【サンスポ杯阪神牝馬S】昨年2着のミッキークイーンが雪辱!重賞3勝目

サンケイスポーツ 4/8(土) 15:41配信


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4月8日の阪神11Rで行われた第60回サンケイスポーツ杯阪神牝馬ステークス(4歳以上オープン、牝馬、GIII、芝・外1600メートル、別定、16頭立て、1着賞金=5500万円)は、浜中俊騎手騎乗の1番人気ミッキークイーン(5歳、栗東・池江泰寿厩舎)が昨年2着のリベンジを果たすとともに、ヴィクトリアマイル(5月14日、東京、GI、芝1600メートル)の優先出走権を獲得した。タイムは1分34秒3(重)。

 レースは雨中で行われ、クロコスミア、エテルナミノル、クイーンズリング、ダンツキャンサー、クリノラホールなどが先行集団を形成。中団を進んでいたミッキークイーンは直線で一気に末脚を伸ばし、後方から追撃してきたアドマイヤリード(3番人気)に1馬身3/4差をつけて完勝した。さらにクビナ差の3着にジュールポレール(4番人気)。2番人気クイーンズリングは15着だった。

 ミッキークイーンは、父ディープインパクト、母ミュージカルウェイ、母の父ゴールドアウェイという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は野田みづき氏。通算成績は13戦5勝。重賞は2015年オークス・GI、秋華賞・GIに次いで3勝目。サンスポ杯阪神牝馬Sは、池江泰寿調教師、浜中俊騎手ともに初勝利。

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騎手コメント

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1着 ミッキークイーン(浜中俊騎手)
「強かったですね。スタートはこの馬なりに上手に出て、意識的に前めにつけて、スムーズに流れに乗って、この悪い馬場の中でもしっかり走ってくれました。エンジンが掛かってからは一瞬の脚でした。昨年は勝っていませんから、今年初戦を勝てて良かったです。ポテンシャルも高い馬なので、この馬ともう一度大きな舞台で勝ちたいですね」

2着 アドマイヤリード(C・ルメール騎手)
「いい状態でした。このいいメンバー相手での2着。内も上手くスペースがあいて、頑張ってくれました。こういう馬場も大丈夫です」

3着 ジュールポレール(幸英明騎手)
「4コーナーでは手応えは抜群でした。ただ、追い出してからは馬場に脚をとられました。きれいな馬場ならもっと良かったと思います」

4着 クロコスミア(松若風馬騎手)
「出たなりでハナを切る形になりました。マイペースで行けましたし、4コーナーでも手応えがありました。馬場も苦にせず力を感じました」

池添騎手(エテルナミノル=5着)「ゲートは少し遅れましたが、外枠でしたし、位置を取りに行けました。最後までよく踏ん張ってくれています」

6着 トーセンビクトリー(武豊騎手)
「道中は折り合いがついていい感じだったのですが、伸びませんでした。道悪なのか、距離なのか...」

9着 ヒルノマテーラ(四位洋文騎手)
「勝ち馬の後ろの位置を取れて、伸びているのですが、この馬場ですからね。良い馬場で走らせてあげたかったです」

小牧騎手(メイショウマンボ=14着)「馬場のいいところを走ったけど反応がなかった」

Mデムーロ騎手(クイーンズリング=15着)「馬場が合わなかったし、落鉄もしていた」


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敗因分析のバイブル~競馬をやって何が悪い。より


2017 阪神牝馬ステークス(GII) 阪神芝外1600m重
レース回顧・結果

1:34.3 47.5-46.8 M
12.5 - 11.5 - 11.6 - 11.9 - 11.8 - 11.2 - 11.8 - 12.0

 まずは重馬場の割には時計はそれなりに出たなという感じ。ただ同日の3歳500万下のマイル戦でも1:35.0は出ていたし、マイル戦は日曜も含めてそこまで時計が出ていなかったわけでもないので、まだ現時点での時計評価は難しいところ。スロー寄りの平均ペースからL3最速で4角の下り坂最速。仕掛けも早い展開になっているし、基本的にはTS持続型、出し切った方が良い競馬にはなったかな。


1着ミッキークイーン


 6番枠から何とか五分に出たという感じ。そこから無理なくじわっと中団の内目に取り付いて流れに乗っていく。3~4角でも中団馬群の中に入り込んで少し促される。4角でジュールポレールの直後を突いて直線。序盤ではやはりジュールら動ける馬に少し置かれるのだがスペースができてから徐々に伸び始め、減速が顕著となったL1で破壊力ある末脚を見せて、久々の勝利を手に入れた。ちょっと考えすぎたかな。単純に道悪で仕掛けのポイントが早くなって最後の減速度合いが大きくなってしっかりとバテ差せればトップレベルのこの馬が勝って当然、というところで予想的には下手にこねくり回すとダメという典型になってしまった。調子が悪いときは得てしてこういう判断能力が拙いことが多いから、調子が悪い時こそなるべくフラットに自信をもってあまり考えすぎないこと、だと思う。反省が多い。馬自体は有馬でも見せているように基本的にはポテンシャルタイプで仕掛けが早くなれば減速地点での伸びはこのレベルの牝馬では一枚上。ショウナンパンドラがいなくなれば牝馬のポテンシャルタイプでは現役最強だと思うし、今回も3角以降動いていく過程では手応えの悪さを見せたけど、きっちりと減速地点でバテ差してきたのは流石でしょう。


2着アドマイヤリード


 16番枠から出負けして後方からの競馬はいつも通り。道中も無理をせずに後方集団の内目に入って仕掛けを待ちながら我慢。3~4角でも最内でジッと足を残しながらコーナーワークで上手く中団まで押し上げて直線。序盤でそこから最内に切り込んでスルスルと伸びてきてここではミッキークイーンより伸びは良い。L1ではミッキーにばて差されたがそれでもジュールポレールは撃破して2着を確保した。ルメールらしい、我慢したいところで我慢して脚を残して直線に入ってきたというのも良かったと思う。L3の4角が最速地点となっているのでここを最内で押し上げられたのはラップ推移的には良かったし、土曜~日曜を見ても内の馬場自体が悪いという感じはそんなにないので結構良い騎乗だったんじゃないかなと。馬自体はマイルでは忙しいかもと思った中、重馬場の平均ペースでこれだけやれたならひとまずクリアしてきたかなという感じ。軽い基礎スピードと総合力が問われるヴィクトリアマイル向きではないと思っているけど、ここで賞金を詰めたのは今後を考えると楽になるかな。ここ数走の充実度をしっかり評価しないといけなかったかなあ。ローズS組の順序も変わっているし、ちょっとここを意識しすぎた。


3着ジュールポレール


 8番枠からまずまずのスタート、そこから楽に好位の中目につけて進めていく。道中で外から上がっていった馬がいたのでそれをやり過ごしながらじわっと追走して3角。3~4角でも好位の外目から進めながら促されつつ3列目で直線。序盤ですぐに2列目に取り付いて単独の2番手まで上がっていい脚を使う。L1で一瞬だけ先頭に立ったが外からミッキークイーンにあっさり、内からはアドマイヤリードの強襲を受けての3着と賞金積めず悔しい結果となった。結果的に見てもやはりL3最速戦で出し切りやすい展開になったのがこの馬のギアチェンジ含めた動き出しでの良さを活かし切れずの3着だったかなという感じ。道悪自体は問題なく戦えたと思うけど、それに寄っての展開面がマイナスに作用した形かなあ。こちらはアドマイヤリードとは逆に府中のマイルで見てみたい一頭だなと思っていただけに、ここで賞金を積んで本番に…と思っていたんだけどそれができなかったのは個人的にはちょっと残念だなあ。出て来てくれればチャンスはある一頭。


4着クロコスミア


 4番枠から好発、クイーンズを行かせてスッと控えて番手で実質的に主導権を握る理想的な入り方。途中でクイーンズリングが下げたので楽にハナを奪い取ってそのままレースを支配。3角でもペースを引き上げずに我慢、引き付けながら進めていたが4角で番手のエテルナミノルが突いてきたのでここで仕掛けて一気に出し抜く。序盤で3馬身ぐらい広げたがそこから甘くなるのがちょっと早く坂の手前では射程圏内に。L1では下がって4着完敗だった。結局仕掛けが早かったね。L3の坂の下りでエテルナミノルが競ってきてはいたけどここでは我慢してほしかった。L2の直線地点で一気にという競馬が欲しかったけどL3の4角地点で動いてしまったので減速が早かったし惰性を削いで坂の上りにも入ってしまった。本当にいい脚は一瞬しかないから、前受して仕掛けを極力待ちたかったがそれができなかったかな。特に今回はある程度ペースを作って縦長に近い競馬ができていただけに本当にもったいなかったかな。仕掛けを待てていたらミッキークイーンもアドマイヤリードも動き出しで内目で少し苦労した可能性が高かったし、もうちょっと際どい競馬になっていた可能性もある。いずれにせよ仕掛けをもうワンテンポ待ちたかったかな。


5着エテルナミノル


 13番枠からやや出負け、押して押してのリカバーで3角まで長い時間をかけて外から押し上げて先行していく。3~4角では番手の位置からクロコスミアにプレッシャーをかけていくが4角出口で一気に仕掛けられて出し抜かれる。直線では一気にジューヌエコールに抜かれ、勝負圏内からは置いていかれるが最後までジリジリと伸びてクロコスミアとの差はジリッと詰めての5着完敗だった。まあ出負けしてしまったしこのレベルでああいう競馬になるとちょっと難しかったかな。ただ、前後半のバランスもある程度基礎スピードを問われたわけだし、この馬としては悪くない流れになってはいると思うから現時点ではこのクラス相手にちょっと足りないなとは感じる。確たる武器が無いから展開や相手に恵まれないと重賞戦線でマイルではちょっと苦しいかもしれん。タイプ的にも少し距離を延ばして先行させてという競馬を見てみたいね。1周コースを試しても面白いと思う。


6着トーセンビクトリー


 5番枠から好発、意識的には出していかずに控えてという感じだったが思った以上に行けずに中団馬群の中に呑み込まれてしまう。そのまま3~4角でも中団馬群の外で進めて直線勝負。序盤でそこから追いだされるが少し窮屈。それでも捌いて一瞬は伸びかけたがL1でのバテ差しはイマイチで離されての6着完敗。使える脚の絶対量が足りない馬なのでああいう位置取りになってしまうと流石に難しいだろう。前に行ってこの流れでやれたかどうかはあるが、流石にあの位置では苦しい。意識的に出していかないというテーマがあったかもしれないけど、それでもあの競馬じゃあ馬券買ったファンは納得いかんでしょ。キタサンで勝ったのは良いけど武豊もそろそろ気持ちをしっかりと強く持ってもらわんと困るで。流石に2列目にはつけんと話にならんで。


15着クイーンズリング


 3番枠からまずまずのスタート、そこからじわっと出していくが押し出されるような形になってハナ。そこから控えて2列目のポケットで我慢する選択。3~4角でも最内を立ち回って進めたが置かれ気味に直線。序盤で追い出されて脚が無くすぐに取り込まれて失速。最後は下がってしまった。大幅な馬体重もあったし、その辺りが影響した可能性が高いとはひとまず思う。香港からの検疫明けで状態面に不安があった可能性も考えないといけないなと。レース分析で考えると良い条件ではなかった。重馬場も悪くはないが、L3最速で各馬が出し切りやすい流れなのでこの馬にとっては楽ではない。ただそれでも馬券圏内脱落ラインまでならともかくここまで失速したとなると正直適性とかそういったレベルの負け方ではない。香港帰国からの検疫以降、或いは香港遠征の段階で調整ミスがあったのかなあ。ヴィクトリアマイルではスローだと面白い馬だと思っているのでチャンスはあると思うが、状態面をしっかりとみておく必要はありそうかなあ。追い切りだけ見るといい雰囲気だったと思うんだけど、レースから判断せざるを得ないし、状態面が拙かったと判断するしかないと思う。

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+++++ポイント結果+++++


111


222



~タマネギのレース感想~


生観戦でミッキーを応援!!

見事1着で2,3着も抑えてる!!!!!!!!

ひゃほ~い!!!!!!!!!!!!!





!!!?




…なんで僕の馬券からアドマイヤリードが抜けてるんでしょうか??


これ本当に謎。


たぶん現地で競馬道場に書いた自分のコメントを読み間違えたのかしら???

自分の馬券スタイル的にクリティカルヒットしてもおかしくないだけになんかモヤモヤ。

…ダ…ダストさんの呪いか!!??笑




真面目なレース回顧はラップ見てもSなのかMなのかすらわからん!!

1:34.3って事は重馬場にしては結構タイム出てますよね??

しかも1.2着馬はラスト3ハロン34秒。


翌日の桜花賞が1:34.5の上がり最速がディアドラの34.9

なんじゃこりゃ?????

誰か教えてプリーズ!!!!!!!