはともかく、展開的にはハイペースになっていたと思うが阪急杯と違ったのはやはり無理をしなかったこと。これで後半の良さを一定レベル見せることができたわけなのでこれはやはりそれなりに評価は必要。ただ、完璧に立ち回れているし宮記念上位のアクティブミノルが4着でこれは立ち回りの差で撃破したものの上位2頭には完敗だったことを考えると素直に3歳馬2頭を評価すべきじゃないかと思う。この馬の競馬はしていて恐らく近走の中では一番力を発揮しやすいバランスの中で走れていたと思うし、これで伸び切れなかったというのはあるので。まあこれぐらいの距離で前半無理をしないというのがこれからも重要になってくると思う。


 4着アクティブミノルは9番枠からまずまずのスタート、ある程度積極的に押していくが外のローレルベローチェが行き切ったのでここで控えて2列目の中目で進める。道中も手を動かしながら押して追走、3~4角でも2列目の中目で我慢しながら上手くソルヴェイグの直後で進めて直線。序盤で追いだされるのだがここでの伸びがイマイチ。L1でも踏ん張っていたが上手く内からスルッと伸びたドンキにも交わされての4着までだった。33.7-34.3だからややハイではあるがそれでもこの馬にとってはオーバーにならないレベルではあったと思うしね。まあもうちょっと控えても良かったかもしれないけど、今の函館の馬場を考えるとやはりある程度前にいないと苦しいし。ただこの内容で圏内まで来れないとなるとレベルとして宮記念4着をそこまで評価できない、ということになるんだよなあ。個人的にはやっぱりこれでも若干この馬にとっては厳しいバランスだったかもと思っているが、少なくとも上位2頭には前半の基礎スピード面で完敗を喫しているし何とも。アイビスSDに出て来たら狙いたい一頭ではあるけど、本格的なスプリントGI戦線の中に踏み止めるかとなるとちょっとこの内容では微妙。勝ちに行く形にはなっているけど4角で上手く我慢していたと思うしなあ。


 5着エポワスは5番枠から五分のスタート、じわっと追走しながら最終的には中団馬群の中でオメガヴェンデッタの後ろを取る。3~4角でもオメガの直後を狙って直線で好位列の中目の進路を取る。そこからはジリジリと伸び続けたがそれでも決定的には脚を繰り出せずなだれ込んでの5着完敗だった。ん~まあこのレベルまで来るとペースが上がってもあの位置からでは届かないという感じになってしまったかな。これでもL2再加速の展開になっているし、前が加速する余力を持っていてL1も11.6でまとめているからこれを捕えるのは難しい。ひとまずは基礎スピード負けというところになるけど、まあ昨年オメガやウキヨ辺りとやれていたわけでこれぐらいは走れて当然。特に目新しいところはなかったかな。


12着ティーハーフは12番枠からやや出負けして二の足も悪く後方からの競馬になる。道中も追走しながら3角では後方馬群の外に取り付いて3~4角では大外をぶん回して押し上げて直線。序盤で中団から伸びたいところでジリジリ、L1で甘くなっての12着完敗だった。昨年とは相手が違うからなあ…というところ。去年と同じ競馬をしているし、それで去年は突き抜けきれたが500万下レベルの走破時計。今回も自分の時計に近いだけは走れているんだが、まあ流石に相手強化された中で3~4角であれをやって届くようならもっと重賞勝てているわな、という内容だった。昨年上位勢は軒並み下位に沈んでいるしなあ。やっぱ別にティーハーフが苦手の展開を克服したというわけではなかったのかな、と。


+++++ポイント結果+++++


222


333



1200なんてもう買わないもん;;