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【鳴尾記念】ダイエット成功!ノブレス、レコードV

サンケイスポーツ 6月5日(日)9時44分配信


第69回鳴尾記念(4日、阪神11R、GIII、3歳上オープン国際(特指)、別定、芝・内2000メートル、1着本賞金4100万円 =出走14頭)川田将雅騎乗の3番人気サトノノブレスが、好位からしぶとく伸びて重賞4勝目を飾った。勝ちタイム1分57秒6(良)は、ヒルノダムールが2011年産経大阪杯でマークした1分57秒8(良)を更新するコースレコード。次走の宝塚記念(26日、阪神、芝2200メートル)で、初のGI奪取に挑む。

 円熟味を増した6歳馬が底力を見せつけた。サトノノブレスが、コースレコードで4つ目の重賞をゲット。前週の日本ダービーをマカヒキで勝ち、これで2週連続重賞Vの川田騎手は、充実の表情で汗をぬぐった。

 「前半からきつい流れの競馬だったので、みんながゴール前は苦しい思いをしていました。もともと強いメンバーと戦っていた馬で、ここでは能力が上でした」

 スタートはひと息だったが、二の脚でカバーして道中は好位を追走。1200メートル通過が1分10秒8という速い流れに乗って直線半ばで抜け出し、最後はステファノスの猛追をクビ差でしのいだ。

 池江調教師は「最近は中性脂肪値が高かったけど、スタッフがカイバの配合を考えてダイエットに成功(前走比10キロ減)して、状態もよかった」と勝因を挙げ、僚馬で昨年の勝ち馬ラブリーデイとともに臨む宝塚記念への期待をふくらませた。



戸崎騎手(ステファノス=2着)「リズムよく運べました。ただ、休み明けのぶん、最後はじりっぽくなってしまいました」


幸騎手(プランスペスカ=3着)「強い馬と同じくらいの脚を使ってくれました。これくらいの距離が合うようですし、頑張ってくれました」


Mデムーロ騎手(パッションダンス=4着)「後肢を落鉄しながらもよく頑張ってくれました」


池添騎手(ヤマカツエース=6着)「ムキにならず、4角もいい感じで回って来られたんですが、追い出すとモタモタして…。休み明けのぶんですかねえ」


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敗因分析のバイブル~競馬をやって何が悪い。より


2016 鳴尾記念(GII) 阪神芝内2000m良
レース回顧・結果

1:57.6 12.6 - 11.3 - 12.0 - 11.7 - 11.4 - 11.8 - 11.7 - 11.6 - 11.3 - 12.2
59.0-58.6M


ペース自体は平均ペースなんだが、入はちょっと遅く、中盤が速いという感じ。前半3Fは35.9なのでそこまで速くないが、向こう正面に入ってからペースが上がり、コーナーでちょっと落ち着いたがまた4角出口から直線で加速という競馬になった。このペースになったのだがそれでもL2最速11.3、馬場を考えればトップスピード戦と言い切るのは微妙だが、それでもトップスピード戦寄りになっているし、このペースからでも一足を使えないと勝負には加われなかったというところかな。パッションダンスが結構がんばれたのもこの辺が大きい気がする。


 1着サトノノブレスは五分には出たが少し出足で見劣ってポジション争いでどうなるかと思ったがなんとか好位の真ん中には入り込む。道中前のメイショウがペースを引き上げていく中でパッションダンスを目標にしながら3角でじわっと2列目に並びかけに行く。3~4角では楽な手応えでパッションダンスに並びかけ、4角でもメイショウに並びかけにいってほぼ先頭列で直線。序盤でそこから追い出されてすっと一足を使って抜け出してくる。L1でもジリッとは伸びてきたステファノスをなんとか封じきっての勝利だった。川田乗れてるなあ…この馬のイメージに関してはほぼつかめていると思う。ゲートからのポジション取りで意外にも苦しんだと思うけど、それでも川田が取り切ってくれたのは勝ち負けを考える上でとても大きかったね。やっぱり基礎スピードを問われたほうがいいと思う。2000で安定しているけど、とりわけ60秒を切る流れで結果が出ていたし、それでも後半の要素を高いレベルで問われてしまうとL1で甘くなることが多かった。結構厳しい流れでも後半要素を削がれず、今回みたいに11.6-11.3の地点でしっかりと差を詰めて先頭に立っているわけで、あの流れでも一足を使ってくるという点では基礎スピードの幅が広い、厳しい流れでも足を使えるだけの許容範囲が広いと見ていいと思う。まあ馬場がここまで高速馬場だとは思っていなかったので、結果的にこれでも脚をある程度残していたステファノスには詰められたけど、まあ決定的にとまでは詰められなかったし、こういう厳しい流れに沿って前受でレース全体の本仕掛けが遅い競馬が理想だと思う。宝塚でもやれそうな気はするんだけどねえ。今まで一度も走っていないのは意外だけど、今年は是非挑戦してもらいたい。


 2着ステファノスは12番枠からやや出負けかなというぐらい、そこまで遅くはなかったが雁行状態の好位列を嫌ってヤマカツの後ろ、中団で脚を残す選択を取る。道中も無理をせずにアズマシャトルの外で進めて自身通過目視で60秒ぐらいで入っていく。3~4角でも外外からここでは仕掛けを待ちながら中団で直線。序盤で好位列にいたヤマカツらをスッと抜き去って伸びかけるのだがL1で減速していくラップの中で突き抜けきれず、それでもさすがの伸びで2着を確保した。遠征帰りの初戦だったことと、58.6と後半もそれなりに速い走破になった中であれだけロスがありながらも直線序盤にキレを見せたのは素直に強かったと思う。まあここまで超高速馬場だとは思ってなかったから、これは仕方ないかなとは思うが、それでも減速ラップの地点では明確に伸びあぐねていたし、ペースが上がったことで究極的なトップスピードに乗せられなかった分だけ惰性でのツッコミも削がれた感じだし、本質的にはやっぱりTS持続型なんだろうなと思う。今回は前半要素で高いレベルのものを持っているサトノノブレスが自分の競馬に上手く持ち込んで2000全体の競馬の中でロスを作ってこれだけやれたのは評価したいし、幅は広げてきた。この内容ならもうちょっと距離を延ばしても面白いかもしれんね。馬場が想定より2段階早かったというのはあったし、超高速馬場巧者っぽいところはこの馬も見せているので、今後もその点は重要かも。超高速ならある程度厳しい流れに対応できる幅が広がってくる感じ。


 3着プランスペスカは2番枠からまずまずのスタートを切ってサトノの取りたい内ポケットの2列目を確保し緩い最序盤の中で完璧なポジショニング。そのまま前にスペースを置いて一列下げて3列目のポケットで進める。流れてから3~4角では好位列の内目でパッションダンスの直後をとって3列目で直線に入る。序盤でそこからすぐにサトノの直後をとって追い出されるとL1でジリジリと差を詰めてきてあわやの場面。最後はステファノスに差し切られたしサトノもしぶとかったがブービー人気ながら3着と波乱の主役となった。まあ最序盤の段階で良い位置を取れたこと、流れてからは無理せずに一列下げて進め、3~4角では内目を立ちまわってと、確かに理想的な運び方ができているんだが、それでもこのメンバー構成とはいえ3着に入ってきたというのは正直驚きかなと思う。正直渋って良さが出る馬だと思っていたので、この超高速馬場の基礎スピード戦、しかも消耗しているわけではない中で再加速も要求されて対応できたというのは、う~ん、ちょっと説明つかないレベルの激走かもしれん。ブラックタイド×BTでロイヤルチャージャー系同士、超高速の2000、厳しい流れで爆走という点ではディーマジェスティに近い配合だったり、結構組み合わせは高速馬場での厳しい流れで合うのかも入れんね。まあ、個人的にはそういった事前には読み切れない部分から事後に見つけていく形でないとなかなか納得出来ない好走だった。これはホント今でもよくわからんね。ほぼ完璧な騎乗だが、それでもここまでやれてしまうとは。


 4着パッションダンスは7番枠から五部のスタートを切ってじわっと先行策、 向こう正面でもじわっとポジションを上げながら2番手につけていきつつ、3角では外からサトノらが並びかけに来たので仕掛ける形で直線に入る。序盤でサトのにかわされるがそれでも一瞬は抵抗して2番手で踏ん張る、L1で下がってしまって最後はやはり甘くなっての4着完敗だった。まあプランスペスカが意外だったので難しいが、それでもサトノノブレス比較でここまでやれたのだからひとまずは良い競馬だったと思う。L2の再加速での一足が使えていたし、超高速馬場で完全なポテンシャル戦にならなかったというのがこの馬にとっては良かったと思うね。ただ、基礎スピードを問われつつも息が入ってトップスピードをはっきりと問われる競馬になったほうが良いと思うし、その点ではやっぱり1周コースだと条件が揃ったとしても強敵相手に互角にやり合うだけの武器はなかったかなと。このペースで淀みも小さくその中でのL2最速では脚をそがれてしまっている感じはあった。新潟2000巧者なのは間違いないし、阪神なら1800の外回りとかのほうがいいかもしれんね。


 5着マジェスティハーツは9番枠から五分のスタート、無理をせずに控えて後方からの競馬を選択する。道中アズマシャトルの直後を狙うような形で中団馬群の中に入っていくような感じで3角。3角でも中団馬群の中で我慢しながら4角で外に出して中団で直線。序盤でそこから追い出されるが内に内に切り込もうとしてなかなか追いにくそう。ただL1まで結局ジリッとしか足を使えずの5着完敗だった。ん~伸びそうで伸び切れなかったなあ。今回は4角では外に出して勝負に行っているし、その分もあったかもしれないが。昨年は直線までずっと内にいたからね。まあ相手関係も案外強敵だったかもしれないし、昨年のラブリーデイにしても本来得意な競馬ではなかったからね。そう考えればまあこの馬の脚は使っているし、今回は上位を褒めるべきかも。去年もそうだけど直線で内に内に寄れたくなる感じなのがなあ…。


 6着ヤマカツエースはこちら


+++++ポイント結果+++++

333

444


サトノノブレスはこのレースに照準を合わせたみたいだけど次走どうすんでしょ??