下町ドウジョー

どのような競技なのかも正確には知らない『競馬』の、ブログ製作を、成り行きと勢いで引き受けてしまった下町の小さな町工場の2代目(タマネギ)と、好奇心程度の軽い気持ちでそれに参加した予想家たち。そんなメンバーが、競馬予想で東京オリンピック出場を、職人の意地と誇り=モノづくりの心に火をつけられ、「下町ドウジョー」と名付けられたプロジェクトとして、それぞれの持つ技術を結集して競馬予想に挑戦するドラマである。

2018年04月

【天皇賞・春】レインボーライン悲願達成も右前肢跛行を発症…岩田、笑顔なき勝利「心配」

4/29(日) 16:01配信


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最強ステイヤーを決める伝統の一戦「第157回天皇賞・春」(G1、芝3200メートル)が29日、京都競馬11Rで行われ、岩田康誠騎手騎乗の2番人気レインボーライン(牡5=浅見厩舎)が10度目の挑戦でG1初勝利を挙げた。しかし、レース後に故障が発覚。右前肢跛行(はこう)と診断された。

 中団で競馬を進めたレインボーライン。直線では内を突いて、唯一のG1馬シュヴァルグランとの叩き合いを首差制した。ゴール後に馬の故障に気づいた鞍上の岩田はウイニングランに向かわず下馬。10度目のG1挑戦での悲願達成にも「馬の具合が心配」と笑顔はなし。「これだけ距離を走っていますし、痛そうだった。歩様が『あっ』と思ったので下馬しました」と経緯を説明した。

 「末脚はちゃんと持っているのでなんとか届いてくれると思っていました」とレースを振り返り、「出入りの忙しい競馬だったんですけど、うまく馬が対応してくれました」とパートナーをねぎらった。しかし、最後まで笑顔はなく「本当に…。無事で次も出走できればいいと思います」と心配しきりだった。


騎手コメント

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岩田騎手(レインボーライン=1着)「うれしいのはうれしいんですけど、馬のことが心配で…。ゴールしてすぐに歩様があっと思ったんですぐ下馬しました。これだけ距離を走ってますし、痛そうだったんで。(ゴール前の直線は)脚は持ってるんで何とか届いてくれるんじゃないかと思ってました。本当に無事で、次も出走できればと思います」

ボウマン騎手(シュヴァルグラン=2着)「この馬らしい競馬はできた。前にいた馬が早めに下がっていってしまい、ファイトする馬がいなくなってフワッとしている間に後ろからやられた」

三浦皇成騎手「思った通りのポジションを取れなかったですが、そのぶんリラックスして走れていました。上位2頭は強いですね。こういうチャンスをいただいて勝たないといけなかったですが」

和田騎手(ミッキーロケット=4着)「上手に走ってくれたが、最後は同じ脚になった。ロスなく運べれば頑張れる」

蛯名騎手(チェスナットコート=5着)「背負い慣れていない斤量(58キロ)のせいか、進んでいかなかった。いい経験になったと思う」

Mデムーロ騎手(トーセンバジル=6着)「頑張ったが、最後は止まった。直線は一瞬きたけど、外枠で厳しかった」

四位騎手(スマートレイアー=7着)「ポジションを取らず、じっくりと、との指示。最後はきているが。この距離でも頑張ってくれた」

ルメール騎手(アルバート=8着)「スムーズじゃなかった。内からプッシュされて外を回り、止まってしまった」

浜中騎手(シホウ=9着)「この馬のペースで行って、バテずに最後まで頑張った」

 松山騎手(ヤマカツライデン=10着)「この馬の競馬はできたし、しっかり踏ん張ってくれた。そんなにバッタリとは止まっていない」

 国分恭騎手(トウシンモンステラ=11着)「しまいにかける競馬で頑張ってくれました」

川田騎手(サトノクロニクル=12着)「勝ちに行く競馬をして、精いっぱい頑張ってくれました」

 福永騎手(ソールインパクト=13着)「調子はよかった。4コーナーまでは手応えがよかったが、勝負どころで現状の力の差を感じた」

藤岡佑騎手(ガンコ=14着)「シュヴァルグランが動いてきて行かざるをえなかった。苦しがっていたところもあったが、これがいい経験になれば」

 宮崎騎手(ピンポン=15着)「最後はいっぱいになったが、恥ずかしくない競馬はできた」

 池添騎手(カレンミロティック=16着)「向こう正面でペースが上がってきつくなった。10歳でよく頑張っている」

 秋山騎手(トミケンスラーヴァ=17着)「自分の競馬はできましたし、よく頑張りました」


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競馬をやって何が悪い。~予想は敗因分析から~』より


3:16.2 60.1-75.5(FA12.58)-60.6 M
13.0 – 11.2 – 11.4 – 12.0 – 12.5 – 12.3 – 12.0 – 13.2 – 12.6 – 12.6 – 12.8 – 12.6 – 12.1 – 12.1 – 11.4 – 12.4

絶対的存在がいないことが巻き起こした少しトリッキーな流れ。名目でみるとヤマカツライデンが刻んだペースで実は前後半フラット、中盤1200mの淀みも小さくハロン平均12.58で刻んでいるので昨年ほどではないにせよペースはタイト。ただし、ポイントは中盤でヤマカツがここで単騎、2番手以降がここでペースダウンしているので実質的には結構中弛みが顕著だったんじゃないかなとみている。そこを突いて押し上げていった馬が仕掛けを早める形になっているが3角では取り付いていた中でL2最速なのでおそらく2段階加速的競馬になっていると思う。目視だが2200通過地点で番手のガンコの位置で2:17.0を切るかな?というぐらい。差のなかった前半1000から比べると1秒以上の差が広がっているので、恐らく実質で見れば1200区間は77秒(12.83)ぐらいじゃないかな。それでもそこまで極端には緩んでいない。時計的にみても遅いように想定よりも時計が掛かっていたのか、低レベルだったのか…結構判断が難しい一戦。

1着12レインボーライン(岩田)

やや出負けという程度から押して追走、ある程度ポジションを狙っていくが結局は後方で進める形となる。ただ早い段階で縦長になったので無理はせずに後方で我慢、スタンド前で内目に入る選択で徐々に押し上げつつ向こう正面。ここでヤマカツが短期の逃げの形になるがペース自体はここで落ちている、ガンコ以下はペースダウンという中でこの淀みに乗じて外から一気にサトノクロニクルが動いてガンコが動かされる前にすっと差を詰めて、という中で中団でじっとして3角。3~4角で好位列が凝縮する形を取られた中で中団で中目で我慢、仕掛けを待って直線。序盤でそこから内に切り込みながらしぶとく伸びてシュヴァルグランの後ろを取り2列目。L1でさらに内に進路をとってしぶとく抜け出し悲願のGI制覇も入線後に故障発生、鞍上下馬。

まずは無事であることを祈りたい。内容的にはThe岩田という感じだったのもあるし、全体的に時計が掛かっていた中で後半の決め手勝負にならなかったというのは結構大きかったかなと思う。使える上りが限定的なタイプなので何かしらアイデアが必要なんだが今回は道中までしっかりとポジションを上げる意識を持てたうえで、実質中弛みで取り付けた面もある。向こう正面以降のトリッキーな流れで各馬が3~4角で外々で、という競馬になったがそこでワンテンポ待ってロスなく立ち回る辺りは岩田らしい内容。L2最速戦なのでコーナーでの立ち回りがそこまで響いたかは分からないが、3角までには射程圏にいたというのが大きいと思うね。中盤までを使ってうまく押し上げられた、前半が速い流れでもあったし後半特化にならなかったのもよかったと。阪神大賞典に近い感じになったかな。もうちょっとゆったりした流れになると踏んでいたんだが、馬場が思ったより重かったのかわからんが、3:16.0の決着は意外だったしこういう中で後半の末脚の絶対量勝負にならなければ。距離にかかわらず流れてタフな競馬になってしまったほうがいいんだろうなあ。

2着11シュヴァルグラン(ボウマン)

まずまずのスタートから様子を見ながら入っていたが、最終的にはじわっと促しながら想像以上に先行、2列目で入っていく。道中もガンコを意識するような感じで4番手で進め、折り合いも楽でそのまま向こう正面。向こう正面で単騎で逃げるヤマカツに対して我慢して離れたところで進めていたがこのあたりから後続が動き出し一気に好位列が凝縮する流れ、ガンコがたまらずペースを引き上げていったのでそれを追いかけながら3角。3~4角でもガンコにじわっと並びかけてここでペースを少し引き上げ前との差を詰める。そのまま4角ではガンコと共に先頭列で直線。序盤でまずは粘っていたガンコを競り落とすと、そこからは1馬身ほどリードをとる。L1で踏ん張っていたが内からレインボーラインにうまく足元をすくわれてわずかに及ばずの2着だった。

意外だったけど一番強い2着といっていいと思う。これ中盤の淀みがここまでなければもうちょっと違ったかもしれんね。前半の1000は60.1でこれに近い位置で入っていったのはこの距離としてはかなり速いと思うし、一方で中盤では実質的にみてかなり緩んでいて、ここでレインボーラインなんかには取り付かれた。また凝縮したので3~4角では好位列が内外広がったことでこの馬自身が上手く内をと取れたのはともかく、レインボーラインなんかはそこまで差のない位置で我慢しながら直線に入れたからね。前中盤でロスの多い入り方をしながら踏ん張れたのは強さだなと思う。言葉で説明するのは難しいが…前半1000を大体60.6ぐらいでFA12.12を5F、そこから6Fを77としてみてFA12.83で入っていったシュヴァルグラン。レインボーラインは目視だが1000通過で大体63秒ぐらいでFA12.60、そこから2200通過を目視で大体2:17.5~後半ぐらい。17秒半ばとしても74.5とFA12.41と前半より速いとはいえ無理のない形でゆるみで取り付いていて3角では3馬身ぐらいしか差がなかった。この辺からも2200mの区間で偏差が小さく無駄が少なかったのがレインボーラインだと思うし、シュヴァルグランは前半が厳しく、中盤が緩すぎたと思う。それでもやれたというあたりこの馬はやはり前半の基礎スピードを活かした方がいいんだと思うね。この距離でしっかりと先行さえできればどういう競馬でも崩れないと思う。まあ今回はレベルに恵まれた感は強いけど(時計や各馬の着差も含めて)内容的には一番強かった。

3着08クリンチャー(三浦)

五分には出たがそこから押して押しての先行策ができずに二の足で見劣って中団ぐらいの位置になってしまうがある程度想定内。道中も中団で折り合いに専念、そこそこ流れている中で無理せず中団でスタンド前を通過、ソールインパクトの後ろから向こう正面。ここで前が一気にペースダウンする中で中団で追走しながら好位列の中に入り込んで3角。3~4角でも好位の内目からしぶとく食らいついて2列目で直線。序盤で外から追い出されるが反応は地味で右手前のまま走っている。それでもそこから手前を換えてL1でもうひと踏ん張り、食らいついて3着は死守した。

この馬も結局のところは中盤のゆるみ、そこから各馬が動くという意識を持ってくれたというところが大きいかな。ただ京都だと3角以降の動きがそこまで悪くないなとは感じる。直線入りで最速11.4のラップを踏んでいてここでは食らいつくのがやっとだったけど、それでも置かれずに最後までしぶとく伸びた。コーナーでロスなく進められたのもよかったと思うし、ラップ推移的にはそうでもないんだけど結果的にみてもここで我慢できている馬が上位に来ているからね。京都の外回りは他と比べてもその辺が大きい。三浦にはあまり期待していなかったんだけど、今日に関しては与えられた条件でうまく乗れたと思う。この馬に関してはなかなか動かせないし、前半で前に行くという選択肢はああなると取れなかったと思う。前走が前走だしね。ただやっぱゲートが不安定だとなかなか難しい面はあるね。このレベルまで来てしまうと今回みたいに取り付くタイミングがあったからよかったけど、中盤もタイトなままだとなかなか取り付けなかったと思うし。軽い馬場だとこのあたりが今後の課題にはなりそう。阪神大賞典もよどみない3000mという中でちょっとしんどかったかなというのもあるし菊花賞も不良馬場というのもあるが微妙にペースが落ち着いたところがある。ステイヤーズSぐらいがベスト条件かもしれない。今回は展開・騎乗で結構かみ合った3着かなと。

4着01ミッキーロケット(和田竜)

五分のスタート、和田が積極的に先行策をとりつつ、最終的には促しつつも下がる感じで好位、カレンミロティックの後ろにつける。スタンド前でも折り合っていい位置で進めて向こう正面。向こう正面でペースダウンしたところで後続が一気に殺到するがその流れで最内のスペースがなくなって下がってくる馬を交わしながら中団に下がる。3~4角でも中団の中目で追走していたが好位列が凝縮している中で我慢できる展開から直線。序盤で3列目から内に切り込み2列目に入ってくる。L1でも内からしぶとく食らいつくがクリンチャーにはわずかに及ばず4着まで。

馬券的にはチャンスかなと思ったんだが向こう正面で前が緩めすぎたことで一気に後続の押し上げを許してしまったことで3~4角で最内をタイトにという競馬に持ち込めなかったのは不運だったと思う。なのでこの4着は決してかみ合っての4着ではなく、まあそれなりにロスなく入れたのは良かったが完璧にはまっていたらもっといい結果だったかもしれない、という感じ。トリッキーな流れに巻き込まれてしまった一頭かなあ。やっぱこの馬は前半もう少し攻めたほうがいいんだと思う。シンプルな末脚勝負ではもう底を見せてしまっているし、厳しい流れの中で結構やれている、今回も前半タイトな中でそこそこポジション取っているからね。今後は2500mぐらいで先行策にシフトしたほうがいいと思う。目黒記念ぐらいに出て先行策をとってくれれば面白い。近走不甲斐ないけど、この感じなら積極的にペースを作る形でもうちょっとやれていいはず。

5着02チェスナットコート(蛯名)

やや出負けしてそこから押して押してポジションを取ろうとするがやはり前は難しく中団ぐらいで進めていく。道中も出していっての下り坂だが折り合いも特に問題なくクリンチャーを見ながらスタンド前を通過。向こう正面の淀みの流れの中で少し手綱を引いて巻き込まれるような感じ、そこから促していって勝負の形で3角。3~4角でトーセンバジルの外々から勝負に行って直線。序盤で好位列からじりじりと伸びそうで伸びず。それでもL1で来るかな、という感じのポテンシャルは見せたが最後まで決定的とは言えず5着までだった。

ポテンシャル勝負で3~4角で前が動いてからの積極的な仕掛けというのは京都の蛯名にしては珍しい感じはあったかな。そこまでに良い位置にいるイメージだったんだけど、向こう正面でのゆるみで巻き込まれてしまったのが想定外だったかもしれない。あそこで労せず前に取り付けていたらまた違ったかもしれないけど、あそこでブレーキを踏んでポジションが相対的に下がってから凝縮する好位列の外からとなるとちょっと難しかったかな。それでもL1まで食らいついているしポテンシャルは良いものを持っている。このレースに限ればうまくかみ合ったか、かみ合わないにせよ3~4角でうまく立ち回れたか、どちらかがないと難しかったと思う。

8着14アルバート(ルメール)

五分には出たかなというぐらいだが行き脚があまりよくないのはいつも通りで後ろから、それでも最序盤はレインボーラインよりは前。スタンド前では後方で我慢していたがここで実は内から押し上げていたレインボーラインに前に行かれている。向こう正面では強烈に緩んだことでここで取り付いていくことはできたがちょっと半端な形になって中団の外から3角と最悪の入り方。3~4角では凝縮する好位列の一番外を回す羽目になり、そのまま4角まで加速していく流れで動かしながら直線。序盤でそこからもそれなりに脚を使っているんだがさすがに厳しくなり、L1までじりじりと食らいつくまでの完敗だった。

ん~半端だった。個人的には3角までのポジションを考えた道中の動きが重要だと思っていて、チャンスはあったと思うんだよね。向こう正面で中弛みが生じたところでしっかりと捲り切ってしまうチャンスはあの位置ならあったと思う。捲り切るぞってイメージでよかったんだけど結局ビビっちゃってできなかった感じ。だからパトロール見ると非常にわかりやすいけどあの位置で3角となるからまた下げようとする意識になっちゃうと。でも取り付いて団子になると好位列は絶対凝縮するのであの位置から押し上げたら当然こうなる。4角地点から直線入りで加速しないといけないという流れで大外から急コーナーの淀の4角出口を立ち回るのは難しい。今年はデムーロも本人比較でいまいちなんだけど、ルメールも結構いまいち。判断力が低下してしまっているし、思い切ってやった時に崩れているからちょっと悪いリズムに入っていると思う。馬自体は前半はかなりゆったり入れていたからもうちょっとポテンシャルを信じて動いてくれて3角までに前目内目を確保できていたら違ったかもしれんね。良い展開だったと思うんだけどそれを利用しきれなかったから3~4角で通すところが最悪になってしまった。この馬は本当にかみ合わんね。

12着10サトノクロニクル(川田)

出負けしてしまってここが少し痛かった。道中も後方に近い位置で進めてトーセンバジルの後ろで我慢させる競馬。スタンド前までは特に動かず1~2角へ。向こう正面で前が実質的にペースを落としたとみたかスーッと外から動いていってここでまずポジションを押し上げていく。ただしガンコもこれに呼応してペースが上がっていく中で内に入り切れないまま3角へ。3~4角ではそれでも中目で追走していたがここで少し置かれ加減、4角でも3列目で少し窮屈になって直線。序盤で加速出来ず下がってしまい、そのまま最後まで良いところなくの完敗。

この馬にとってはちょっと難しい競馬になってしまった。けしかけて3~4角で内というスタンス自体は良かったと思うんだけど、結局このレースって中弛みだけでなくてもう一つトリッキーな要素として実はL2最速戦なんですと。直線入りでもう一段の脚を要求されたんだけど、3~4角で流れが速くなって加速していく中で置かれていたのはこの馬の弱点が出た感じで、やっぱりコーナーで動くというのが難しい馬なんじゃないかなと。だから直線入りでもう一段加速しないといけない、そこまでで反応が悪いから進路を取られて苦しくなっている感じがする。もうちょっとロンスパのイメージだったんだけどね。アルバートもそうだけど思い切ってこの馬もガンコ・シュヴァルグランに競っていくぐらいの感じで良かったかもしれない。まくりに関しては本当に明確に理論立ててやれないと。何のために捲るのか?というところまで考えていってほしいかな。捲りを打ったタイミング自体は良かったと思うけど、この馬のコーナー加速の不器用さを考えるとちょっと中途半端だった。まあルメールもそうだけどかなりトリッキーなレースになってしまったからあんまり批判しづらい。あくまで結果的にみればってところかな。

14着06ガンコ(藤岡佑)

ゲートは五分ぐらいだったが二の足が速くすっと先行策、そこからはコントロールしながらだがシュヴァルグランが思ったよりも前に来たのでおそらく意識して下げずに2列目のポケットで前の流れに入り込んでいく。前半の1000は前の流れに近い位置で3番手、しかし向こう正面で息を入れる意識が働いてペースダウン。ここで後続が一気に取りついて凝縮する流れを誘発して3角。それでも譲らず3~4角でじわっと仕掛けてヤマカツを交わし、4角戦闘でシュヴァルグランとともに直線。序盤でそこから懸命に追われるが徐々に後退、最後は失速した。

う~ん。多分シュヴァルグランの位置取りで焦ったのかなという感じ。前半の入り方自体は別にあれでいいと思うんだけど多分意識的に速い、というのが頭にあったか中盤でヤマカツがペースを落としているのにそれ以上に落としたから単騎逃げの状態になったと。まあ過去の長距離戦では当たり前の中盤のゆるみだけど、今は長距離でも中盤の淀みが少なくなりつつある、そうなると後ろも動くようになってきたからね。不用意に中盤はペースを落としすぎないほうがいい。この馬もシュヴァルグラン同様に前半の入りが速い、中盤が遅い、という中で3角にはリードがなかったわけで、そういう入り方が合わなかったのかなというのはある。これまで前半は割とゆったり進めていたからね。このあたりがGIの流れといえるし、難しいね。ここまで甘くなったのは前中盤に問題があったと思うんだよな。L2最速戦という流れ自体は良かったと思うし…。


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+++++ポイント結果+++++

111

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~タマネギのレース感想~








…こんな重い空気の表彰式あるか!?w




安藤勝己氏のレース後談がまた詩のように格好良くて


2周目の坂の下りでユウガが動いたシーンが勝負の分かれ目やった。最高の位置取りがゆえに動かされたシュヴァルグランと、ジッと動かずに内が開くのを待ったレインボーライン。先日の対談でも話題にした岩田の持ち味、執念のイン差しやった。馬も究極の仕上がりやったで、ゴールまで完全に走りきった。





めちゃめちゃ格好良いけどそれ空の上に顔が浮かぶやつwww


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※イメージ図


右前肢跛行との事ですが命に関わる故障でなくて本当によかったですね。






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やwwwめwwwwろwwwwwww

【青葉賞】蛯名正義27年連続重賞制覇 ゴーフォザサミットはダービー優先出走権ゲット

4/28(土) 16:19配信



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28日、東京競馬場で行われたGII第25回青葉賞(芝2400メートル)は、蛯名正義騎乗の6番人気のゴーフォザサミットが直線伸びて快勝。鞍上の蛯名は27年連続のJRA重賞制覇を達成した。勝ち時計は2分24秒4。

 2着に7番人気のエタリオウが入り、この2頭がGI日本ダービー(5月27日=東京)の優先出走権を獲得した。

 1番人気のスーパーフェザーは3着だった。


騎手コメント

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蛯名騎手(ゴーフォザサミット=1着)「道中はうまく上手に運べた。直線では脚を使ってくれるだろうと思っていた。緩いところがあり、もたれ気味で走っていて、どうかなと思ったが、最後まで伸びてくれた。ダービーの権利を取ることができ、ダービーに参加できることはジョッキーとしてもうれしい。何とか頑張りたい」

 藤沢和調教師(ゴーフォザサミット=1着)「緩い馬なので、使った方がいいということで、中山(スプリングS=7着)を使わせてもらった。調教もずいぶん良くなっていた。東京の長いところが良さそうな馬だから、よかったですよ。ここがうまくいっても、今まで(本番では)散々だったから。今回は力が入っていないのがよかったのかもしれないな。今までは力み過ぎていたのかもしれない。このまま在厩して調整します。本番も蛯名ジョッキーです」


石橋騎手(エタリオウ=2着)「メンコも効いて、上手に走ってくれた。仕掛けるのが早いのは承知で、この馬の力を出そうと。最後まで頑張っている」

福永騎手(スーパーフェザー=3着)「(ダービーの)権利を取れずに残念。上手に競馬をしてくれた。スタートも練習の効果があったね。流れに乗って、最後まで伸び続けているんだけど」

木村調教師(モンテグロッソ=4着)「もともとフットワークが良くて、期待していた馬。見せ場をつくってくれたので、今後が楽しみですね」

柴田大騎手(トラストケンシン=5着)「走る馬。まだ体ができていないけど、能力はある。休ませたらガラッと変わりそう

Mデムーロ騎手(サトノソルタス=6着)「もう少し前に行きたかった。ジリジリ伸びてはいるけど、前の馬とは脚が違った。東京の外枠は大変」

菊沢調教師(ミッキーポジション=7着)「成長はうかがえた。芝でこれだけ強いメンバーを相手に、内容のある競馬だった」

内田騎手(ダノンマジェスティ=8着)「少しかんだけど、折り合いはある程度ついた。いい感じで運べてると思ったけど、3角からの手応えが前走とは違っていた。長距離輸送も影響したのかな」

古川騎手(カフジバンガード=9着)「坂で止まった。いい位置で競馬をできたけどね。距離が少し長い」

 岩田騎手(ディープインラヴ=10着)「若さを見せた。外へ逃げながら走っていた」

ルメール騎手(オブセッション=11着)「息づかいが良くなかった。それで最後は苦しくなって、伸びきれなかった」

 和田騎手(ノストラダムス=12着)「スタートは出たけど、押すとハミをかみそうな感じだったので。まだこれからの馬」

 田辺騎手(スズカテイオー=13着)「ゲートでつまずいて後ろからに。向こう正面で手応えがない感じだった」

 三浦騎手(ユウセイフラッシュ=14着)「気が入っていて、うまくゲートを出すことができなかった。これからの馬」

 柴田善騎手(テトラルキア=15着)「芝は厳しい。ダート馬だね」

 松岡騎手(マイネルサリューエ=16着)「流れに乗れたし、一瞬は来たんだけどね。芝の重賞で相手も強いので」

 大野騎手(クレディブル=17着)「雰囲気は悪くなかった。もう少し時計がかかった方がいい」


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競馬をやって何が悪い。~予想は敗因分析から~』より


2:24.4 60.8-58.6 S^2
13.2 – 11.2 – 11.8 – 12.2 – 12.4 – 12.7 – 12.3 – 12.2 – 12.0 – 11.6 – 11.1 – 11.7

超高速馬場も疑うレベルで軽かったのでそこは考えるべきなんだが、それでもスローでラップ推移もこの感じということを考えると結構ハイレベルだったんじゃないかなと思う。最速11.1とかなり速いラップを踏んでいるし、ペースもスローで2:24.4、後半5Fが58.6とかなり速いし結構インパクトはあったかな。

1着09ゴーフォザサミット(蛯名)

まずまずのスタートを決めてそこから様子をうかがいながら中団に下げて内目で、という形で余裕をもって進めていく。向こう正面でもカフジバンガードの後ろぐらいで好位に近いところ、無理なくこの流れに折り合って入って3角。3~4角でもカフジの外からすっと押し上げて2列目の中目に入り込みそのまま外に誘導して直線。序盤の段階では少しもたれていて外への誘導に時間がかかったが出し切ってからL2でグンと伸びて一気に先頭に立つ。あとは誰も寄せ付けずの2馬身差完勝だった。

カフジもポンと出て、やったと思ったけどこの馬もポンと出た。お前ら仲いいな、と思いつつカフジも頑張ってほしかったがこの辺は距離適性なのかなあ。共同通信杯の場合は出負けしたのが致命傷で末脚自体は足りると思っていたし、それをしっかりと流れに乗って4角出口で2列目付近から使えればそりゃ強い。また2400でスローといっても61秒は切っている、いわば普通のスローで前をとってやれたのは結構収穫になるんじゃないかなと。3F勝負でラストまで寄せ付けてないわけでこの中ではシンプルに1枚上。ポンと出てこの競馬ができればダービーでもいいところまでいけると思うんだけどね。直線外に出すまでに少し苦労していたかな、というぐらい。あとは全ての競馬の流れの中で問題なく走れていたし、折り合いも全く関係なし。本番もスタートだけ気を付けてくれれば面白い存在になった。

2着15エタリオウ(石橋脩)

やや出負けしたがそこから積極的に先行策をとって最終的には好位の外につける。道中も折り合い面で不安なく好位の外目でちょうどゴーフォザサミットに近い位置で進めて3角。3~4角でも外々から2列目に並びかけていくような感じで進めて促しながら直線。序盤で追い出されるが反応は悪く無くじりじりと伸びて先頭列。しかしL2の最速地点で言うほど伸びず、ここで一気にゴーフォザに抜け出される。最後までしぶとく踏ん張って最後は首の上げ下げで何とかダービーへの切符をつかみ取った。

まあ1~4角全てでそこそこのロスはあったが、直線勝負のウエイトが大きいのでそこまで影響は大きくはないかな。その中で直線追い出されての反応そのものは悪くなかったが、坂の上りの最速地点では伸びきれずにジリジリだったし、ゴーフォザサミットが見せたトップスピードの質の高さには明確に見劣った。成長してきているとは思うけど、さすがに本番でどうか?といわれると微妙なラインかな。先行できるし、後ろからでも競馬できるが先行するにしてもやっぱりもうちょっと早めに動く意識が必要かもしれんね。まあそれをやったらやったで今度は差される、という競馬をこれまでもやってきているからこれで4戦連続2着…なわけでね。ここで2着をとったのは立派だけど本当に良くなるのはもうちょい先のような気もするね。

3着10スーパーフェザー(福永)

五分のスタートを切ってそこから無理せず折り合い重視で中団で進めていく。1角の段階で結構力んでいる感じで折り合いを重視しながら向こう正面。向こう正面では折り合って前にエタリオウを置きながら進めていたが外から一気にサトノソルタスが上がっていったので3角ではそれを目標。そこからは好位の外目で押し上げるのを待ちながら4角でサトノの後ろから大外を回して直線。序盤でそこから外に出して追い出されるとじりじりと伸びてくる。L2の段階でもじりじりと伸びて2列目に近いところまで。L1でさらにもうひと伸び欲しかったが最後はエタリオウの踏ん張りにわずかに及ばず権利を取れなかった。

福永にしてはミルコを意識してしっかりと出し切るイメージで乗ってくれたと思うし、それで届かなかったんだからある程度仕方ないかな。まああのスタートだったからもうちょっと前を狙ってもよかったかもしれないが、前半少し力んでいたのでそこで折り合いをというのは仕方ないかもしれない。

4着17モンテグロッソ(北村宏)

五分のスタートからじわっと先行争いに加わっていって最終的にはエタリオウより前に行って離れた2列目の外。そのままうまく折り合って進めて2列目で3角。3角ではそのまま外からじわっと仕掛けて先頭列、4角で更に手が動いて先頭列のまま直線。序盤で追い出されるがここでの反応がいまいち、L2でもじりじりと2列目争いから抜け出せず。最後は外差しに屈して少し離れた掲示板争いの中で4着を確保した。

速いラップを踏む形でどうかな?と思っていたが思ったよりは対応できたという感じ。ただやっぱり高いレベルでとなると質ではゴーフォザサミットに、TS持続ではゴーフォザだけでなく2,3着馬にも明確に見劣っていて惜しい4着ではなく健闘したなという4着。この感じだとやっぱり軽い馬場で決め手勝負は向いてないと思う。血統的にはともかくだがこの感じはステイヤー色が強いと思うし、もう少しロンスパしやすい舞台の方がいいかもしれんね。

5着11トラストケンシン(柴田大)

五分に出てそこから少し外に誘導しながら先行争いの中に加わり、最終的には番手を確保とこれまでにない積極策をとる。道中も前で逃げるディープインラヴを行かせて離れた2番手で実質的にレースを作って徐々に差を詰めながら3角に入っていく。3角でも先頭列の中で進めながら直線。序盤でしぶとく粘っていてL2の最速地点でも抵抗してまだここでは2,3番手をキープ。しかしラストで甘くなって最後は接戦の掲示板争いの中でモンテグロッソに差されての5着。

このポジションを取れたのは収穫だとは思うし、L2の地点ではまだ速度面でそこまで見劣ってなかったからここに関してはモンテグロッソよりは上だった。ただTS持続で甘かったのも事実で、結果としてみればほぼ互角で誤差の範囲での4,5着だったかな。前に行けたし一瞬は良い脚を使えるのでこれができるなら秋にかけて1000万下、準OPぐらいまでならそこそこ勝ち上がっていくんじゃないかな。今の段階ではまだ重賞でどうこうというのは早いと思うけど、秋にかけて地力をつけていければ。

6着18サトノソルタス(M.デムーロ)

やや出負け、そこから様子を見ながらだが序盤は無理せずに中団の外ぐらいを意識して進めていくが1角辺りでは少し掛かり気味。向こう正面では折り合っていたがそこから一気にミルコの手が動いて押し上げながら3角に入っていく。3~4角でも好位の外まで取りついてそのまま直線だが序盤から伸びが足りずに置かれ加減。L2の段階でも手ごたえ悪く、L1まである程度なだれ込んで掲示板争いには加わったが完敗だった。

ん~…向こう正面まくりは万能ではない、というか万能ならみんなやってる。やるタイミングが重要で、今回みたいな展開で押して押してというのは相当ポテンシャルが高い馬でないと難しい(シップみたいなケースは別だが)。今回は全体的にみればスローなんだけど、中盤はそんなに遅くない。多分12.7の地点で緩んだところでという感じだろうが、2列目以降はここで差を詰めていたし単騎で逃げたディープインラヴのラップなので、ここで差が詰まっていた中で押し上げたということは脚を使って押し上げたことになる。展開の利を突いてのまくりじゃなく自力で脚を使っての押し上げだったと。もちろんストレート地点でのまくりは距離ロスがないとはいえ、前が13秒台とかに息を入れたならともかくそうでなければロスも大きくなる。それに対応できるだけのポテンシャルを持った馬ではなかったんじゃないかな。もちろんあの位置にいてはまずい、という判断から生み出されたものだと思うしその判断自体は間違ってないと思うけど、突き詰めれば序盤のポジションで見劣った時点で今の府中2400では厳しかったと思う。共同通信杯は枠とスタートからの流れが良かったのはあるし、それでも期待したんだけどなあ。ゴーフォザサミットが来ているわけだし共同通信杯のレベル自体はそこそこ高かったと思っているんだが。

8着12ダノンマジェスティ(内田博)

やや出負けして無理はせずに外の様子を見ながら中団馬群の中に入っていく。課題の折り合いはやはり少し苦労していて結局外に弾かれて掛かりながら1角へ。向こう正面でも折り合いを意識して手綱を引っ張りつつの流れ。そこで外からサトノソルタスが上がっていったのでその流れに合わせてじわっと促す。3~4角で追い出されるがいまいち反応鈍く後方に下がって直線。序盤でスーパーフェザーの直後から追い出されるがまっすぐ走っているものの伸びない。L1までじりじりと脚を使ってはいたが完敗だった。

3角辺りから促されていたんだがいまいち反応できなかったしこのあたりが動き出しの鈍さという弱点になるかな。仕掛けられてからは比較的まっすぐに走れていたし、そういう点では収穫もあった。ラストももうちょっと伸びそうな感じはしたがエンジンのかかりの悪さがこのラップ推移では響いているのはある。まあそれでもこのメンツに入ってしまうと素材面で底を見せた感はするしね。まだ全体的に見ても重賞レベルでは足りないと思う。

10着06ディープインラヴ(岩田)

好発を切ってしっかりとハナを主張、楽に主導権をとる。道中も単騎気味に進めながら、3角手前で後続に取り付かれる。3~4角でも少し仕掛けを待つような感じで後続に取り付かれて先頭列で直線。序盤で追い出されるがここで少し後退。L1ではさらに甘くなって脱落、最後は失速した。

ん~このレベルまでくるとこのペースでも後続が脚を削がれないんだな、という感じで正直想像以上に相手が強かったんだと思う。未勝利の勝ちっぷりならと思ったし流れ的にも遅すぎない形を作れていたからね。そこからの一足勝負で完全に見劣ったから。ちょっと意外にダメだったなというのはある。もうちょっとやれても良い展開だったと思っていたし、岩田も個人的には想像以上に良いバランスで乗ってくれたと思う。

11着08オブセッション(ルメール)

やや出負けして無理はせず中団馬群の中で進めていく。道中も折り合いを意識しながら中団馬群の中で掛かり気味なのをコントロールして3角。3~4角でも中団馬群の中で進めながら直線。序盤で中団から外に持ち出せずに追い出すも反応が鈍い。L2では鞭が入って追い出されるが伸びない。最後まで良いところなくの惨敗だった。

ん~2400が長いのか?もちろん中団馬群の中でガマンしながら直線で動けって言って動ける馬ではないから展開的に苦しいのはわかった。ただそれでもここまで伸びないとなると流石に致命傷で、う~ん…距離なのかなというほかない。単調な流れの中で良さが出ているのは確かだと思うし、1800~2000ぐらいが合っているとは思うんだよなあ。マイルでは基礎スピード的に今の段階では足りないと思うし。弥生賞でも急激な加速で反応させようとしてよれてしまったし、直線勝負で出し切りやすい条件となると阪神外回りや新潟外回りになるのかな。まあ素材自体はまだいいものを持っていると思っているがそれを引き出すだけの条件が限定的すぎるし、距離も危うい感じだしね。評価を下げないといけないかな。




-------------------------------------------------



+++++ポイント結果+++++

111

222



~タマネギのレース感想~


土曜重賞にめっぽう強いMr.サタデー レコ

馬レコ

中穴ズバピタ的中が多い印象です!

買い目も堅実で、今タマネギが1番参考にしないといけないブログかも…




パイナツさんは参加者唯一の3連複的中!お見事!!!!

しかし今回の配当凄いですよね

3連複 10,910円
馬連  10,940円

なんじゃそりゃwww



安藤勝己レース後談

青葉賞は馬場が良くて流れたで時計は悪くないけど、皐月賞組のほうが全然上。パドック見てるだけでそう思った。ゴーフォザサミットはここ2走がかみ合ってなかったからね。距離もこのくらいがベスト。オブセッションは馬に覇気がない。夏を越す、いや年を跨ぐくらいまで立て直さんと厳しい雰囲気やね



なるほどニャン。

2018年4月29日(日) | 3回京都4日 | - 発走

第157回天皇賞(春)(GI)

芝・右・外 3200m

C-phq49UAAADEoC


予想カテゴリーではレース出走時間までコメント欄に予想を受け付けております


◎=本命[ホンメイ]=「勝つ可能性が最も高い馬」

〇=対抗[タイコウ]=「本命馬を負かすとしたらこの馬」

▲=単穴[タンアナ]=「◎〇に劣るけれど勝つ可能性もある馬」

△=連下[レンシタ]=「1着は無理でも2、3着なら可能性あり」

×=連下と同じ。ポイント集計の都合上×を代用



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コース攻略検証・見解


京都競馬場 芝3200m

京都競馬場 



コース攻略検証・見解
天皇賞(春)のためのコース。よって、年に一度しか行われない。向正面直線半ばからスタート。最初のコーナーまでは417m。1周目の丘はゆっくり上り下りし、1〜2コーナーとその前後どちらかで息を入れ、2回目の坂の上りあたりからペースが速くなり、一気に下ってゴールまで流れ込む。

道中のペース次第で、レースの上がりが34秒台前半になることもあれば、36秒台に突入することも。よって逃げ馬、鞍上のタイプはシッカリと把握しておく必要がある。ただし、キタサンブラックのような実力馬はともかく、スタートからの逃げ切りはほぼない。レース途中で主導権を奪って押し切った12年ビートブラックの例もあるが、スローペースで逃げても決め手のある馬に交わされる。基本は逃げ切りは困難なコースと言える。
とは言っても、直線だけの追い込みで勝つのも難しい。2周目の坂から徐々にポジションを上げ、ロングスパートで押し切るというのが勝ちパターン。自ら位置取りを押し上げることが出来る機動力が欲しい。また、道中の距離損が少ないにこしたことはない。よって、内枠が有利となりやすい。

種牡馬では近5年で3勝のステイゴールドは勿論のこと、注目すべきはハーツクライ。勝ち馬こそ出ていないものの、近5年で6回馬券に絡んでおり、複勝率は46.1%。このコースで最も安定感のある種牡馬と云っても過言ではない。また、長距離戦は騎手の腕がモノをいうとは言われたものだが、蛯名正義、武豊、横山典弘騎手らが近年、勝ち星を挙げている点はその格言の裏付けともいえる。



京都芝3200m|枠順別成績

枠順着度数勝率
単回値
複勝率
複回値
1枠3-1-1-530.0%
1687
50.0%
541
2枠0-1-0-90.0%
0
10.0%
139
3枠1-0-1-810.0%
62
20.0%
177
4枠1-0-1-810.0%
115
20.0%
55
5枠0-0-0-100.0%
0
0.0%
0
6枠0-1-1-80.0%
0
20.0%
57
7枠0-1-1-120.0%
0
14.3%
155
8枠0-1-0-140.0%
0
6.7%
26

京都芝3200m|血統(種牡馬)別成績

種牡馬着度数勝率
単回値
複勝率
複回値
ステイゴールド3-0-0-827.3%
202
27.3%
79
ミスキャスト1-0-0-0100.0%
15960
100.0%
3720
ブラックタイド1-0-0-0100.0%
450
100.0%
170
ハーツクライ0-3-3-70.0%
0
46.2%
264
ディープインパクト0-1-0-90.0%
0
10.0%
65
ジャングルポケット0-1-0-30.0%
0
25.0%
100
マーベラスサンデー0-0-1-10.0%
0
50.0%
735
Cadeaux Genereux0-0-1-10.0%
0
50.0%
770
ゼンノロブロイ0-0-0-30.0%
0
0.0%
0
ダンスインザダーク0-0-0-20.0%
0
0.0%
0

京都芝3200m|騎手別成績

騎手着度数勝率
単回値
複勝率
複回値
蛯名正義2-0-1-240.0%
354
60.0%
244
武豊1-1-1-220.0%
90
60.0%
234
石橋脩1-0-0-150.0%
7980
50.0%
1860
横山典弘1-0-0-150.0%
230
50.0%
130
岩田康誠0-1-0-30.0%
0
25.0%
100
池添謙一0-1-0-30.0%
0
25.0%
347
北村宏司0-1-0-20.0%
0
33.3%
210
武幸四郎0-1-0-10.0%
0
50.0%
110
福永祐一0-0-1-30.0%
0
25.0%
60
田辺裕信0-0-1-20.0%
0
33.3%
490

※検索期間:2012.1.1~2016.12.31



過去10年データ分析

4.5.6歳馬が好成績。
7歳以上は(0.2.2.46)と不振。
馬体重459キロ以下は(0.2.1.18)と不振傾向。
1枠が(5.1.1.12)で5勝と好成績。
先行が(3.6.5.22)で複勝率38.9%とかなり高い数字。
・ただ逃げも2勝、中団も4勝と侮れない成績。
後方は(0.0.0.45)と大不振。
1番人気はなんと(0.0.1.9)で3着1回のみと大不振。
・反対に2番人気は(5.1.1.3)と好成績。
前走勝ち馬&2着馬で8勝
前走日経賞、大阪杯(過去のG2)、阪神大賞典組は好成績。
・反対に前走ダイヤモンドS組は(0.1.0.8)と不振傾向。
・過去5年ディープインパクト産駒は(0.1.0.9)と不振で注意。


↓前年のレース予想記事↓



↓前年のレース回顧記事↓



競馬道場予想師17年度好成績者

111


2018年4月28日(土) | 2回東京3日 | - 発走

第25回テレビ東京杯青葉賞(GII)

芝・左 2400m

imagesD7KXW3KW

予想カテゴリーではレース出走時間までコメント欄に予想を受け付けております


◎=本命[ホンメイ]=「勝つ可能性が最も高い馬」

〇=対抗[タイコウ]=「本命馬を負かすとしたらこの馬」

▲=単穴[タンアナ]=「◎〇に劣るけれど勝つ可能性もある馬」

△=連下[レンシタ]=「1着は無理でも2、3着なら可能性あり」

×=連下と同じ。ポイント集計の都合上×を代用



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コース攻略検証・見解

東京競馬場 芝2400m

東京競馬場 


コース攻略検証・見解

左回りで、一周約2120mとJRA10競馬場の中でも最大の広さを持つコース。

約530mの長い直線が特徴で、途中に高低差2mの急坂もあり、差し・追込が非常に有利。

最後の直線での末脚勝負でスピード・瞬発力を発揮する為に、脚を温存出来るだけのスタミナも必要。しかも、4コーナー正面手前からのスタートとなり、急坂を2度走るので、要するスタミナも相当なものになる。

ダービー、オークス、ジャパンカップと、日本を代表する大レースが行われる舞台。2003年のリニューアルによって、スタート地点が坂の上りから平坦へ移動。そのため、以前よりも多少テンが速くなった。スタート後は、ゴール板を一度通過、コースを一周する。

“スローペースからの瞬発力勝負”というイメージが強い長距離戦だが、クラス、レースによっては緩みのない淡々としたラップで流れることもある。そうなると瞬発力だけではなく、スタミナも併せ持っていることが好走の条件となる。また、1コーナーを上手く入ることが大事。よって、内枠が優勢、外枠が劣勢。しかし、ポジション争いでゴチャつくこともある。特にジャパンCは、動き方が未知数な海外の招待馬に惑わされることも……。いずれにせよ、他のコースと比較しても逃げ切りは困難。差し・追い込み有利のコースだ。


東京芝2400m|血統(種牡馬)別成績

種牡馬着度数勝率
単回値
複勝率
複回値
ディープインパクト29-17-16-10817.1%
90
36.5%
81
ステイゴールド17-12-14-10911.2%
75
28.3%
64
キングカメハメハ11-6-10-849.9%
48
24.3%
54
ハーツクライ10-10-9-749.7%
68
28.2%
62
ゼンノロブロイ7-5-9-4610.4%
114
31.3%
106
ハービンジャー7-1-3-2917.5%
81
27.5%
90
シンボリクリスエス4-8-6-535.6%
100
25.4%
90
ネオユニヴァース4-8-4-436.8%
95
27.1%
69
ジャングルポケット3-7-6-683.6%
16
19.0%
54
ダンスインザダーク3-4-6-445.3%
36
22.8%
125

東京芝2400m|騎手別成績

騎手着度数勝率
単回値
複勝率
複回値
蛯名正義16-11-5-5518.4%
146
36.8%
84
戸崎圭太15-10-10-4319.2%
98
44.9%
101
内田博幸12-9-6-5714.3%
78
32.1%
90
北村宏司11-6-8-5413.9%
68
31.6%
90
田辺裕信7-11-4-519.6%
44
30.1%
74
柴田大知6-4-10-696.7%
37
22.5%
90
三浦皇成5-4-4-517.8%
57
20.3%
55
横山典弘5-3-4-498.2%
94
19.7%
47
岩田康誠5-2-0-2316.7%
143
23.3%
59
吉田豊4-4-5-635.3%
104
17.1%
49

※検索期間:2012.1.1~2016.12.31

東京芝2400m|予想ポイント

  1. 堅く決まりやすいコース
  2. 差し・追込がかなり有利なコース。
  3. 内枠(特に7枠)
  4. ディープインパクト、ハービンジャー
  5. 蛯名正義、戸崎圭太

差し・追込がかなり有利なコース。

枠順では内枠が僅かに有利で、特に2枠が好成績を残している。

種牡馬は、リーディングのディープインパクトが非常に好成績。その他、勝率の高いハービンジャー、回収率の高いゼンノロブロイに注目です。

騎手は、リーディング1・2位の蛯名正義・戸崎圭太が好成績。連対率は共に30%オーバーです



↓前年のレース予想記事↓



↓前年のレース回顧記事↓



競馬道場予想師17年度好成績者

111


競馬上手のコメント↓

ここ4年で大寒桜賞で長く脚を使った馬は3着➡︎2着➡︎2着➡︎2着。今年はアドマイヤウィナーだったし、結局3着と走ったので5年連続で馬券に。改装後の中京とかなり似た適性が求められてる



【マイラーズC】末脚炸裂!サングレーザーがレコードV 福永騎手「最後の決め手にはいいものがある」

4/22(日) 17:00配信


111


4月22日の京都11Rで行われた第49回マイラーズカップ(4歳以上オープン、GII、芝・外1600メートル、別定、14頭立て、1着賞金=5900万円)は、福永祐一騎手騎乗の4番人気サングレーザー(牡4歳、栗東・浅見秀一厩舎)が後方待機から直線、外から豪快に差し切って(上がり3ハロン33秒2=推定)重賞2勝目を飾るとともに、安田記念(6月3日、東京、GI、芝1600メートル)の優先出走権を獲得した。走破時計1分31秒3(良)は従来の記録を0秒1塗り替えるコースレコード。2番手から早めに抜け出したモズアスコット(2番人気)が1馬身1/4差の2着。さらに半馬身差の3着にエアスピネル(1番人気)が入った。

 サングレーザーは、父ディープインパクト、母マンティスハント、母の父デピュティミニスターという血統。北海道安平町・追分ファームの生産馬で、馬主は(株)G1レーシング。通算成績は13戦6勝。重賞は2017年スワンS・GIIに次いで2勝目。マイラーズCは、浅見秀一調教師、福永祐一騎手ともに初勝利。

 ◆福永祐一騎手「きょうは流れも向きましたが、強いレース内容でした。いいフォームで走っていました。最後の決め手にはいいものがあります」

騎手コメント

------------------------------------------------

 ルメール騎手(モズアスコット=2着)「3、4番手でレースができるようになりましたし、直線はいいスピードでした。レコードタイムのなかで頑張っています。もう少しリラックスして走れればいいんですが」

武豊騎手(エアスピネル=3着)「レース自体は悪くなかったと思う。勝ち馬は強かったけど、この馬も反応がいい頃に比べるとちょっと物足りなかったからね。休み明けを使って次はよくなる」

和田騎手(ガリバルディ=4着)「勝ち馬の位置が理想的だけど、取れなかった。ただ、流れは向いたし、道中は我慢がきいてこの馬らしい脚を使えた」

藤岡佑騎手(ベルキャニオン=5着)「いい枠でしたし、スタートを決めてあの位置から。絡まれながらもよく頑張ってくれました」

古川騎手(グァンチャーレ=6着)「スムーズに運べました。最後は決め手の差ですね」

川田騎手(ロジクライ=7着)「早めに追いかける形で、きつい流れになってしまいました」

 浜中騎手(ダッシングブレイズ=8着)「頑張ってくれましたが、固くて時計の速い馬場は合わないので…」

 秋山騎手(ブラックムーン=9着)「外を回る形になってしまったことがこたえました」

 松田騎手(ムーンクレスト=10着)「いい感じで運べましたが、メンバーがそろっていました」

 岩田騎手(ヤングマンパワー=12着)「休み明けで時計の速い決着がこたえたのか、4コーナーで苦しくなってしまった」

 四位騎手(テイエムイナズマ=13着)「休み明けでレコード決着だったからね。使ってよくなれば」

 幸騎手(カデナ=14着)「いつもより前めのポジションで運びましたが、4コーナーで反応がひと息になりました」

-------------------------------------------------

競馬をやって何が悪い。~予想は敗因分析から~』より


1:31.3R 45.8-45.5 M
12.2 – 10.7 – 11.0 – 11.9 – 11.4 – 11.2 – 11.2 – 11.7


レコード決着となったが、上位3頭が抜けていたかなという感はある。ペースは平均ではあるが入りの3Fが33.9と34秒を切っていて、3角の上りとなるL5で11.9とペースダウン。ただ下りからはペースが上がって4角地点のL3地点が最速タイになるのでかなり仕掛けも早い。この馬場を考えると最速11.2は遅い方なので、トップスピードの質やギアチェンジが要求されないタフな競馬になったかなと。基礎スピードと後半のTS持続面を問われたと思う。

1着05サングレーザー(福永)

五分のスタートから無理をせずに中団で進めていく。道中も中団馬群の内内で進めてエアスピネルを目標にできる位置まで入って3角。3~4角でも外に出すエアを目標にしつつもできるだけ内を確保してから出口で直後をとって直線外。序盤で追い出されてすっと伸びてきて2列目、L1でズドンと伸びて前のモズアスコットを差し切った。

福永的最高の競馬、という感じ。エアスピネルを目標にしながらも早い段階では3~4角まだ内で我慢して、それでもしっかりとエアスピネルの後ろを取れるという状況をキープしていたからロスなく進められたし直線入りでの進路の取り方も完璧だったという感じ。まあここまで流れていてスペースがあったからできたことではあるけど、それでも3~4角での我慢が直線最後の伸びをさらに引き立てたというのは確かかなと思う。もちろんサングレーザー自体の武器がTS持続になると思うので、下手を打って出し切れない、というパターンは勘弁だけどここまで流れて3~4角でも速いラップを踏んでいて、という中での立ち回りとしては完璧だったと思う。馬も強かったし、前半ここまで流れるとは思わなかったが阪神カップで見せたように1400の厳しい流れでもしっかりと脚を引き出せていたのがここで活きてきたかなと。基礎スピードも持っているタイプ、力の要る馬場、高速馬場を問わないので今後レベルの高いレースでは絶対に外れないなと。逆にどちらかというと緩い流れで器用さが問われるケースの方が危ないと思う。今回は出し切って良い展開で流れの中でも完璧に福永が運んでくれたからここまで弾けたというのはあるかなと。人馬ともに素晴らしかった。

2着09モズアスコット(ルメール)

まずまずのスタートからじわっと先行させていって様子を見つつ、下げて2列目の外で進めていく。道中も先行争い2頭から離れた2列目外で我慢しながらだが3角手前ですっと上げて番手。3~4角でそのまま番手でペースをじわっと引き上げロジクライをつぶしに行って直線。序盤で堂々馬なりでの先頭、2馬身差ほどのリードをとる。流石にL1で甘くなってサングレーザーには交わされたがそれでもエアスピネルは撃破し2着。

強かったな、という感じ。ペースが速かった中でここまで先行できたのは大きかったしこの馬も阪神1400路線で基礎スピードを磨いてきた感じはする。そこで前半で脚を使ってかつ3角で勝負に行くポジショニング、番手外でコーナーで速いラップを踏みながらもしぶとく踏ん張れたしこれは先々に繋がる一戦だったかなと。瞬間的な切れ味で勝負するよりもこうやって全体の競馬で勝負したほうがいいかもしれない。トップスピードの質も持続力もトップレベル相手に互角にやれるものは見せているけど決定的ではないのはここ2走で感じたところだし、それをマイルに延ばしたことで前半要素を高めてくることができたと。距離もマイル~2000ぐらいまで試しても面白いんじゃないかな。もちろん前目で進めていくという前提ではあるけどね。面白い競馬だったと思うし、この馬場だったとはいえ前目でレコードに近い競馬ができたのは称賛に値する。

3着04エアスピネル(武豊)

まずまずのスタートからある程度様子を見ながら、前が引っ張っていくのを見て中団に下げる選択。道中も中団の内目で進めて無理せず3角。3~4角では外目を意識しながら好位列に取り付き、4角でグァンチャーレの後ろから直線で外。序盤で追い出されてからの伸びが地味でいつもの切れはない。L1でそのままなだれ込むがサングレーザーにも差されてモズアスコットには届かずの3着完敗。

まず前提として追切がいまいちだったとは思っている。良い状態の捌きではなかったと思うので中間一頓挫あったことが影響した可能性は高いだろうと。そのうえで、展開的な面から考えるとやっぱり3~4角で外目を立ち回ったのはこのラップ推移では響いていると。3角下り以降でルメールも勝負に出てそこでペースが上がっている中で、早い段階で進路を意識して自信があったともいえるがここでのロスの差がサングレーザーとは結構あったので、それがこの馬の武器である瞬間的な爆発力を削ぐ形にはなったかな。器用な馬なのでできれば内を立ち回りたいし、特に今回みたいにコーナー最速の展開になってしまうとなおさらかな。その点では完璧に乗ってきた福永との差は出たと思う。まあエアスピネル自身がこういう淡々とした流れに近い、仕掛けも早く出し切る展開がベストではないので、状態面も踏まえて3着なら流石、という感じはするけどね。安田記念ではもう一段状態を上げてきてほしいけど、サングレーザーやモズアスコットとの比較だと高速馬場で単調な流れよりは少し雨でも降ってまぎれたほうがチャンスはあると思うね。この3頭が今年のマイル路線を引っ張ると思う。

4着02ガリバルディ(和田)

出負けして後方からの競馬はいつも通りのパターン。道中も前が飛ばす中で無理せず後方で進めて3角で内から徐々にポジションを上げていき、そのままロスなく立ち回って直線で外目に持ち出しジリジリ。L1でばてた各馬を拾っていって4着は確保も前3頭との差は決定的だった。

ん~展開的にはベストといっていい流れだったと思うし、ゲートが拙かったにせよもうちょっとL1での伸びを期待したんだけどな。少なくとも前3頭を詰めるところまでいってないのでそう考えると物足りない。休み明けの影響があったかもしれない。ベストの展開だったしロスもなく完璧に運んでいたので、これで詰められなかった以上前3頭とは結構な差がある。休み明けを考慮に入れても物足りないかな。

5着03ベルキャニオン(藤岡佑)

五分には出てそこからじわっと促しながら先行策、道中もハナを切るぐらいの感じで進めていたが最終的にはロジクライに譲って2列目のポケットで3角。3~4角でも最内で立ち回って直線。序盤で追い出されるがここでの反応はほとんどなくてじりじりと食らいつくのみで3列目。L1でもそこから踏ん張って5着を確保、という内容。

まあペースを考えると結構強い競馬はできていると思うし、もちろんモズアスコットとかと比較するとあれだが、入りの3Fが33.9の地点で促して入っていったわけだからそこも含めて評価したい。後半の決め手で近走が足りなくなっているわけだし、ここで前半部分を上げてきたならもうちょっと距離を短くしてみてもいいかもしれんね。

7着08ロジクライ(川田)

五分のスタート、そこから促しながら先行争いに入っていってベルキャニオンが内から出ていくのに合わせて促し、最終的にハナを取り切って3角。3~4角でモズアスコットが来たので早めに仕掛ける形で直線。序盤で踏ん張るも2番手をキープするのがやっと、L1で下がって完敗だった。

シンプルに質的に基礎スピードが足りなかったパターンだと思う。前走は高速馬場で流れていたといっても46.3-46.6の流れで自身では少し離れた3番手にいたからね。今回は入りの45.5を自分で刻んでしまったから、高速馬場の中でちょっと質的に足りなかったんじゃないかなと。この辺がマイルはちょっとだけ短いと感じる所以で、1800でペースを引き上げていく競馬の方がこの馬は合うと思う。まあハーツの仔って基本的にマイルはちょっと短いって馬が多いからね。この馬もエプソムCとかに出てくればチャンスは一気に上がってくると思う。マイルなら少し渋ってくれないとこのレベルでは難しいかな。

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+++++ポイント結果+++++

222

333



~タマネギのレース感想~


今週の集計は青葉賞と天皇賞・春です。

天皇賞は盾男不在で秩序が乱れる事必死!

先週コテンパンにされたので
作戦を『いのちだいじに』に変更して挑みたいと思います。



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