【天皇賞・春】レインボーライン悲願達成も右前肢跛行を発症…岩田、笑顔なき勝利「心配」
4/29(日) 16:01配信
最強ステイヤーを決める伝統の一戦「第157回天皇賞・春」(G1、芝3200メートル)が29日、京都競馬11Rで行われ、岩田康誠騎手騎乗の2番人気レインボーライン(牡5=浅見厩舎)が10度目の挑戦でG1初勝利を挙げた。しかし、レース後に故障が発覚。右前肢跛行(はこう)と診断された。
中団で競馬を進めたレインボーライン。直線では内を突いて、唯一のG1馬シュヴァルグランとの叩き合いを首差制した。ゴール後に馬の故障に気づいた鞍上の岩田はウイニングランに向かわず下馬。10度目のG1挑戦での悲願達成にも「馬の具合が心配」と笑顔はなし。「これだけ距離を走っていますし、痛そうだった。歩様が『あっ』と思ったので下馬しました」と経緯を説明した。
「末脚はちゃんと持っているのでなんとか届いてくれると思っていました」とレースを振り返り、「出入りの忙しい競馬だったんですけど、うまく馬が対応してくれました」とパートナーをねぎらった。しかし、最後まで笑顔はなく「本当に…。無事で次も出走できればいいと思います」と心配しきりだった。
騎手コメント
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岩田騎手(レインボーライン=1着)「うれしいのはうれしいんですけど、馬のことが心配で…。ゴールしてすぐに歩様があっと思ったんですぐ下馬しました。これだけ距離を走ってますし、痛そうだったんで。(ゴール前の直線は)脚は持ってるんで何とか届いてくれるんじゃないかと思ってました。本当に無事で、次も出走できればと思います」
ボウマン騎手(シュヴァルグラン=2着)「この馬らしい競馬はできた。前にいた馬が早めに下がっていってしまい、ファイトする馬がいなくなってフワッとしている間に後ろからやられた」
三浦皇成騎手「思った通りのポジションを取れなかったですが、そのぶんリラックスして走れていました。上位2頭は強いですね。こういうチャンスをいただいて勝たないといけなかったですが」
和田騎手(ミッキーロケット=4着)「上手に走ってくれたが、最後は同じ脚になった。ロスなく運べれば頑張れる」
蛯名騎手(チェスナットコート=5着)「背負い慣れていない斤量(58キロ)のせいか、進んでいかなかった。いい経験になったと思う」
Mデムーロ騎手(トーセンバジル=6着)「頑張ったが、最後は止まった。直線は一瞬きたけど、外枠で厳しかった」
四位騎手(スマートレイアー=7着)「ポジションを取らず、じっくりと、との指示。最後はきているが。この距離でも頑張ってくれた」
ルメール騎手(アルバート=8着)「スムーズじゃなかった。内からプッシュされて外を回り、止まってしまった」
浜中騎手(シホウ=9着)「この馬のペースで行って、バテずに最後まで頑張った」
松山騎手(ヤマカツライデン=10着)「この馬の競馬はできたし、しっかり踏ん張ってくれた。そんなにバッタリとは止まっていない」
国分恭騎手(トウシンモンステラ=11着)「しまいにかける競馬で頑張ってくれました」
川田騎手(サトノクロニクル=12着)「勝ちに行く競馬をして、精いっぱい頑張ってくれました」
福永騎手(ソールインパクト=13着)「調子はよかった。4コーナーまでは手応えがよかったが、勝負どころで現状の力の差を感じた」
藤岡佑騎手(ガンコ=14着)「シュヴァルグランが動いてきて行かざるをえなかった。苦しがっていたところもあったが、これがいい経験になれば」
宮崎騎手(ピンポン=15着)「最後はいっぱいになったが、恥ずかしくない競馬はできた」
池添騎手(カレンミロティック=16着)「向こう正面でペースが上がってきつくなった。10歳でよく頑張っている」
秋山騎手(トミケンスラーヴァ=17着)「自分の競馬はできましたし、よく頑張りました」
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『競馬をやって何が悪い。~予想は敗因分析から~』より
3:16.2 60.1-75.5(FA12.58)-60.6 M
13.0 – 11.2 – 11.4 – 12.0 – 12.5 – 12.3 – 12.0 – 13.2 – 12.6 – 12.6 – 12.8 – 12.6 – 12.1 – 12.1 – 11.4 – 12.4
絶対的存在がいないことが巻き起こした少しトリッキーな流れ。名目でみるとヤマカツライデンが刻んだペースで実は前後半フラット、中盤1200mの淀みも小さくハロン平均12.58で刻んでいるので昨年ほどではないにせよペースはタイト。ただし、ポイントは中盤でヤマカツがここで単騎、2番手以降がここでペースダウンしているので実質的には結構中弛みが顕著だったんじゃないかなとみている。そこを突いて押し上げていった馬が仕掛けを早める形になっているが3角では取り付いていた中でL2最速なのでおそらく2段階加速的競馬になっていると思う。目視だが2200通過地点で番手のガンコの位置で2:17.0を切るかな?というぐらい。差のなかった前半1000から比べると1秒以上の差が広がっているので、恐らく実質で見れば1200区間は77秒(12.83)ぐらいじゃないかな。それでもそこまで極端には緩んでいない。時計的にみても遅いように想定よりも時計が掛かっていたのか、低レベルだったのか…結構判断が難しい一戦。
1着12レインボーライン(岩田)
やや出負けという程度から押して追走、ある程度ポジションを狙っていくが結局は後方で進める形となる。ただ早い段階で縦長になったので無理はせずに後方で我慢、スタンド前で内目に入る選択で徐々に押し上げつつ向こう正面。ここでヤマカツが短期の逃げの形になるがペース自体はここで落ちている、ガンコ以下はペースダウンという中でこの淀みに乗じて外から一気にサトノクロニクルが動いてガンコが動かされる前にすっと差を詰めて、という中で中団でじっとして3角。3~4角で好位列が凝縮する形を取られた中で中団で中目で我慢、仕掛けを待って直線。序盤でそこから内に切り込みながらしぶとく伸びてシュヴァルグランの後ろを取り2列目。L1でさらに内に進路をとってしぶとく抜け出し悲願のGI制覇も入線後に故障発生、鞍上下馬。
まずは無事であることを祈りたい。内容的にはThe岩田という感じだったのもあるし、全体的に時計が掛かっていた中で後半の決め手勝負にならなかったというのは結構大きかったかなと思う。使える上りが限定的なタイプなので何かしらアイデアが必要なんだが今回は道中までしっかりとポジションを上げる意識を持てたうえで、実質中弛みで取り付けた面もある。向こう正面以降のトリッキーな流れで各馬が3~4角で外々で、という競馬になったがそこでワンテンポ待ってロスなく立ち回る辺りは岩田らしい内容。L2最速戦なのでコーナーでの立ち回りがそこまで響いたかは分からないが、3角までには射程圏にいたというのが大きいと思うね。中盤までを使ってうまく押し上げられた、前半が速い流れでもあったし後半特化にならなかったのもよかったと。阪神大賞典に近い感じになったかな。もうちょっとゆったりした流れになると踏んでいたんだが、馬場が思ったより重かったのかわからんが、3:16.0の決着は意外だったしこういう中で後半の末脚の絶対量勝負にならなければ。距離にかかわらず流れてタフな競馬になってしまったほうがいいんだろうなあ。
2着11シュヴァルグラン(ボウマン)
まずまずのスタートから様子を見ながら入っていたが、最終的にはじわっと促しながら想像以上に先行、2列目で入っていく。道中もガンコを意識するような感じで4番手で進め、折り合いも楽でそのまま向こう正面。向こう正面で単騎で逃げるヤマカツに対して我慢して離れたところで進めていたがこのあたりから後続が動き出し一気に好位列が凝縮する流れ、ガンコがたまらずペースを引き上げていったのでそれを追いかけながら3角。3~4角でもガンコにじわっと並びかけてここでペースを少し引き上げ前との差を詰める。そのまま4角ではガンコと共に先頭列で直線。序盤でまずは粘っていたガンコを競り落とすと、そこからは1馬身ほどリードをとる。L1で踏ん張っていたが内からレインボーラインにうまく足元をすくわれてわずかに及ばずの2着だった。
意外だったけど一番強い2着といっていいと思う。これ中盤の淀みがここまでなければもうちょっと違ったかもしれんね。前半の1000は60.1でこれに近い位置で入っていったのはこの距離としてはかなり速いと思うし、一方で中盤では実質的にみてかなり緩んでいて、ここでレインボーラインなんかには取り付かれた。また凝縮したので3~4角では好位列が内外広がったことでこの馬自身が上手く内をと取れたのはともかく、レインボーラインなんかはそこまで差のない位置で我慢しながら直線に入れたからね。前中盤でロスの多い入り方をしながら踏ん張れたのは強さだなと思う。言葉で説明するのは難しいが…前半1000を大体60.6ぐらいでFA12.12を5F、そこから6Fを77としてみてFA12.83で入っていったシュヴァルグラン。レインボーラインは目視だが1000通過で大体63秒ぐらいでFA12.60、そこから2200通過を目視で大体2:17.5~後半ぐらい。17秒半ばとしても74.5とFA12.41と前半より速いとはいえ無理のない形でゆるみで取り付いていて3角では3馬身ぐらいしか差がなかった。この辺からも2200mの区間で偏差が小さく無駄が少なかったのがレインボーラインだと思うし、シュヴァルグランは前半が厳しく、中盤が緩すぎたと思う。それでもやれたというあたりこの馬はやはり前半の基礎スピードを活かした方がいいんだと思うね。この距離でしっかりと先行さえできればどういう競馬でも崩れないと思う。まあ今回はレベルに恵まれた感は強いけど(時計や各馬の着差も含めて)内容的には一番強かった。
3着08クリンチャー(三浦)
五分には出たがそこから押して押しての先行策ができずに二の足で見劣って中団ぐらいの位置になってしまうがある程度想定内。道中も中団で折り合いに専念、そこそこ流れている中で無理せず中団でスタンド前を通過、ソールインパクトの後ろから向こう正面。ここで前が一気にペースダウンする中で中団で追走しながら好位列の中に入り込んで3角。3~4角でも好位の内目からしぶとく食らいついて2列目で直線。序盤で外から追い出されるが反応は地味で右手前のまま走っている。それでもそこから手前を換えてL1でもうひと踏ん張り、食らいついて3着は死守した。
この馬も結局のところは中盤のゆるみ、そこから各馬が動くという意識を持ってくれたというところが大きいかな。ただ京都だと3角以降の動きがそこまで悪くないなとは感じる。直線入りで最速11.4のラップを踏んでいてここでは食らいつくのがやっとだったけど、それでも置かれずに最後までしぶとく伸びた。コーナーでロスなく進められたのもよかったと思うし、ラップ推移的にはそうでもないんだけど結果的にみてもここで我慢できている馬が上位に来ているからね。京都の外回りは他と比べてもその辺が大きい。三浦にはあまり期待していなかったんだけど、今日に関しては与えられた条件でうまく乗れたと思う。この馬に関してはなかなか動かせないし、前半で前に行くという選択肢はああなると取れなかったと思う。前走が前走だしね。ただやっぱゲートが不安定だとなかなか難しい面はあるね。このレベルまで来てしまうと今回みたいに取り付くタイミングがあったからよかったけど、中盤もタイトなままだとなかなか取り付けなかったと思うし。軽い馬場だとこのあたりが今後の課題にはなりそう。阪神大賞典もよどみない3000mという中でちょっとしんどかったかなというのもあるし菊花賞も不良馬場というのもあるが微妙にペースが落ち着いたところがある。ステイヤーズSぐらいがベスト条件かもしれない。今回は展開・騎乗で結構かみ合った3着かなと。
4着01ミッキーロケット(和田竜)
五分のスタート、和田が積極的に先行策をとりつつ、最終的には促しつつも下がる感じで好位、カレンミロティックの後ろにつける。スタンド前でも折り合っていい位置で進めて向こう正面。向こう正面でペースダウンしたところで後続が一気に殺到するがその流れで最内のスペースがなくなって下がってくる馬を交わしながら中団に下がる。3~4角でも中団の中目で追走していたが好位列が凝縮している中で我慢できる展開から直線。序盤で3列目から内に切り込み2列目に入ってくる。L1でも内からしぶとく食らいつくがクリンチャーにはわずかに及ばず4着まで。
馬券的にはチャンスかなと思ったんだが向こう正面で前が緩めすぎたことで一気に後続の押し上げを許してしまったことで3~4角で最内をタイトにという競馬に持ち込めなかったのは不運だったと思う。なのでこの4着は決してかみ合っての4着ではなく、まあそれなりにロスなく入れたのは良かったが完璧にはまっていたらもっといい結果だったかもしれない、という感じ。トリッキーな流れに巻き込まれてしまった一頭かなあ。やっぱこの馬は前半もう少し攻めたほうがいいんだと思う。シンプルな末脚勝負ではもう底を見せてしまっているし、厳しい流れの中で結構やれている、今回も前半タイトな中でそこそこポジション取っているからね。今後は2500mぐらいで先行策にシフトしたほうがいいと思う。目黒記念ぐらいに出て先行策をとってくれれば面白い。近走不甲斐ないけど、この感じなら積極的にペースを作る形でもうちょっとやれていいはず。
5着02チェスナットコート(蛯名)
やや出負けしてそこから押して押してポジションを取ろうとするがやはり前は難しく中団ぐらいで進めていく。道中も出していっての下り坂だが折り合いも特に問題なくクリンチャーを見ながらスタンド前を通過。向こう正面の淀みの流れの中で少し手綱を引いて巻き込まれるような感じ、そこから促していって勝負の形で3角。3~4角でトーセンバジルの外々から勝負に行って直線。序盤で好位列からじりじりと伸びそうで伸びず。それでもL1で来るかな、という感じのポテンシャルは見せたが最後まで決定的とは言えず5着までだった。
ポテンシャル勝負で3~4角で前が動いてからの積極的な仕掛けというのは京都の蛯名にしては珍しい感じはあったかな。そこまでに良い位置にいるイメージだったんだけど、向こう正面でのゆるみで巻き込まれてしまったのが想定外だったかもしれない。あそこで労せず前に取り付けていたらまた違ったかもしれないけど、あそこでブレーキを踏んでポジションが相対的に下がってから凝縮する好位列の外からとなるとちょっと難しかったかな。それでもL1まで食らいついているしポテンシャルは良いものを持っている。このレースに限ればうまくかみ合ったか、かみ合わないにせよ3~4角でうまく立ち回れたか、どちらかがないと難しかったと思う。
8着14アルバート(ルメール)
五分には出たかなというぐらいだが行き脚があまりよくないのはいつも通りで後ろから、それでも最序盤はレインボーラインよりは前。スタンド前では後方で我慢していたがここで実は内から押し上げていたレインボーラインに前に行かれている。向こう正面では強烈に緩んだことでここで取り付いていくことはできたがちょっと半端な形になって中団の外から3角と最悪の入り方。3~4角では凝縮する好位列の一番外を回す羽目になり、そのまま4角まで加速していく流れで動かしながら直線。序盤でそこからもそれなりに脚を使っているんだがさすがに厳しくなり、L1までじりじりと食らいつくまでの完敗だった。
ん~半端だった。個人的には3角までのポジションを考えた道中の動きが重要だと思っていて、チャンスはあったと思うんだよね。向こう正面で中弛みが生じたところでしっかりと捲り切ってしまうチャンスはあの位置ならあったと思う。捲り切るぞってイメージでよかったんだけど結局ビビっちゃってできなかった感じ。だからパトロール見ると非常にわかりやすいけどあの位置で3角となるからまた下げようとする意識になっちゃうと。でも取り付いて団子になると好位列は絶対凝縮するのであの位置から押し上げたら当然こうなる。4角地点から直線入りで加速しないといけないという流れで大外から急コーナーの淀の4角出口を立ち回るのは難しい。今年はデムーロも本人比較でいまいちなんだけど、ルメールも結構いまいち。判断力が低下してしまっているし、思い切ってやった時に崩れているからちょっと悪いリズムに入っていると思う。馬自体は前半はかなりゆったり入れていたからもうちょっとポテンシャルを信じて動いてくれて3角までに前目内目を確保できていたら違ったかもしれんね。良い展開だったと思うんだけどそれを利用しきれなかったから3~4角で通すところが最悪になってしまった。この馬は本当にかみ合わんね。
12着10サトノクロニクル(川田)
出負けしてしまってここが少し痛かった。道中も後方に近い位置で進めてトーセンバジルの後ろで我慢させる競馬。スタンド前までは特に動かず1~2角へ。向こう正面で前が実質的にペースを落としたとみたかスーッと外から動いていってここでまずポジションを押し上げていく。ただしガンコもこれに呼応してペースが上がっていく中で内に入り切れないまま3角へ。3~4角ではそれでも中目で追走していたがここで少し置かれ加減、4角でも3列目で少し窮屈になって直線。序盤で加速出来ず下がってしまい、そのまま最後まで良いところなくの完敗。
この馬にとってはちょっと難しい競馬になってしまった。けしかけて3~4角で内というスタンス自体は良かったと思うんだけど、結局このレースって中弛みだけでなくてもう一つトリッキーな要素として実はL2最速戦なんですと。直線入りでもう一段の脚を要求されたんだけど、3~4角で流れが速くなって加速していく中で置かれていたのはこの馬の弱点が出た感じで、やっぱりコーナーで動くというのが難しい馬なんじゃないかなと。だから直線入りでもう一段加速しないといけない、そこまでで反応が悪いから進路を取られて苦しくなっている感じがする。もうちょっとロンスパのイメージだったんだけどね。アルバートもそうだけど思い切ってこの馬もガンコ・シュヴァルグランに競っていくぐらいの感じで良かったかもしれない。まくりに関しては本当に明確に理論立ててやれないと。何のために捲るのか?というところまで考えていってほしいかな。捲りを打ったタイミング自体は良かったと思うけど、この馬のコーナー加速の不器用さを考えるとちょっと中途半端だった。まあルメールもそうだけどかなりトリッキーなレースになってしまったからあんまり批判しづらい。あくまで結果的にみればってところかな。
14着06ガンコ(藤岡佑)
ゲートは五分ぐらいだったが二の足が速くすっと先行策、そこからはコントロールしながらだがシュヴァルグランが思ったよりも前に来たのでおそらく意識して下げずに2列目のポケットで前の流れに入り込んでいく。前半の1000は前の流れに近い位置で3番手、しかし向こう正面で息を入れる意識が働いてペースダウン。ここで後続が一気に取りついて凝縮する流れを誘発して3角。それでも譲らず3~4角でじわっと仕掛けてヤマカツを交わし、4角戦闘でシュヴァルグランとともに直線。序盤でそこから懸命に追われるが徐々に後退、最後は失速した。
う~ん。多分シュヴァルグランの位置取りで焦ったのかなという感じ。前半の入り方自体は別にあれでいいと思うんだけど多分意識的に速い、というのが頭にあったか中盤でヤマカツがペースを落としているのにそれ以上に落としたから単騎逃げの状態になったと。まあ過去の長距離戦では当たり前の中盤のゆるみだけど、今は長距離でも中盤の淀みが少なくなりつつある、そうなると後ろも動くようになってきたからね。不用意に中盤はペースを落としすぎないほうがいい。この馬もシュヴァルグラン同様に前半の入りが速い、中盤が遅い、という中で3角にはリードがなかったわけで、そういう入り方が合わなかったのかなというのはある。これまで前半は割とゆったり進めていたからね。このあたりがGIの流れといえるし、難しいね。ここまで甘くなったのは前中盤に問題があったと思うんだよな。L2最速戦という流れ自体は良かったと思うし…。
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+++++ポイント結果+++++
~タマネギのレース感想~
日刊ゲンダイ 競馬@gendai_keiba笑顔なき勝利──。
2018/04/29 17:25:27
10度目のGⅠ挑戦で悲願のタイトルを勝ち取った #レインボーライン でしたが、故障を発生して入線後に岩田騎手が下馬。
馬不在の表彰式となりました。
思い出すのが、リンデンリリーが制した91年エリザベス女王杯。… https://t.co/Fim2JugGYW
…こんな重い空気の表彰式あるか!?w
安藤勝己氏のレース後談がまた詩のように格好良くて
2周目の坂の下りでユウガが動いたシーンが勝負の分かれ目やった。最高の位置取りがゆえに動かされたシュヴァルグランと、ジッと動かずに内が開くのを待ったレインボーライン。先日の対談でも話題にした岩田の持ち味、執念のイン差しやった。馬も究極の仕上がりやったで、ゴールまで完全に走りきった。
めちゃめちゃ格好良いけどそれ空の上に顔が浮かぶやつwww
※イメージ図
右前肢跛行との事ですが命に関わる故障でなくて本当によかったですね。
やwwwめwwwwろwwwwwww