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【エプソムC】ルージュ、異次元の豪脚で牡馬一蹴!

サンケイスポーツ 6月13日(月)9時36分配信


第33回エプソムカップ(12日、東京11R、GIII、3歳上オープン国際(特指)、別定、芝1800メートル、1着本賞金4100万円 =出走18頭)天才牝馬が鮮やかな復活劇-。戸崎圭太騎乗で1番人気のルージュバックが、上がり3ハロン32秒8の末脚で豪快な差し切り勝ち。牡馬陣を一蹴して、昨年のきさらぎ賞以来、1年4カ月ぶりの重賞2勝目を飾り、完全復活を強烈にアピールした。今後は放牧に出され、次走は未定。1分46秒2(良)。2馬身1/2差の2着は3番人気のフルーキーで、逃げたマイネルミラノがクビ差の3着だった。

 鮮やか、かつ豪快。強いルージュバックが帰ってきた。馬群が大きく横へ広がった最後の直線で、大外からケタ違いの末脚を発揮。昨年の桜花賞(9着)から続いた長いトンネルを、上がり3ハロン32秒8の驚異の瞬発力で抜け出し完全復活をアピールだ。

 「ずっと申し訳ないレースが続いていたので、きょうは本当にうれしい。ようやく本当に強い競馬を見せられた」

 ゴールの瞬間、愛馬の首筋をポンポンと叩いてねぎらった戸崎騎手は、久々のVに爽やかな笑顔。この週末は土日東京メインVをはじめ6勝の固め打ちで86勝とし、リーディング争いでもルメール騎手(82勝)を抜いてトップに立った。

 大外(18)番から無難にスタートを決めると中団へ。マイネルミラノが前半5ハロン60秒5と遅めのペースに持ち込んだが、ルージュ&戸崎にまったく慌てるシーンはない。直線で追い出しを待つ余裕すらあった。「逃げ馬との差はかなりあったが、絶対にかわせると思ったし、最近では一番いい末脚だった」と鞍上。逃げたマイネルをとらえ、追い込んだフルーキーにも2馬身半差をつける圧勝で、他の騎手から「ビュンと風を切る音が聞こえた」という声が出るほど異次元の強さだった。

 大竹調教師も「前走を叩いての上昇度は毎日感じていた。ようやく力を証明できたね」とルージュの復活に満面の笑み。賞金を加算できたことで、GI出走への賞金的不安も少なくなった。

 1994年ワコーチカコ以来の牝馬Vとなったが、規格外の4歳牝馬にとってはおまけみたいなものだろう。主戦と師が抱くのは「この馬でGIを取りたい」。今年の秋こそ、ルージュバックがその思いを結実させる。 (板津雄志)

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+++++ポイント結果+++++


222

333



あのルメール騎手を抜いてリーディング1位って凄くないですか!!?

Twitterで『大外枠の戸崎は買い!!』みたいに言ってる人もいたけどなんで??