【宝塚記念】サトノクラウン、国内G1初制覇!

6/26(月) 6:05配信


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◆第58回宝塚記念・G1(6月25日・芝2200メートル、阪神競馬場、稍重)

 第58回宝塚記念・G1が25日、阪神競馬場で行われ、ファン投票1位で1番人気に支持されたキタサンブラック(武豊騎乗)は馬群に沈み、まさかの9着に敗れた。レース後、歌手の北島三郎オーナー(80)は仏G1・凱旋門賞(10月1日、シャンティイ競馬場)など秋の海外遠征を見送ることを明言した。レースは、3番人気のサトノクラウンが国内G1初制覇。ミルコ・デムーロ騎手(38)=栗東・フリー=と堀宣行調教師(49)=美浦=は、ドゥラメンテで2着に敗れた昨年の雪辱を果たした。

 忘れられない苦い思いを、自らの手で払拭した。サトノクラウンとゴールへ飛び込む瞬間、Mデムーロはガッツポーズとともに言葉にならない叫びでほえた。特別な勝利が、感情を爆発させた。「チョー、うれしい!」

 完璧なタクトだった。スタート直後から隣の枠だったキタサンブラックを真後ろでマーク。最大のポイントは向こう正面半ばの1000メートル付近。自ら動き、大本命馬を外からつついた。

 「ペースが遅かった。キタサンブラックを見ていたけど、自分のリズムが一番大事」と話した鞍上を、堀調教師は「ミルコさんが動いて、他の馬も動く競馬になった。この馬に(流れが)向くよう仕向けたのだと思う」と称賛。絶好の流れに乗り、4コーナーを抜群の手応えで進出。直線で力強く脚を伸ばし、最後はゴール前で鞍上が左右を確認するほどの完全勝利だ。

 「今日はイレ込んでいたくらいで、すごくいいと感じた。おとなしかった大阪杯とは全然違った。自信があった。さすがG1馬」。相棒をたたえたミルコは「去年は悲しかったから。ここで全部の夢がなくなった」ともうひとつの思いを口にした。

 1年前の宝塚記念。2着に敗れたドゥラメンテが左前脚を故障。予定していた凱旋門賞を前に引退が決まった。この一年、海外レースの話題が出ると「ドゥラメンテなら…」とこぼす姿があった。「今年は良かったです」。解放されたように、柔和に笑った。僚馬で雪辱を果たした堀師は「違う馬なので。すみません」と語らなかったが、思いは同じだろう。

 昨年12月の香港ヴァーズに続き、国内でもG1制覇を果たした5歳馬の夢は広がる。「春の段階では国内でという話だったが、勝ったことでいろんな選択肢が出てくると思う」とトレーナー。今秋の凱旋門賞挑戦を決めている同馬主のサトノダイヤモンドとの兼ね合いはあるが、再び練り直すことになりそう。「凱旋門賞? いや~、行きたいね」。Mデムーロの言葉がファンの思い。今後の動向が注目される。(宮崎 尚行)

 ◆サトノクラウン 父マルジュ、母ジョコンダ2(父ロッシーニ)。美浦・堀宣行厩舎所属の牡5歳。北海道安平町・ノーザンファームの生産。通算成績は14戦7勝(海外2戦1勝)。総収得賞金は5億7101万1100円(海外1億4606万7100円)。主な勝ち鞍は香港ヴァーズ・G1(16年)、京都記念・G2(16年、17年)、報知杯弥生賞・G2(15年)、東京スポーツ杯2歳S・G3(14年)。馬主は里見治氏。

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騎手コメント

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横山典騎手(ゴールドアクター=2着)「よく頑張ってくれた。思い通りの競馬もできたけど、きょうは半信半疑だった天皇賞の時とは状態が違った。中間の調整の工夫で劇的に変わってくれて、返し馬も全然(前走と)違った。負けたのは残念だけど、勝った馬も強いからね」

浜中騎手(ミッキークイーン=3着)「前走は残念な結果でしたが、きょうは力を示してくれたと思います」

ルメール騎手(シャケトラ=4着)「2番手から運んだが、あまりリラックスして走れていなかった」

岩田騎手(レインボーライン=5着)「3コーナーから馬場のいい外に持ち出して追い上げました。ただ、早めにスパートしたぶん、最後は脚が上がってしまいました。それでもそんなに負けていませんし、よく頑張ってくれました」

和田騎手(ミッキーロケット=6着)「ゲートは出てくれたんだけど、きょうは内へささってしまって…。馬場自体は気にしていなかったんですが、難しい」

▼7着スピリッツミノル(幸)内々を回って早め早めに動いて、4角では上位に来られる雰囲気。最後は馬場の悪い所を通った分があったかも。

福永騎手(シュヴァルグラン=8着)「逃げもありかな、と思っていた。ペースは楽だったし、馬場のいいところを走らせたけど…。それでも脚のかかりが悪かった」

武豊騎手(キタサンブラック=9着)「走らなかったですね。正直、よくわからないです。ここまで(負けるの)は初めてだから。僕自身も残念。雨も思ったほど降らなかったので、馬場もそこまで影響するほど悪くなかった。状態も返し馬も悪くなかったし、レースで不利があったわけでもない。全部勝つっていうのは難しいですね、やっぱり」

 松山騎手(クラリティシチー=10着)「スタートよく、好位からロスなく運べました」

 川田騎手(ヒットザターゲット=11着)「のめって走っていましたからね」


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敗因分析のバイブル~競馬をやって何が悪い。より


2017 宝塚記念(GI) 阪神芝内2200m稍
レース回顧・結果

2:11.4 60.6-59.1 S^1
12.5 - 11.1 - 11.6 - 13.1 - 12.3 - 11.7 - 11.6 - 11.8 - 11.7 - 11.8 - 12.2

 宝塚記念の全体像の読みとしては結構近いところにあったとは思う。逃げ馬が読めなかったけどキタサンが番手~2列目外で様子を見ながら、それをサトノクラウンが突くことでレースの動き出し自体は早くなり、馬場も悪くはなったので早いラップを踏ませずの完全なポテンシャル特化戦。馬場を考えると6Fでこれだけ長く11秒半ば~後半を維持し続けるのはポテンシャルが非凡でないと戦えない。ゴールドアクターを拾えなかったけど、まあこれに関してはちょっと難しかったかな。いずれにせよスローロンスパで典型的なポテンシャル特化戦。


1着サトノクラウン


 11番枠からやや出負けしたがそこからも急かさずじわっとリカバーしてキタサンブラックを意識できる中団ぐらいでまずは進めていく。前半は無理をせず、1~2角でペースダウンしたところで上手く取り付いてと結構理想的にリカバーして向こう正面では好位の外。そのままの勢いでキタサンブラックの外まで並びかけてここでキタサンに仕掛けのスイッチを入れさせて自身は後退とトラップを仕掛ける。3~4角では好位列でキタサンの一つ内、ペースが上がったところで無理なく楽に追走、4角でもキタサンブラックの直後を通せる選択を持って少し仕掛けを待ってスッと進路を取って直線。序盤で一気に突き抜けると後はポテンシャルの塊であることを示し、最後まで誰も寄せ付けなかった。


 この馬に関してはずっと一貫して言ってきていることだけど、後半のポテンシャル特化戦なら現役最強の可能性がある馬だったと。そしてそれを最強とまではいわないも高いレベルであることを証明してくれたという形。まあキタサンブラックが沈んだので何とも言い難いし、2着が完璧に立ち回ったと言ってもこういう展開が合わないゴールドアクターだったから難しいけど、このメンバー構成で雨で渋った中でのポテンシャル特化戦なら当然自信はあった。仮に万全の状態のキタサンブラックが相手でもこの展開なら捻じ伏せていると思っているけどね。ただ、思い返してもらえればいいと思うんだけど、皐月賞の時にルメールに対して向こう正面で動かなかったことで要所で置かれたのが敗因としては大きいって書いてたと思うんだが、要はこういうことなのです。レース全体のスイッチを入れてしまえば終始11秒台半ば~後半ラップをこれだけ踏めるわけで、これを活かさない手はない。緩い地点からトップスピードに乗せるのが苦手な馬なので、こういうポテンシャル型は早めに仕掛けることで5~6Fで分散して他の鋭さを削ぐ。そういった意識が必要になる。今日のミルコに関しては100点満点の騎乗ですよ。向こう正面で勝ったな、と思えるぐらい完璧やった。それと、昨年の宝塚記念では伸びなくて今年は完勝した。一見馬場も悪くてタフな競馬でごっちゃにしがちなんだけど、昨年は2秒近いハイペースで後半のポテンシャルを前半の基礎スピード面で削がれてしまったと考えるべき。今年は入りがそこまで速くなくてしかも中弛みで取り付いたこの馬としては前半急かさずいい位置を取れた形。前半の入り方、中盤のリカバーからのフェイク仕掛け、キタサンをそのトラップに乗せてからのコース取り、直線での進路の取り方。全てがパーフェクトだった。人馬が噛み合って勝つべくして勝ったと思う。キタサンどうこう関係なしに、今日はサトノクラウンとミルコ・デムーロの日だったと声を大にして言いたいね。


2着ゴールドアクター


 2番枠から好発を切って最序盤は促していたが思った以上に外の先行勢が来るので無理せず外目に誘導しつつ中団馬群の真ん中でどうにでもなる入り方を選択。1~2角で緩んだところで息を入れつつ中団馬群のちょうど真ん中でキタサンブラックを意識できる位置。向こう正面でも掛かり気味だなというところを上手くミルコが仕掛けてくれたことでレースが流れる、そこで中団の中目から徐々に内を意識しだす。3~4角では各馬が急いて仕掛けていく中で一頭だけ無理せず最内に誘導、4角でもリスクがある隊列の中で上手く我慢して直線。序盤で捌いて一気に2列目に並びかけてくると、L1で抜け出したサトノクラウンに食らいつくが流石にサトノとの差はなかなか詰まらずの2着完敗だった。


 The横山典弘。福島で結構こういう競馬をすることが多いんだけど、3角の時点でサトノ・ミルコが動いたことでペースが上がったのを確認してからは老練というほかない内へのシフト、この辺りの切り替え方が速いのが勝負したる所以だね。仮に、このロンスパの流れで外からキタサンの後ろのサトノをマークしながら進めてポテンシャル勝負に正攻法で入って行ったらちょっと難しかったかなと思う。もちろんサトノクラウンに外から蓋をされるような格好ではあったので、その辺も内に絞らざるを得ない状況ではあったけどね。ただ結果的にごまかしを利かせながらしっかりと直線で一足を使って抜け出してきたのは3~4角の立ち回りが大きいと思う。そして内での立ち回りが本来この馬の身上でもあるわけで、2着でもこの辺り上手く適性と展開に対しての判断の良さが結果に繋がったかなと思う。ただ馬券的にはゴールドアクター抜けのひとは多いんじゃないかなぁ。ちなみに土曜の高速馬場状態なら迷わずゴールドアクター本命だったんやけどね。ポテンシャル特化で2着に来るとはちょっと想像できなかったなあ。この感じだと秋の府中開催は侮れん。


3着ミッキークイーン


 8番枠から五分のスタート、そこから無理せず馬なりで中団の中目に入っていき、隊列の様子を見ながら最終的にはゴールドアクターの後ろ、後方寄りで進めていく道中サトノクラウンが疑似仕掛けを敢行したことでペースが一気に流れる中で後方の中目で様子を見つつサトノクラウンの直後を狙って3角。3~4角でもサトノクラウンの直後でしっかりと我慢、4角で手が動いて後方で直線。序盤で鞭が入るがここでの反応は一息。それでも徐々に伸び始めて3列目からL1できっちりと2列目から抜け出し単独の3着を確保した。


 この馬なんかまさに典型的なヴィクトリアマイルが合わなくて宝塚記念のタフな展開が噛み合った馬。昨年のヴィクトリアマイルみたいに超高速でも上がり切って淡々としていたら対応してきたけど、今年のヴィクトリアマイルは雨の影響で仕掛けが遅れる形に巻き込まれていたからね。エンジンの掛かりが遅いし速いラップを踏まされてもいいけど減速地点で伸びてくるのが身上。有馬や宝塚記念で善戦できるんだからポテンシャルは牝馬戦線では最強クラスだと思うけどね、今の段階ではまだ3歳馬は除くが。今日に関してはサトノクラウンの直後を取った段階で色々な意味で好走できたかなと思う。ただ、ポテンシャル特化のサトノクラウンの後ろからポテンシャル特化戦でそれ以上に差し込んでくるのは流石に難しい。ゴールドアクターの様に上手く立ち回るという選択肢もなかったし、まあ無難に乗ってくれたかなと。馬もポテンシャルの高さでここまでやれたのは今後につながるけど、昨年のヴィクトリアマイルの感じから一度天皇賞秋の舞台で噛み合ったときにどこまでやれるか見てみたいけどね。スローになりがちなエリ女を使うぐらいなら流れる可能性もある秋天とかJCとかの方がいいと思う。札幌記念とかでもいい勝負しそうだし、今年の秋のローテがどうなるか。


4着シャケトラ


 6番枠から五分のスタート、そこからじわっと促す程度で楽に先行して2番手を確保し、キタサンブラックより前で主導権を握る。道中も逃げるシュヴァルグランにじわっと競りかけるが決してペースを引き上げるというところまでは行かない絶妙なところでコントロール、しかしこれを崩しに来たミルコによって超ロンスパ戦に持ち込まれる。3~4角でも馬場の良い外目から勝負に来たキタサンブラックを内で前受けして直線。序盤で先頭列からしぶとく粘り込みたかったが流石に甘くなって最後は下がって4着完敗だった。


 ルメール的にはレースをスローに支配したいところはあったと思うし、それをしっかりとやってきたのでこれは好騎乗の部類だと思う。まあ逃げ馬がシュヴァルグランだとは思ってなかっただろうが、キタサンブラックに対しては相当なプレッシャーを与えることができた。3~4角でキタサンが上がってきたときにシュヴァルもシャケトラもポテンシャルがあるから早々簡単に前に入れさせることが無かったし、4角で仕掛けて来た時にも外に入れさせなかった。4着という結果だけど、スローからのポテンシャル戦という日経賞で見せたこの馬の持ち味を考えればこれがベストに近い競馬だったと思う。現状では立て直してロスなくきたゴールドアクターには逆転されたけど、今後も長距離戦線では楽しみな一頭。


5着レインボーライン


 7番枠から五分のスタートを切ったが行き脚が微妙、外の先行各馬も多かったので無理せず後方で進めていくパターン。内に入り込んでロスなく最後方列は岩田らしい選択。向こう正面でサトノが動いてくれたのでその流れで前がペースアップをする中外目を選択して3角。3~4角では大外から動いていく形でサトノクラウンのさらに外。4角ではキタサンブラックの直後を進めようとするがここで少し置かれるような感じになってそのスペースをサトノに取られて直線。序盤で最後方列まで下がりかけたがL1でしぶとく踏ん張って5着までなだれ込んだ。


 ん~…まあ何とも中途半端な競馬にはなったかなあ。まずこの馬の場合ポテンシャル戦でも菊花賞で高いパフォーマンスだったとは言えるがあれは高速馬場。日経賞も窮屈だったので何ともだが、今回も前半スローであそこまで後ろからとなるとポテンシャル特化でサトノクラウンの外から勝ちに行くのは流石にちょっと難しかったと思う。てっきり岩田だし早い段階で流れたなら内のスペースを探しに行くと思ったんやけどね。個人的には札幌記念で底を見せない末脚を引き出したならやはり全体のペースが上がってくれた方が良かったかなと思うし、昨年の宝塚記念のような感じの方が良かったかもしれない。今年はサトノクラウンみたいに後半のポテンシャルに特化した馬が合う競馬になっているからね。レインボーラインの評価が難しいところは、実は前半の基礎スピード面と後半のポテンシャルの、TS持続のバランスの良さで成り立っているというところがあると思う。3000で好走したけど、バランスの問題で考えれば本来は1800~2000ぐらいが一番噛み合うかもしれない。今回はステイヤー色が強いレースになったから、その辺りが噛み合い切らなかった要因にもなると思う。まあ岩田らしくない騎乗にもなったから何とも言えんが。

9着キタサンブラックこちら


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+++++ポイント結果+++++

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~タマネギのレース感想~

レース前日関西地方は激しい雨に見舞われ、大雨警報が出されました。
その為、天気と馬場コンディションを心配しましたが
当日朝には雨脚も弱まり、昼頃には晴れ間の見える状態で、
肝心の馬場は土曜までの高速馬場では無く内外差が有るかなりパワーを要する重たい馬場へと変化したように思われます

そしてレース結果はダントツ1番人気キタサンブラックがまさかの9着

これについて清水久調教師は

「返し馬もいつも通りの雰囲気だったし、いつもとそんなに変わらないように見えた。ちょっと3コーナー前で1頭に突っかかられる場面はあったけど、それであれだけ負ける馬じゃないからね。直線を向いてなぜ来ないのか分からなかった。いい状態で迎えられたと思ったんですけど…。難しいですね、競馬は」

 ただ、スタート直後のキタサンブラックの走りについては「テンの行きっぷりがいつもの感じじゃなかった。今までならビュンといく馬なのに」と、かすかな違和感を感じたそうだ。これは戦前に「今回は自分からノッていくというか、内面からにじみ出てくるものがないんです。こういうことは今まで初めてで…」と担当の辻田厩務員が語っていた違和感とつながるもの。今回のキタサンブラックが気持ちの面で普段と違っていた可能性は捨て切れない。


との事。。。


ハナを主張しないキタサンに代わってシュヴァルが先頭で刻んだ1000メートル通過タイムは60秒6。
昨年(同じ稍重)より1秒5遅いペースなのに先行した馬がことごとく伸びなかったのは後半のラップが相当キツかったんでしょうね

12.5-11.1-11.6-13.1-12.3-11.7-11.6-11.8-11.7-11.8-12.2

そんな後半ロンスパに強いのがサトノクラウンとミッキークイーン

特にミッキーは最後直線で詰まらなきゃ突き抜けてたんじゃないですか??

はーまーなーかぁぁぁぁぁl----------(ナースのお仕事風)




2着ゴールドアクターに関してはもう全くわかりません!!!!!!!!!!!!

あまり気温が上がらなかったのが良かった??



………なんにせよ切った馬2頭に1.2フィニッシュされては完敗も完敗。。。


競馬道場の今後につきましては次記事「ランキング発表-6月-」にて発表させて頂きます。

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