下町ドウジョー

どのような競技なのかも正確には知らない『競馬』の、ブログ製作を、成り行きと勢いで引き受けてしまった下町の小さな町工場の2代目(タマネギ)と、好奇心程度の軽い気持ちでそれに参加した予想家たち。そんなメンバーが、競馬予想で東京オリンピック出場を、職人の意地と誇り=モノづくりの心に火をつけられ、「下町ドウジョー」と名付けられたプロジェクトとして、それぞれの持つ技術を結集して競馬予想に挑戦するドラマである。

2016年12月

BBSとは、Bulletin Board System(ブレティン・ボード・システム)の略で、掲示板の開設者が決めたテーマに沿って、参加者が自由に投稿し、書き込みを連ねていくことで参加者同士のコミュニケーションができるWebページのことです。

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競馬道場は現在冬休み期間中です(~2月4日まで)



上記期間中のつぶやき・雑談・自慢・愚痴なんでもご自由にお使い下さい。


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年末怒涛の記事作成ラッシュもコレにて本当に打ち止めw

次はきさらぎ賞【予想】記事になる予定です!!

道場休み中の勝ち報告待ってるやで!!!!




私はこの冬休み期間を使ってグーグルフォームの勉強して

新しい予想印投票システム作れたらな~…って感じ!!

ただ本当にPC関係苦手なんで期待はしないでね…笑



得意だったらアドセンスとかもやりたいんだけどね~。

ブログで収益あがればランキング優勝者にプレゼントなり、クマちゃんがこだわってる道場Tシャツ作成資金にするなり出来ますからねwww




それでは……

皆様、よいお年を!!



あっ、東京大章典される方の予想会場はコチラ↓(馬太郎さんのブログです)

東京大賞典予想会場。


有害指定ブログなのでブログから出た時は携帯の煮沸消毒忘れないでね^^






2017/1/22

Googleフォームは予想通り挫折しました。

AJCC参加します。



ボロカスでしたw

111


222


センスねぇわ。。。



image



まずはじめに…




2016年1/29日に競馬道場が誕生してから今日まで333日

炎上する事もなく平穏無事にやり遂げられたのも参加者の皆様のおかげです!


1年間お付き合い頂き本当にありがとうございます!!







それでは12月の月間MVPの表彰に移ります。

今月は6レース集計


金鯱賞
チャンピオンズカップ
チャレンジカップ
阪神ジュベナイルフィリーズ
朝日杯フューチュリティステークス
有馬記念




月間MVP -12月-


参加者名月間獲得 
綾恵945pt   1 位
山田600pt   2 位
押し売り590pt   3 位




有馬記念ポイント3倍キャンペーンによりドラゴンボール並みのインフレ発生。


かなり暴走気味ですが来期からオッズポイントという変換期を迎えるにあたって最後にドカンと打ち上げたかったんです…ご了承を……笑





上記以外で気になったプレイヤーは


ダストさん 6回参加 530pt 月間4位


馬太郎さん 6回参加 470pt 月間10位

道場お笑いコンビの好成績が目立ちました。




…あれ?そういえばダストさん当初は競馬上手グループにいたような……??

いつからお笑いに転向したんだろう……笑






一転不調だったのが

教授 4回参加 60pt 月間23位

チャンピオンズカップ-45
阪神ジュベナイルフィリーズ-5
朝日杯フューチュリティステークス-10
有馬記念120

オッズも加味して印を決められる方なのでそこで躓いてらっしゃいましたね…




そ ん な 教 授 が 競馬本を出版されました!!

詳細は⇒メタボ教授の競馬予想ブログでチェックですよ

非常に勉強になるので、予想の質をレベルアップさせたい方!!

最高にCooLなギアを手に入れてライバルに差をつけろ!!!!



(※考えうる中で最悪のタイミングでの宣伝)








…さて!!

それでは2ndシーズンランキングと年間MVP発表に移りたいと思います!!!



2ndシーズン最終ランキング

※順位ソート


参加者名予想回数合計平均
綾恵26251096.5
押し売り22189586.1
くま子16134083.8
大多26204078.5
よしずみ18141078.3
タマネギ20151575.8
あいりす22161573.4
まさ★26186571.7
じん1069069.0
たま26176067.7
ダスト26170065.4
山田26166564.0
ガイル26162062.3
ウィス1593062.0
ひたむき26160561.7
みくる22132560.2
教授21124059.0
bravo22129058.6
いため950556.1
馬太郎1895052.8
レコ1256547.1
562297544.3
ぴん2691535.2
テンツチ48020











ぐへぁ…


1stシーズンに続き2ndシーズンもyahoo!の牙城崩せず……









だがまだ希望はある!!!


1stシーズン2ndシーズンの合計点で競う


年間ランキングでTopの者こそ道場における真の王者!!!!



さぁ……MY King……


おいでませ!!!!!!!!!!!!







年間ランキング

※1st・2nd両方参加した者のみ対象


参加者名予想回数合計平均
綾恵61501082.1
大多61476578.1
あいりす27198573.5
タマネギ47340572.4
くま子33234571.1
ダスト52361069.4
まさ★59405568.7
じん25157563.0
山田61384063.0
みくる54336562.3
いため21123058.6
たま61356058.4
ガイル43250058.1
5639196550.4
bravo47231549.3
馬太郎44216549.2
ぴん35151543.3





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スヤァ……









う~ん、なんともな結末…。

しかしまぁ、予想としてはツマンナイけど

1番人気にグリグリの印をつける大切さってのを再確認する良い機会にはなったかな?

収支と順位を直結させるには賭け方に工夫が必要でしょうが…。。。



そして来年からは何回も告知してますが

オッズポイント導入開始!!

12月のレース集計で試験導入してみたけどかなり好感触。

ランキングが楽しみだな~って印象です




なんか色々と現状に満足しちゃってて新規メンバーの勧誘とか、道場の説明記事の作成とかしてないけど…


あと5~6人ぐらいなら増えても大丈夫ですからね!!

興味あればドシドシ参加申し込みしてくださいませ。

理想は年齢層を広げる意味で高校生ぐらいの若い子が参加してくれると面白そう。


まぁ、そしたら存在が卑猥な馬太郎さんは隔離しないといけないですけど…笑







-1年を振り返って-


ながなが感謝の言葉をつづっていたんですが…

見直してこっぱずかしくなったんで消しました//////

まぁ、文章を作成する能力が アレ なもんで上手く言葉に出来ませんでしたし…


簡潔にまとめると…






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今年1年ありがとう!

来年もよろしくね!!!





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サトノダイヤモンド最強の輝き世代交代V/有馬記念

日刊スポーツ 12/26(月) 9:31配信


<有馬記念>◇25日=中山◇G1◇芝2500メートル◇3歳上◇出走16頭

 暮れの中山でダイヤが最強の輝きを放った。菊花賞馬サトノダイヤモンド(牡3、池江)が世代交代を成し遂げた。好位から強気の競馬で王者キタサンブラック(牡4、清水久)をねじ伏せ、クリストフ・ルメール騎手(37)は感涙にむせんだ。来年は凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月1日=シャンティイ)挑戦を最大目標に設定し、春は国内で王者の地位を固める。

 10万近い大観衆をのみ込んだ観客席が、涙でゆがんで見えた。右手を突き上げ、振り下ろす。最強の人馬をたたえる大歓声に、まぶたが震え、熱くなった。下馬してゴーグルを外すと、あふれたしずくを右手でぬぐった。サトノダイヤモンドとルメール。堂々たるクリスマスの主役だ。

 「あまり、しゃべれないね…。すみません、テンションがすごく高くて。競馬は難しい時もあるけど、今日はすばらしいです」

 上達したはずの日本語が出てこない。クールな男が声を詰まらせた。そう、まさに、このために日本へ来た。ハーツクライでディープインパクトを破った11年前とは違う。JRA騎手として、デビューから手綱をとり続けた愛馬と勝った。

 「通年免許なら1頭の馬を新馬戦からG1まで乗ることができる。そこが(短期免許との)一番の違い」

 通年免許に合格した昨年2月5日に口にした言葉だ。合否発表の直前、フランスにいた妻バーバラさんとテレビ電話で会話。緊張に耐えるには、最愛の人の姿と声が必要だった。通話中にインターネットで合否を見てくれたのも妻だ。「僕より喜んでた」。母国を離れ、異国の地で生きていく決断を下した2人。お立ち台を降りると、寒さも忘れる熱いキスをかわした。

 ゴールへ飛び込むまでは冷静沈着だった。1周目の直線半ばで中団の外から前へと進出を開始。向正面では3番手まで押し上げた。最後の直線で振りかぶったのは右ステッキ。セオリー通りなら左ムチで追って内のキタサンブラックへ馬体を併せにいくところだが、レース前に池江師から「馬体をくっつけるとキタサンはもうひと伸びする。内外で離した方がいい」と耳打ちされたのを覚えていた。急坂の頂上から再加速して、3頭分ほど外から王者を抜き去った。

 「ハートがすごかった。スーパーホース。乗りやすいから、騎手は仕事が簡単ですね(笑い)。ダイヤモンドは大好き。凱旋門賞が欲しいです。スタミナがあって頭がいい。だからチャンスあります」

 来秋は世界最高峰レースに挑む。日本の馬と、母国でまだ見ぬ頂点へ。冷たい風が乾かしてくれた瞳にはもう、次なる夢が映っている。【太田尚樹】

<有馬記念アラカルト>

 ◆ルメール騎手 05年ハーツクライ以来11年ぶりの2勝目。同騎手は9RホープフルSも勝利。同一日の重賞2勝は、12年6月3日の福永騎手(安田記念、ユニコーンS)以来。

 ◆3歳馬 12年ゴールドシップ以来、4年ぶり17勝目。1番人気でのVは7頭目。

 ◆1番人気 13年オルフェーヴル以来、3年ぶり22勝目。

 ◆1番人気→2番人気→3番人気の決着 77年(1着テンポイント、2着トウショウボーイ、3着グリーングラス)以来、39年ぶり2回目。ワイド(1)(11)200円、馬単(11)(1)770円、3連複(1)(2)(11)1050円、3連単(11)(1)(2)3940円は、有馬記念における各式別の最低払戻金額となった。



騎手コメント

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1着 サトノダイヤモンド(ルメール騎手)
「すごく嬉しいです。キタサンブラックは最大のライバルですし、スタンド前で外にいたのでポジションを上げました。そこからもう一度リラックスしてくれましたし、ゴール前、本当に頑張りました。ハーツクライの時は、日本での初GI勝利。今年、サトノダイヤモンドは人気でしたし、自信もありました。新馬戦からずっと乗ってきた馬で、今年、有馬記念を勝ててすごく嬉しいです。凱旋門賞はサトノダイヤモンドにいいと思います」

(池江泰寿調教師)
「ゴールした時は勝ったかどうか分かりませんでしたが、勝ててホッとしました。状態はすごく良かったです。行く馬は分かっていましたし、枠は外。4~5番手からと思いましたが、少し後ろだと思いました。1コーナーから上がっていった時、大丈夫かなと思いましたし、厳しいレースになると思いました。それでも、手応えは良かったですし、前を捉えられるなと思いましたし、ジョッキーもうまく乗ってくれました。この秋、春よりも断然良くなりました。それでも、背腰に緩さがありますから、そこに芯が通れば1つ2つ上のギアが入り、爆発力も出ると思います。来年は、凱旋門賞から逆算してのローテーションとなり、春は国内に専念します。来年秋、もっと良くなると思います。有馬記念は、幼い頃から大好きなレースです。何回勝っても嬉しいですし、これからもたくさん送り出して盛り上げたいと思います」

2着 キタサンブラック(武豊騎手)
「2番手からは想定通り。最後もいいタイミングで差し返せたかと思ったのですが。3コーナーでサトノノブレスにつつかれたのが痛かったです。去年よりもよく頑張っています」

3着 ゴールドアクター(吉田隼騎手)
「ロスなくイメージ通りに運べて、4コーナーでは勝てると思いました。それくらいの手応えだったのに、そこからギアが上がらず、前を差せずに後ろから差されてしまいました。夏に楽をさせたのが響いたのかもしれません。現状では力を出し切っているので悔いはありません」

中川調教師「乗り方としては満点。最後は勝ったと思ったけど、相手も強くなっているからね」とサバサバとした表情。この後は放牧へ出され、次走は未定。


4着 ヤマカツエース(池添騎手)
「返し馬で状態の良さが分かりました。内々でロスなく追走出来て、直線で伸びるところで両サイドに閉じられてしまいました。切り返すロスがなければもっと走っていたと思います」

5着 ミッキークイーン(浜中騎手)
「男馬の中で十分に頑張ってくれていますし、よく走ったと思います」

6着 シュヴァルグラン(福永騎手)
「五分のスタートで、サトノダイヤモンドを見る悪くない位置につけられましたが、思ったほど流れませんでした。それで勝負に行ったよ。内と前が残りやすかったから、3コーナーからロングスパートして、最後まで食らいつきましたが、上位とは完成度の差があったのだと思います」

8着 サウンズオブアース(M.デムーロ騎手)
「4コーナーをいい手応えで回ったが、坂で止まってしまった。去年より馬が疲れていました。勝てるイメージでしたが、伸びませんでした」

藤岡調教師「最後は脚が上がっていた。返し馬で(歩様が)硬く見えたし、連戦の疲れがあったのかな…」


9着 デニムアンドルビー(バルザローナ騎手)
「後ろから自分の形で行ったけど、ペースが上がった3、4コーナーで脚を使ったぶん、最後は伸びなかった」

10着 マリアライト(蛯名騎手)
「勝負どころで内に押されてモタれてしまいました。外にスムースに出せていれば違っていたと思います」

久保田調教師「いつもよりもゲートは出てくれて、果敢に乗ってもらったが、最後は力尽きた感じ。(繁殖としての)次の仕事があるので、無事に帰ってきてくれたのが何より」

岩田騎手(アドマイヤデウス=11着)「いい位置で流れに乗れたけど、勝った馬に先に行かれてしまったし、余力がなかった。4コーナーではいっぱいだった」

田辺騎手(ヒットザターゲット=12着)「もともと前に行けない馬なので、途中から上がっていこうと思っていたが…。馬場も硬いし、前の馬の勢いに迫っていけなかった」

シュミノー騎手(サトノノブレス=13着)「スタートに気を付けようと意識していた。中団から上がっていく予定だったが、もう少し前まで行けなかったし、最後もはじけなかった」

中谷騎手(ムスカテール=14着)「ゲートで少しがたついて、後ろに下がったときにスタートが切られてしまった。もう少しいい位置で進められていれば、いいところはあったと思う」

武士沢騎手(マルターズアポジー=15着)「注文通りの競馬はできた。ただ、オープン2戦目でG1だったし、挑戦できたのはいい経験になると思う」

杉浦調教師(サムソンズプライド=16着)「競馬で思うようにいかない面があるのは分かっているが、もう少し前めで競馬をしてほしかった。馬としては一番いい時だし、今回はこの馬らしさを出せていなかった」

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敗因分析のバイブル~競馬をやって何が悪い。より


2016 有馬記念(GI) 中山芝内2500m良
レース回顧・結果

2:32.6 6.8 - 11.3 - 12.0 - 11.9 - 12.1 - 13.4 - 12.8 - 12.9 - 11.8 - 11.7 - 12.1 - 11.7 - 12.1
61.0-59.4 S^2
(前半1000はJRA計測で…合成ラップだと60.8になりますが13.4地点の落差が激しいし誤差も0.2だと大きい)


 まずは、全体として非常に良いレースだったというのは言っておきたい。武豊キタサンブラックとサトノダイヤモンドの2頭のマッチレースのイメージの中にゴールドアクターが上手く間隙を突きつつも一味を加えて三つ巴の非常に見ごたえのある競馬にしてくれた。勝負としては有馬記念の2500mという距離の中で、恐らく1200mぐらいからの勝負と非常に長めの戦いになったと思うんだが、中山2500でこういう競馬をすると本当にアツくなれるというのを証明してくれた。本当に良いコースなんだよ中山は。速報記事書きながらも手が震えるレベルで、ダービーもかなり良かったと思うけど、個人的には今年のGIでベストレースだと思う。こういう競馬を見せてくれるとアツいね。ルメールも武豊も吉田隼人も本当に素晴らしい騎乗をしてくれたし、これが競馬だ、と言ってしまいたいぐらいテンションが高くなってしまったな。強い馬と強い馬のガチの戦いを見られて満足。レースの流れとしてはキタサンの位置で実質的には62秒ぐらいかなというところでかなり緩い流れだけど、昨年ほどではないというところかな。昨年よりは1秒ぐらいバランス的には早い。これは馬場の影響が大きくて、その分5Fのロンスパだけど、2段階加速の度合いが小さくはなっている。それでもキタサンが上手くコントロールして一気には仕掛けずにという競馬のなかで4角出口でも一脚は使う、L1も大きく落ちない。非常に面白いレースだった。


1着サトノダイヤモンド


 11番枠からまずまずのスタート、そこからじわっと追走で最序盤は無理をせずに隊列のでき方を見ながら中団外でという競馬になる。1周目のスタンド前ではマルターズアポジーが単騎で進め、実質的にキタサンが作る中で緩い流れとみたかこの辺りからじわっとポジションを上げていく決意、アドマイヤデウスの外から1~2角の緩い地点、中弛みで上手く押し上げてキタサンの外にまで一気に押し上げていく。そこでもペースが上がるわけではなくワンテンポ仕掛けを待ってキタサンブラックの直後という最高の位置で3角に入る。3角手前からペースが上がってのロンスパ、その中でキタサンの直後で我慢、3角でちょっと緩んだ時に外から仕掛ける形、ここでゴールドアクターにスッと入られて2頭に出し抜かれ加減になる。直線序盤で3番手から少し苦しんでいたんだがL1の坂の上りでのポテンシャルがこの馬の武器、最後の最後でキタサンブラックの祭りを阻止してダイヤモンドが輝いた。もう野暮なことは言いたくないね、純粋に競馬としてキタサンブラックとサトノダイヤモンドのがちがちの戦い、武豊とルメールが互いに自分の馬を信じて互いに完璧に人馬一体となって、その中でこの競馬というのがね。もう最後はどっちが勝ってもいいやのレベルだった。その中でこの馬に関して自分の思い入れというか、強さが読めない、懐の深さが掴めない、本当に分析が難しい馬だった。でも有馬に関しては薄々感じていた直感的な部分が当たっていて、L1のしぶとさこそがこの馬の最大の武器なんじゃないかと。ダービーの差し返し、菊花賞の圧倒、神戸新聞杯の差されれそうな態勢から最後は交わさせない脚。この辺が有馬のL1で届きそうにないところから届いた要因になるんじゃないかなと思う。本当にL1の踏ん張りが凄い。これはキタサンブラックにも言えることなんだけど、有り体に言えば根性なのかもしれないがここの違いがこの馬の凄みだと思う。個人的には3歳世代のレベルの高さを信じていたし、仮にここにレインボーラインが出ていても結構良いところまで来ていたと思っているが、その中で3歳馬の意地を見せてもらった。全体のペースが遅かった中でポテンシャル特化の競馬でキタサンブラックを撃破できたのは価値があると思う。来年はこの馬の時代が来るんじゃないかな。最後に1番人気でも本命を当てられた、集大成として本命に選んだ一頭だったのでこれに関しては本当に気持ちいいし、キタサン含めて凄く良い競馬をした中で力で捻じ伏せてくれた。ルメールも完璧だった、感謝です。このイメージを持ってくれればルメールは超一流の域まで行けると思う。大舞台でデムーロに勝てるだけの胆力がついてきたと思うね。サトノダイヤモンドを信じていないとなかなかできないことだったしね。人馬ともに勝利にふさわしかったといっていい。


2着キタサンブラック


 1番枠からまずまずのスタートだが、マルターズアポジーに関わらず逃げの意識をもってマルターズを行かせるまえから上手く外に誘導して2番手、離れた単騎の競馬で実質的にかなりのスローに持ち込む超高等テクニック、武豊ここにありをまずは証明。そこからはマルターズを無視してペースをコントロールしてかなり緩い流れに持ち込むがこれも単騎で進めてレースを完璧に支配する。しかしこれを良しとしないサトノダイヤモンドが緩い段階でキタサンブラックに一気に取り付いてここでプレッシャーを受けるがそれでも動じずペースを一気には上げていかない。3角手前からマルターズを突きながらペースを引き上げて行く形でそれでも一気にではなく仕掛けを我慢。サトノダイヤモンドら以降に対して仕掛けを待ちつつも落とし過ぎずに直線。序盤でそこからゴールドアクターに一足を使われるがL1の踏ん張りがこの馬の武器、最後は盛り返して坂の上りで抜け出し掛けたが、同じくL1の差し込が凄まじいサトノダイヤモンドとの一騎打ち、最後はクビの上げ下げで2着に終わったが今年の古馬路線を堂々と引っ張ってきたこの馬の意地を見た有馬だった。もうね、もうこっちが勝ってもいいんじゃないか、ってぐらいもう完璧。サトノが上がってきたときも冷静だったし、ここで一気に上げていくというわけじゃなくてレースの支配を解くことはない。3角手前からのポテンシャル戦という競馬に上手く持ち込めたし、結構難しいバランスだったと思うんだよね。仕掛けを待ちすぎるとゴールドアクターの競馬になるし、上手く5F戦で速いラップを踏ませなかったからゴールドの脚はちょっと鋭さを削がれていたというのもある。ゴールドの隼人も完璧に乗っていたからね。上位3頭の騎手は完璧だったと思う。この馬のバランスを最高に引き出してくれたし、逃げるということは絶対的に馬を信じないといけないんだけど、武豊とキタサンブラックとの間の信頼関係というのは本当に素晴らしいなと思う。北村宏司に一度と思っていたけど今はそれはないな。それぐらい、もうキタサンブラックは武豊以外あり得ない。もう一年この馬を見られるとなると本当に楽しみで仕方ないね。サトノダイヤモンドとは本当に互角の競馬だし、甲乙つけがたい来年はこの2頭を軸に古馬2400以上の路線は進んでいくと思う。2着だけど久々に天晴な2着だと思うし、キタサンブラック&武豊にも拍手喝采を送りたいね。1年間本当にお疲れ様でした。


3着ゴールドアクター


 2番枠からまずまずのスタート、キタサンブラックを意識していたとは思うんだが、早い段階で外に出す意識を持っていて、キタサンも同じ考えで外からのプレッシャーを受ける前に上手く3番手を取り切る。これも武豊同様会心の騎乗だったと思う。そしてそこからキタサンを少し離れた位置で様子を見ながらとにかく序盤は無理をしない、ペースも噛み合って実質的にかなりのスローの中で脚を残しながら向こう正面に入っていく。ただ向こう正面でサトノダイヤモンドが動いてきた中で仕掛けのスイッチが入りそうな中で我慢しながらキタサンの直後を狙っていく。3角以降はロンスパポテンシャル勝負となったがここでキタサンの直後から上手く外に出してサトノを一頭分外で走らせる形で上手く張って2番手で直線。序盤で一伸びを見せた辺りは流石グランプリホース、だけどL1では詰めの甘さを見せ、最後は古馬最強VS3歳最強の最強対決からは一歩引く形で3着、世紀の名勝負に花を添える善戦にとどまった。これは吉田隼人天晴だし、やっぱり上位3頭の共通点は主戦がしっかりとしていること。馬と騎手との信頼関係があって、弱点や不安要素が分かっているからこそ最序盤で腹を括って動けているというのはある。特にキタサンとゴールドアクターに関しては正直内枠だと危うさがあると思っていたし、それを騎手がどう判断するかと思っていたんだけど、武豊も吉田隼人もそこの危うさを意識していてマルターズが良くいかないにかかわらず最序盤からかなり積極的にそとに持っていっていた。これが大きかったのは間違いないと思う。その結果基本はスローで進めたいキタサンの流れに敢えて支配させる競馬というのも完璧だったかな。本当に良い騎乗だったと思う。『神ってる』がサインだったならこの3人の神騎乗による神レースが答えだったといわれた方が気持ちいいね。ただやはり直線で伸び切れなかったのは結局昨年より馬場が重かったことで昨年ほど明確なスローからの2段階加速にならず、L2でも一応再加速はしているが速いラップを踏んでいない。こうなるとやっぱり鋭さを削がれてしまうところはあるからね。本当に良い脚というのはそんなに長く使えない、だけどそれを前受して3~4角最短距離で完璧に進めて昨年の再現をしてきたことが最大の好走要因だと思っている。正直圏内までとなると苦しいかなと思っていたんだけど、ここまでやれたのは吉田隼人の完璧さが大きいと思います。後は追い切り面で上がってきていたのも確かかな。


4着ヤマカツエース

 4番枠からやや出負けしたかなという感じだが上手く内に入り込んで無理せず中団で進めていく。道中はスローの流れの中で中団内内で我慢していたがちょっと掛かり気味。スタンド前ではマシでスペースを前に置けるぐらいで余裕をもって向こう正面。向こう正面では前にサムソンズプライドがいるという中で、進路でどうするかというところで仕掛けられないまま後方に下げる。3~4角でのロンスパでは内内で立ち回るもののなかなか進路が取れず、4角で中目のスペースが空いていたのでそこを押し上げながら徐々に外に誘導してシュヴァルグランの内を突いて直線。序盤でそこからしぶとく追われるが窮屈になりつつ最内まで誘導、L1までジリジリと伸びてきたが4着までだった。これ上位3頭が神騎乗だった中で前にサムソンがいて仕掛けがワンテンポ遅れてという形になったことを考えると結構良いところまで来ているんだよなあと思わせられる4着だったと思う。やっぱり適性的に見間違えていたというよりは、ヤマカツエースの馬体重自体がベストじゃなかったのかな夏は、という感じが落ち着いてくる。もちろん前半ゆったりのポテンシャル特化でとなると京都記念で物足りなかったのはあるけど、それでも秋以降は明らかにパフォーマンスを戻してきていて、スローからのポテンシャル特化で上手くやれたというのはやっぱりこれまでの適性的に考えると意外だし、となれば今のこの馬の姿というのは素直に受け取った方が良いんだと思う。馬体を戻しつつ充実期に入ってきているとみた方が良いんじゃないかな。今回前のサムソンズプライドがもうちょっとマシな馬だったらこのレベルでもうちょっと際どくやれていたと思うし。この4着は来年に大いに繋がってくる4着だと思うね。強かった。


5着ミッキークイーン


 8番枠からまずまずのスタートを切ってそこからどうするかなと思っていたが無理なく中団馬群の中でという競馬で進めていく。道中も中団馬群の中で前にマリアライトを置きながら我慢していく形。向こう正面でじわっとペースが上がる中で好位に押し上げてでその流れで勝負を挑んでいく。3~4角でもシュヴァルグランらが外から動いていく中で内目で上手く立ち回ってゴールドアクターの直後を取って2列目で直線。序盤でそこから外に出し切るのに若干スムーズさを欠いてここで出し抜かれる。L1ではそこからの伸びもそれなりだったがヤマカツエースの方が良くなだれ込んでの5着だった。ん~この馬の力は出せる良い展開ではあったと思うけど、やっぱり現時点ではこれがちょっとした力差なのかなあと感じた。相手関係としても強敵が揃っていたとは思うし、この馬自身としては流れてからの立ち回りは本当に良かったと思うし、強いて言えばやっぱり直線入りで再加速する中で外に持っていくまでに前に出し抜かれたこと。基本的に要所の動きがちょっと鈍い馬なのでそこがちょっとだけ惜しかったかなというぐらいだが、完璧に運べたとしても3着までというのはちょっと難しかったかなと。その点でも現時点ではポテンシャル戦でこれが限界というところ。TS持続力も高いレベルにあると思うし、この条件でこれだけやれたなら今後は牡馬との一戦という中でもやれるだけの目途は立てたと思う。悪くはない一戦だった。


6着シュヴァルグラン


 14番枠からまずまずのスタート、そこから無理はせずにじわっと追走、しつつ徐々に下げて最終的には中団外。実質的にはかなりスローの中でサトノダイヤモンドを目標にしながら直後で進めていくのだが、スタンド前でサトノダイヤモンドが上がっていく中でこれについていかずにサトノノブレスに譲る形で一列下げるという判断。向こう正面ではロンスパになっていく中でミッキークイーンの外から動いていく羽目になる。3~4角でサトノらがじわっとペースを引き上げる中で外から動いていって好位の外まで脚を使ってくるが直線で伸びあぐね、最後はジリジリと伸び切れずの6着完敗だった。う~ん…まあ馬自体もまだちょっとポテンシャルで捻じ伏せきれるほどではなかったというところはある。というかポテンシャル型の強敵であるキタサンとサトノが3角までに先頭列~2列目にいる中で前がペースを引き上げてからその外から動いていくというのは正直難しかったと思う。まあ福永にしては腹を括って動いてくれたので馬のタイプ的にもそこは最低限良かったんだけど、やっぱり緩い流れと自認していたのであればサトノが動いていった段階で直後にいたんだし連れて上がっていくだけの意識は欲しかったね。そこまで行ければこの勝負の中でもうちょっと良い競馬ができたかもしれない。前がこのタフな馬場で5Fをこれだけのレベルで進めてくるとなると流石にポテンシャルで良いものを持っているこの馬でも3~4角で外から押し上げてとなると厳しい。ハイレベルの話になるけどキタサンもサトノも緩い流れの内にいいポジションを取っているから3~4角で仕掛けを待っているという状況だからね。前受している中に外から押し上げてコーナーで脚を使わされるというパターンになる。有馬というか中山での動き出しはこの匙加減が非常に難しい。だから向こう正面でのポジショニングの重要性がこのルメールの競馬からもハッキリと分かったと思うんだよね。ジャスタウェイの乗り方と比べるとはるかに良いんだけど、でも勝負になるとすればどこで動くかってのはもっと考えた方が良いとは思う。馬自体ももうワンランクの成長が欲しいかな。ポテンシャルで違いがあれば外から捲ってももうちょっとやれてよかったと思うし、少なくともキタサンやサトノダイヤモンドより上のポテンシャルを持っているというのは証明できなかったと思う。ここからの人馬の成長に期待したいね。


7着アルバート


 15番枠からゲートは悪くはないが二の足で置かれてしまう。最序盤の追走では苦労する馬なので後方での競馬自体はある程度仕方なく、そのままスタンド前まで後方内内でジッとしながら展開待ちの競馬。サトノが前に上がっていった段階で内で我慢するというのを決めつけたのか、それとも最初からこれしかないと思っていたのかはわからないが3角手前でも最高峰に近い位置でしかも前の馬が邪魔で前を向くのにワンテンポ遅れる。4角で外に出してそこからようやく仕掛けていくが速度的に足りないので押し上げられずに最後方で直線。序盤でそ個からの伸びは流石、ジリジリと伸び続け、最後はサウンズオブアースを楽に交わす脚を見せるものの7着までだった。上位勢、シュヴァルグランの福永まで含めて神騎乗~悪くはない騎乗が多かった中で我らがリーディングジョッキーの戸崎圭太がらしさを発揮してくれたなという感じ。もちろん皮肉ですよ、今回展開的に見ても一番この馬にとって理想的な流れになったと思う。実質スローでそこからのロンスパ。ポテンシャルが最大の武器になると思うし、ラップ推移的に見てもロンスパでも速いラップを踏むことがなかったのでサトノ・ルメールほど神懸った押し上げをしろとは言わないが、向こう正面での動き次第では十分チャンスはあったかなと。もちろん上位が強かったので馬券圏内どうのこうのとは言わないでおくが、流れとしては1度めに圧勝したステイヤーズSに近いスローロンスパ。その中で3角まで内内に決めつけて外に出す可能性を排除してずっと馬のケツを追っかける。後ろからでもいいから動き出しの選択肢を広めるためにもスペース置けよな…レースの流れを読もうともせず、3角入りで前の馬が下がってきたので下げながらの競馬。5F戦を4Fにするということは当然だけど、その4Fの速度をより速くしないといけないが、そういう馬ではない。むしろ他が5F戦で進める中で6F、早めに動いてより分散していくことで時計的に縮めていく必要がある馬。ポテンシャル特化の馬で何をしてんねん、去年の有馬みてたんか?というぐらい酷い。全体で流れると基礎スピード的に苦しいんだけど、動くポイントが普通にあった中で内に拘ることしかなくて全体のペースを見誤って全然動けず。勝負に加われないでばてた馬を拾うだけの7着に価値なんかないよ。単純なポテンシャル能力ならシュヴァルグランより上だと思っていたので、この展開ならシュヴァルより上には来れた可能性は勿論十分にあると思うし、ただそういう競馬ができなかったからただ2500m走っていたらばてた馬がいたので交わしましたの競馬。こんなのがリーディングで良いのかどうかってところだよね。後ろからの馬なんて流れないと信用できないよ。有馬記念でこういう騎乗をする騎手はホント嫌い。アルバートに乗らんでくれ、普通に田辺やノリでええやろ、ホント意味が分からんわ。最悪やで。せっかく全体的に神レースになった中でこの馬が出し切れれば差し込むチャンスがあった展開を無視して内でまごついて何してんねん。そういう競馬はある程度ポジションとれた馬がやるんや、他より先に動かなあかん馬で一番仕掛けが遅いとか何してんねん、という話。文句なしに有馬記念の中で一番の糞騎乗。勝ち負けとかよりもホントちゃんと出し切ってくれ、この展開なら結構やれる馬のはずだから。


8着サウンズオブアース


 6番枠から五分のスタート、ある程度序盤で流れに乗っていこうとするが結局は中団で進めていく形になる。スタンド前の段階ではかなり緩い流れの中でリカバーできずに中団馬群の中で我慢しながら2周目に。向こう正面で徐々にペースが上がっていく中で中団馬群の中目で追走、動くポイントがなくなって3角手前のロンスパの段階でもまだ中団馬群、そこから外に持ち出しシュヴァルグランの直後から直線でしっかりと進路を取る。序盤で一瞬は脚を使うがポテンシャル戦で外から動く形になって最後は甘くなっての完敗だった。スロー自体は良かったんだけど序盤の位置取りが良くなかったし馬群の中に入り込んでしまって緩い地点でポジションを上げ切れなかったのがまず一つ、そして3~4角のロンスパで前が動いてからの動き出しになってシュヴァルグランと同じような競馬をしてしまったと。これが2つかな。馬場が重かったことで速いラップを踏まなかった。かといってゴールドアクターの様に動き出してからのロスを最小限にという競馬とは正反対の競馬になってしまったと。ポテンシャル戦で分散されたうえにロスもあったので、偏差をつけてトップスピードに乗せて惰性でというタイプのこの馬としてはかなり苦しい競馬になったと思う。噛み合わない競馬になったしミルコとしても精彩を欠いたというのはあるんだけど、それでも3~4角での進路の意識、動かないと勝てない中で勝ちに行ける意識というのはプロとして最低限の矜持だと思うし、これを見せてくれたのは最低限良かった。レースの流れとしては噛み合わなかった、できればいい位置を取って3角までに内を確保したかった。ゴールドアクターのような競馬ができていればもうちょっと違ったかもしれんけど、まあこれは吉田隼人を褒めるべきかな。最序盤の意識の差が出たと思う。


9着デニムアンドルビー


 ゲートも悪く、最後方からの競馬になるがこれはこの馬の競馬。道中もドスローの中で少しポジションは挙げるが基本はジッとして向こう正面。向こう正面でも押し上げずに後方待機だがそれでも3角では外から前を向いて勝負に行く意識を見せ、大外をぶん回しながら直線に入ってくる。サウンズに大外に張られながらで流石にちょっと苦しくなって9着に終わった。ん~まあこの馬にとって悪くない展開ではあったと思うけど、ポテンシャル型の強敵が前でそういう競馬にしてしまうとコーナーでやっぱりその外から動いていくというのは基本的には難しい。向こう正面での動き方というのもあるし、サトノを褒めるべきだけどやっぱり3角までに良い位置を取れないとこういうレースは難しい。まあこの馬のタイプ的にも向こう正面であの位置だとあそこで動いていくしかないわけで、その中で4角で一番大外になったのも痛かったし、屈腱炎明け2戦目を考えれば悪くないと思う。


10着マリアライト


 16番枠から好発を切っていたが二の足がイマイチで押していくのだが先行策までは取れず、結果的に好位の外ぐらいでの競馬となる。道中はアドマイヤデウスを見ながらの競馬をしていたがやや掛かり気味かなというスタンド前、ここでサトノダイヤモンドが動いていくという過程の中で我慢する選択を取る。向こう正面では好位列の外目から動く意識を持って入ってサトノノブレスの直後で3角。ただ3角の入りから少し反応に苦労して置かれながら、4角でミッキーの後ろで少し詰まった感じにもなり中団馬群の中目で直線。序盤でも追いだされての反応がなく内にもたれながらなだれ込むだけに終わった。まあそもそもペースが思った以上に上がらなかったしポテンシャル特化戦になってしまったのでこうなるとオールカマーや目黒記念の内容では足りないからある程度仕方ないかな。予想的には結局展開、ペースを読み違えたという面はあるからこの10着自体はある程度仕方ないと思う。ただそれでも要所の反応、特に最近はペースが上がってからの置かれ加減が非常に目立つからね。本来もうちょっと動けた馬だから、これが動けなくなっているというのがね。まあこれがラストランだから、最後としてはちょっと寂しい10着だけど、あの宝塚記念の強さもあの馬場での反動というのはもしかしたらあったのかな。強いときは本当に強かった。お疲れ様でした。

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+++++ポイント結果+++++

111

222

※ポイント3倍day
※Boxポイントは来期からの適用になります


2016年シーズンの集計対象レースがこれにて終了!!!!
明日か明後日には年間ランキング発表記事をアップ予定です。

参加者の皆様、最後までお付き合い頂き本当にありがとうございます!!





~タマネギのレース感想~


こちらの記事を見て頂きたい↓

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武豊が口にした「あのワンプレーだけが」。

 2コーナーを回りながらサトノダイヤモンドがポジションを上げ、向正面入口でキタサンブラックの直後の3番手につけた。

 「2500mでずっと外々を回らされると厳しいので、ポジションを上げ(て内に入れ)ました」とルメール。

 向正面で、キタサンブラックは、逃げるマルターズアポジーとの差を少しずつ縮めていった。3コーナー手前では2馬身ほどまで迫り、じわっとかわしに行こうとした、そのときだった。

 ヴァンサン・シュミノーのサトノノブレスが外から一気に来て、同厩舎・同馬主のダイヤモンドをかわしキタサンを急追してきた。そこから急激にペースが上がった。

 武が「あのワンプレー」とポイントに挙げたシーンだ。

 「3コーナーでサトノノブレスに突つかれたのが痛かった。あのワンプレーだけが」と、いったん言葉を切った。

ダイヤモンドの進路を空けて走ったシュミノー。

 武としては、もうひと呼吸かふた呼吸置いてからペースアップしたかっただろう。しかし、マクられるわけにはいかないので、そこから逃げ馬をつかまえに行った。フランス人ジョッキーの連係プレーはある程度想定していたとしても、手の施しようがなかった。武は言葉をつづけた。

 「サトノノブレスは、あのままついて来るのではなく、内をあけて回ったでしょう。組織力の差が出ましたね」

 確かに、パトロールビデオを見ると、シュミノーが何度も後ろを見て、僚馬サトノダイヤモンドの進路を塞がないよう注意しながら乗っているのがわかる。

 4コーナーを回りながらキタサンブラックが先頭に立って、直線に入った。

 直後の外に昨年の覇者ゴールドアクター、その外からサトノダイヤモンドもスパートをかける。

見た目以上の着差を生む、瞬間速度の差。

 ラスト200m。先頭のキタサンブラックにゴールドアクターが半馬身ほど遅れながらも食い下がる。この2頭のワンツーで決着しそうに見えたが、ゴールまでの5、6完歩で、サトノダイヤモンドが、まずゴールドをかわした。そして、その内のキタサンに並んだ、と思ったら、もう追い越していた。

 「クリストフには、キタサンブラックは馬体をくっつけて行くともうひと伸びするから、ちょっと離してくれと伝えました。そのとおりに乗ってくれましたね」と、歴代単独最多となる有馬記念4勝目を挙げた池江師は振り返る。

 勝ちタイムは2分32秒6。

 ルメールは、ゴールした瞬間、自分が勝ったことがわかったという。

 「でも、首差だったのでびっくりしました。鼻差か頭差ぐらいだと思いました」

 父のディープインパクト自身も、マカヒキなど、ほかの強いディープ産駒も、ゴールを通過する瞬間の速度が他馬と差があるせいか、見た目以上に着差がついていることがよくあるのだ。


サトノダイヤモンドの爆発力は、まだ成長途上。

 来年は、凱旋門賞から逆算したローテーションを組んでいくと池江師は明言した。

 「オーナーと相談し、春は国内に専念し、秋は凱旋門賞ということになりました。もっと背腰が安定して一本芯が通れば、もうひとつかふたつ上のギアが使えるようになる。そうすれば、爆発力が出てくると思います」

 まだまだ強くなっている真っ最中で、これでも爆発力はついていないと指揮官は見ているわけだ。末恐ろしいが、世界制覇を託す存在としてはこの上なく頼もしい。

 2着に惜敗したキタサンブラックは、併せた相手(ゴールドアクター)には抜かせないという自分の競馬はきっちりしていた。サトノダイヤモンドと馬体を併せる形になれば結果は違ったかもしれないが、間にゴールドアクターがいたのでやむを得ない。2キロ軽い55キロの斤量で走れる3歳馬のアドバンテージにやられた部分もあっただろう。

 パドックからやや気負い気味で、この秋のピークは前走のジャパンカップだったかにも思われたが、それでも、驚異的な粘り腰で、ファンや陣営の期待に充分応えた。高いレベルでの安定ぶりは、さすがキタサンブラックと思わせるものだ

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Twitterで流れてきた見解↓

サトノノブレス シュミノーの働き
1.二段ロケットでのキタサンブラック突き。脚のある限り突きまくる
2.脚が持つ限りサトノダイヤモンドの外を防御。蓋をされるのを防ぎつつ、後続を外に振る
3.脚を無くした後も、サトノダイヤモンドの後ろ(馬群の真ん中)をキープ。後続の進路を限定させる


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……凄いレースだったね!!(小学生並みの感想)


直線に入ってからのキタサンブラックの粘り強さに驚愕しました!!

結果としてゴール前ギリギリでダイヤモンドが差したけど負けて強しの内容で、
実際の実力はまだ3枚ぐらいキタサンの方が上なのではないか?と感じました。

その実力差を埋めたのが

・斤量差
・菊花賞から余裕のあるローテーション
・併せ馬にならなかった
・チーム里見の協力プレー

上の記事でも触れられてますけどキタサンは併せられてからの勝負根性が凄まじいのでゴールドアクターがもう少し伸びていたら結果は違ってたかも…

そして何よりは・チーム里見の協力プレー
まぁ私はレース観戦してても↑①番目の「ちょっかい出して気持ちよく先行させない」部分しか理解出来なかったですが、②③を意識して見直すとその凄さに感動しました!!

計画したってあんな完璧に馬を操れますか!!?

目の前ゴチャ突かれて物怖じしないダイヤモンドも凄いし!!



ただ…

1頭を切り捨てて押し上げる行為にTwitterではダーティープレイと非難する声も目にしました(それもかなり乱暴な言葉で…)




そんな方達に言いたい…















えーーーー!?

競馬道場有馬記念徹底攻略座談会見てないの!!?


それじゃ駄目だよwwwwww









うん。冗談。



キタサンに夢を託した人を貶すつもりはもちろん無いですよ!!!

ただ文句言ってる方達の身勝手な言い分を見て少し不快になったんで…。



ぴんさんを見ろよ!!!怒

結構ガッツリ持ってかれたにもかかわらず的中者にお祝いコメントまで残してくれてんだぞ!!!!


負けて悔しい気持ちは身にしみて理解出来るけど
なんでもかんでも敗因を他人のせいにするのはどうなの??

って思ったので書きました。お目汚し大変失礼しました。





気持ち切り替えて…

座談会めっちゃ楽しかったですね!!

有益な情報も沢山出たし!!

(キタサン疲労説は本当にすまんかった…w)

あれは来年も是非やりましょう!!年2回くらいwww



有馬は確定として…


宝塚記念でも攻略してやりますか~~笑




日本ダービーは2年連続的中男プレゼンツ…

タマネギ指数

があるから楽勝でしょw

来年は皆で金持ちwwwwwwwwピャァーーーwwwwwwww



なんか変なテンションになったので

-完-


2016年12月25日(日) | 5回中山9日 | - 発走

第61回有馬記念(GI)

芝・右 2500m

000


・競馬道場は参加者が予想を出しあう競馬交流ブログです。

・予想カテゴリーではレース出走時間までコメント欄に予想を受け付けております




◎=本命[ホンメイ]=「勝つ可能性が最も高い馬」

〇=対抗[タイコウ]=「本命馬を負かすとしたらこの馬」

▲=単穴[タンアナ]=「◎〇に劣るけれど勝つ可能性もある馬」

△=連下[レンシタ]=「1着は無理でも2、3着なら可能性あり」

×=連下と同じ。ポイント集計の都合上×を代用





競馬道場予想陣が有馬を読み解く!!

有馬記念徹底攻略座談会会場






コース攻略検証・見解


中山競馬場 芝2500m

中山競馬場

コース攻略検証・見解

目玉のレースは何といってもグランプリ・有馬記念。外回りの3コーナーからスタートし、スタンド前の直線を2度通過。ここで巻き起こる大歓声は暮れの風物詩だ。最初の4コーナーまでの直線距離は192m。6つコーナーを回るため、できるだけ内を回った方が有利。今回の集計期間内では2枠が高い勝率、連対率をマークしている。

道中はゆったりと流れることが多く、過去には有馬記念よりも同日に行われた条件戦の方が時計が速かったという例もある。かといってレース全体のレベルが低いのかというとそうではなく、残り1000mあたりからは非常に激しい攻防となり、ジョッキーのペース配分も勝負の分かれ目となる。

また、一般的に馬場が荒れて時計の掛かる馬場になる事が多い。開催後半や冬場はその傾向が強く、芝を走っているのに土煙が上がる事も少なくない。その場合は、スタミナに富んだパワータイプの血統が狙い目。

 種牡馬の勝利数は有馬記念を3勝しているステイゴールドが他を圧倒。2200m同様にスタミナ色の濃い種牡馬が強く、今後はハービンジャー、スクリーンヒーロー産駒の飛躍が期待される。


~POINT~
・スタミナ勝負で上がりがかかりやすい
・高配当のキモは人気薄の逃げ
・有馬記念3勝のステイゴールド産駒が圧倒

~特注種牡馬~

勝利数トップ=ステイゴールド(14-7-7-49/77)
勝率18.2%、連対率27.3%、複勝率36.4%、単回値85、複回値98

高連対率=ハーツクライ(4-8-2-25/39)
勝率10.3%、連対率30.8%、複勝率35.9%、単回値93、複回値90

高単勝回収値=キングカメハメハ(3-3-8-32/46)
勝率6.5%、連対率13.0%、複勝率30.4%、単回値158、複回値124


中山芝2500m|血統(父系統)別成績

父系統1着2着3着着外勝率連対率複勝率単回値複回値
サンデーサイレンス系2726252358.6%16.9%24.9%12280
ノーザンダンサー系9535812.0%18.7%22.7%9361
ロベルト系474595.4%14.9%20.3%4572
ミスプロ系459565.4%12.2%24.3%115112
ナスルーラ系224364.5%9.1%18.2%4959
その他010110.0%8.3%8.3%017
他ターントゥ系001110.0%0.0%8.3%017

中山芝2500m|血統(種牡馬)別成績

種牡馬1着2着3着着外勝率連対率複勝率単回値複回値
ステイゴールド13764618.1%27.8%36.1%87101
ハーツクライ4612212.1%30.3%33.3%11086
シンボリクリスエス241266.1%18.2%21.2%3458
ネオユニヴァース233139.5%23.8%38.1%167127
キングヘイロー2301013.3%33.3%33.3%81132
キングカメハメハ228314.7%9.3%27.9%162126
ディープインパクト224275.7%11.4%22.9%3557
ニューイングランド222518.2%36.4%54.5%1562244
オペラハウス201818.2%18.2%27.3%27988
ゼンノロブロイ200238.0%8.0%8.0%5515

中山芝2500m|騎手別成績

騎手1着2着3着着外勝率連対率複勝率単回値複回値
蛯名正義4541812.9%29.0%41.9%65129
戸崎圭太4401319.0%38.1%38.1%20288
吉田豊3241612.0%20.0%36.0%104131
柴田大知3211613.6%22.7%27.3%8557
岩田康誠321527.3%45.5%54.5%103123
内田博幸3131116.7%22.2%38.9%51145
北村宏司224187.7%15.4%30.8%2868
松岡正海2121510.0%15.0%25.0%11069
吉田隼人201720.0%20.0%30.0%187147
杉原誠人201150.0%50.0%75.0%1660642

※検索期間:2011.1.1~2015.12.31

中山芝2500m|予想ポイント

  1. かなり荒れやすいコース
  2. 内枠・5枠
  3. 差し、追込
  4. ステイゴールド、ネオユニヴァース、キングヘイロー、ニューイングランド
  5. 岩田康誠、蛯名正義、戸崎圭太、吉田豊、内田博幸

差し・追込がどちらかと言えば有利なコース。

枠順では内枠が僅かに有利。また、5枠は回収率が高いので注目。

種牡馬はステイゴールドがダントツのリーディング。その他、ネオユニヴァース・キングヘイロー・ニューイングランドにも注目。

騎手は、岩田康誠が最も好成績。その他、リーディングの蛯名正義・戸崎圭太・吉田豊・内田博幸にも注目です。



馬名騎手名斤量
11キタサンブラック武 豊57
12ゴールドアクター吉田 隼人57
23ムスカテール中谷 雄太57
24ヤマカツエース池添 謙一57
35サムソンズプライド横山 典弘57
36サウンズオブアースM.デムーロ57
47マルターズアポジー武士沢 友治57
48ミッキークイーン浜中 俊55
59ヒットザターゲット田辺 裕信57
510アドマイヤデウス岩田 康誠57
611サトノダイヤモンドC.ルメール55
612サトノノブレスV.シュミノー57
713デニムアンドルビーバルザローナ55
714シュヴァルグラン福永 祐一57
815アルバート戸崎 圭太57
816マリアライト蛯名 正義55





座談会」とは、何人かが集まって、特定のテーマや問題を中心にそれぞれ自由な意見や感想を発言し、話し合う集会のこと。 グループインタビューと言うこともある。

zadankai





有馬記念が楽しみで夜も寝ないで昼寝している皆さんこんにちは。

毎回レース名【予想】で記事作成するものの



全く予想していない


タイトル詐欺でおなじみの競馬道場ですが、







果たして俺たちが意見を出し合い。本気で予想したらどうなるのか??


それを最大のビックレースである有馬記念で世間の競馬下手に見せてやろうじゃないですか(ニヤリ)






元ネタは机がしゃべったー!!でお馴染み(?)の競馬専門紙優馬座談会ですw

優馬TM座談会 の記事一覧






テーマはもちろん有馬記念!!

皆さんが推奨する馬危険視している馬の情報を

多少の間違いは構いませんので……




隠さず

あますことなく



バッコン バッコン



コメントお願いします。



※特にコース特性??

小回りへの適性や

雨に対しての優位性なんかを特に募集中!!






期待するチーム割り振り。


データ部門

まさ★ よしずみ


血統部門

いため テンツチ


人気薄部門

ぴん bravo


お笑い・にぎやかし部門

馬太郎 ダスト


もちろん道場以外の方のコメントも大歓迎!!


私はインターネッツ、コピーペイスター1級ライセンス取得してますので、web記事を漁って
注目馬情報の叩き台を作成します。







①キタサンブラック


武豊騎手コメント

-この馬の長所

いろいろあるけど、すごくストライドが大きい走りをする馬だから、のびのびと走らせるようにしているよ。

-春と比べて変わった点

春の天皇賞を勝ったあと、宝塚記念(3着)のときに力強くなったな、と。結果は負けたけどね。秋初戦の京都大賞典(1着)で、また良くなっていて、ジャパンCは条件がそろっていたのもあったけど、今までにない勝ちっぷりで完勝だった。充実期に入ったなという感じだね。


厩務員コメント

究極仕上げのジャパンCを快勝したキタサンブラックは、秋3戦目でどれだけお釣りがあるか。辻田厩務員は「多少、前走の反動はあったけど、回復してきました。同じぐらいの出来では出せるかな、というメドは立ってます」と展望する。

1週前のCWコース併走は、この馬としては地味な時計の6F83秒0~1F11秒8。それでも「状態を維持するための調教ですからね」と意図を説明して、不安なしを強調した。


~POINT~

3日開催の荒れた内枠がどうか?

蓋をされないようにペースが必然的にあがるのでは??

タフなレースとなったJCから出来を維持出来ているか?




②ゴールドアクター
連覇を狙うゴールドアクター(牡5、中川)は坂路を軽快なキャンター(4ハロン69秒2)で駆け上がり、静かに追い切り前日の調整を終えた。
相変わらず黒光りする青鹿毛の馬体。ジャパンC4着からの巻き返しを期待させるが、意外にも中川師のトーンは上がらない。

「年を取ったし、昨年よりシャープさがない。代謝が落ちて、ズブさも出てきた」とこの日は控えめな言葉に終始した。吉田隼騎手を乗せた最終追いでどこまで変わってくるのか目が離せない


吉田隼騎手コメント

 ―18日の中山10Rを勝った後、騎乗予定だった11Rをキャンセルしました。右胸鎖関節捻挫と診断されましたが、どのような状態ですか。

「(10日に中山12Rで落馬して負傷した)右肩が痛むので、大事を取りました」


※昨年も、有馬記念1か月前に馬に足を蹴られて右膝蓋(しつがい)骨を亀裂骨折しながら、ゴールドアクターを勝利に導く


~POINT~

当日の馬体重とテンションが重要

雨は歓迎?








④ヤマカツエース

この秋初戦の天皇賞は15着に大敗したが、明確な敗因があった。「口の近くが腫れてレースの直前にカイバがあがってしまった。最悪の事態も考えなくてはならないから、前日は朝から東京に駆けつけた」と池添兼調教師は当時の舞台裏を明かす。結果として出走できたものの、馬体重は10キロ減だった札幌記念(5着)よりもさらにマイナス4キロ。能力とは程遠い走りとなった。
これまでGIに3度出走していずれも2桁大敗。いわゆる“格負け”にも思えるが、同師はこう話す。

「今年の宝塚記念(13着)は稍重。夏場の湿った馬場はノメってダメなんだ。冬場の荒れ馬場とは質が違う。それに秋の天皇賞から前走の金鯱賞の間で馬体が20キロも戻ったようにどうも寒い季節のほうが合う。カイバの食いも違うよ」

もうひとつのGIは3歳時のNHKマイルC(13着)。近年の気温の上昇傾向や、1月から6戦目という連戦の疲れを考慮すれば、これも“参考外”にできる。

今は大好きな冬場で体調も万全。「出す以上は最高のデキで送り出したい」と指揮官は腕をぶす。「距離は初だが、折り合えれば切れる脚を使える。行く馬ははっきりしているし、キタサンブラック、サトノダイヤモンドの後ろあたりにつけたい」。好位で流れに乗って一太刀…それが陣営の描く“Vパターン”だ。

前述のように中山コースは2戦2勝。「馬っていうのは勝った場所というのは覚えているもの。相性はいい」。さらに手綱を取る同師の長男・池添はこのレース3勝(オルフェーヴル=2011&13年、ドリームジャーニー=09年)の有馬記念男だ。「(池添)謙一が自分から『使ってほしい』と言ってきたくらいだから脈はあるんだろう」と父・兼雄師。真田丸ならぬ、「池添丸」が満を持して本丸へと切り込んでいく。

東田助手「池添さんは1週前追い切りに乗って『めちゃめちゃいい』と言っていましたけど、ホント毛ヅヤはすごくいいし、自分が乗っていても状態の良さを感じます。輸送したら10キロぐらいは減るんです。前走(金鯱賞=1着)は減らずにいけましたし、今回もいろいろと工夫してやっていきます


~POINT~







⑥サウンズオブアース

昨年の2着馬サウンズオブアースは、ジャパンCでも息の長い末脚を披露して2着。持ち前のしぶとさを発揮した。「変わりなく順調。前走はすごくいい状態だったが、それを維持できている。カイ食いの心配はないし、寒い時期なので太りすぎないように、普段からしっかりやっている。あとは運」と新妻厩務員


仲田助手「この時期がいいんでしょうね。精神面がしっかりしているし、昨年の有馬(2着)と比べても今年のほうがいい。このままキープできれば」


~POINT~

去年と同じ京都大賞典→JC→有馬記念のローテーションは好感




⑧ミッキークイーン

池江師は「明らかに状態は上向いている。前走は使えるかどうか分からない状態で、よく伸びてきた。すごい根性を持っている。脚もとの状態も安定していて、Cウッドでしっかりやれているので」と期待を寄せる。全休日明けは坂路4ハロン67秒8で体をほぐした。

エリザベス女王杯3着のパフォーマンスに「次こそは」と感じたからだ。
同レースは半年ぶりの復帰戦で、放牧先で負った球節の捻挫の影響で調整が遅れたため、ぶっつけ本番でのGI参戦。
レースでは追ってからの反応が鈍く、地力と勝負根性で0秒2差の3着まで追い上げたが、いかにも休み明けという印象だった。だからこそ、今回が狙い目になる。直撃した齊藤助手の「いい雰囲気ですよ」という言葉からも好気配が感じ取れた。

その根拠は、前走時とは異なる調整法にある。通常はCWコースで追い切って仕上げるタイプながら、前回は脚元を考慮して坂路調教だけで臨んだ。だが、今回は15日の1週前追い切りをCWコースで敢行。6ハロン81秒6-11秒6とシャープな動きを披露した。

齊藤助手は「前回とは体の使い方が変わっていて、全身を使って走れていますね。息遣いも良くなっている。前回はいいときの8割くらいの感じだったけど、今回は(好調時と)同じくらいにありますよ」とうなずく。前走からの上昇度なら最上位とみてもいい。

馬混合戦への不安もない。昨年のジャパンCでは、道中で何度も他馬と接触する不利が響いて8着に敗れたが、同助手は「結構、気は強いですよ。ひるむようなタイプではないですね。洗い場でも前を通った牡馬に向かっていきますから」と証言。4歳を迎えてカイバ食いが安定し、実が入った今なら違うはずだ。

牝馬は過去10年で2勝、2着3回と波乱の決着も演出してきた。人気のキタサンブラックとは初対決になるミッキークイーンだが、未知の魅力はたっぷりだ。 (川端亮平)

コンビを組む浜中俊騎手は、ミッキーアイルで勝ったマイルチャンピオンシップでの斜行によって開催8日間の騎乗停止になったが、今週から処分が解ける。ここは名誉挽回とばかりに、気合が入る一戦だろう。鞍上ともども無視できない。


~POINT~



⑩アドマイヤデウス

アドマイヤデウスが完成に近づいている。今秋に入って脚元が安定、Cウッドでの追い切りを取り入れてきた。松田助手は「リラックスして走れている」と、精神面の好影響も感じている。勝ち気な性格。日曜の坂路調整も含め、ひと追いごとに馬体は締まってきた。「間違いなく、この秋で一番」と胸を張る出来だ


追い切り重視の競馬予想さんコメント↓

12・14(水) CW 不良
6F80.6-38.1-12.4(一杯)
天皇賞(秋)6着から中6週、2週前Wコース6F80秒台1F12秒台で、1週前もWコースで好時計をマーク。 中2週前走時より良い1週前で、5ヶ月半弱ぶり京都大賞典時より良い2、1週前。 Wコースでは6F80秒台切りも出してるし、坂路では4F50秒台を出してるし、時計は出る馬だろうけど、2週前のWコース6F80秒台は素直に好感だし、ほぼ最高級と思う。 最終追い切りは坂路でもWコースでも終い重点好時計が見られれば


~POINT~



⑪サトノダイヤモンド


池江師は「前回がマックスではなかったし、さらに力強くなっている。春よりはしっかりしてきたけど、まだ芯が入ってないし、完成期は来年秋以降では」と見通しを示す。この日は坂路を4ハロン64秒8でゆったりと駆け上がった。

中澤助手は「雰囲気は変わらないけど、成長しているのを感じるし、不安はありません。前走はシャープな(馬体の)つくりでしたが、今回はボリュームがある感じ。小回りの中山も心配ないですから」


~POINT~

大トビなので悪路は不利?

日本ダービー、菊花賞よりは太めな体




⑭シュヴァルグラン

ジャパンCのシュヴァルグランは、スローペースのなか、直線でよく追い上げての3着。「ああいう展開だと勝つのはつらい。それでもよく伸びたし、力をつけている」と林助手は回顧する。
中間はすこぶる順調。「いつもよりしっかり(調教を)やってきた。そのぶん、前走よりスマートになっている」と上昇ぶりをアピールした。右鎖骨骨折から復帰する福永騎手の手綱さばきにも注目だ。



 津田助手は「中2週で東京への再輸送という状況で、仕上げ切るのには無理があった。今回は中3週。レースのダメージも確認し、1週多めに段階を踏める。先週もビシッとやれました」と上積みを実感する。「ジャパンCよりも上の状態で出せる自信があります」と手応え十分だ


中山は初めてだけど、(福永)祐一さんは『春の阪神大賞典であの勝ち方ができたので、同じ内回りで坂のある中山はいい』と言ってくれてます。スタミナ切れしたことのない馬だし、もう少し積極的な競馬ができれば」


~POINT~

初の中山コースがどうか??

11/6 アルゼンチン共和国杯 

中2週

11/27 JC

中3週で有馬記念……

調教もビッシリで疲れは大丈夫??




⑯マリアライト


蛯名正義騎手コメント

―マリアライトはこの秋、オールカマー(5着)から始動しました。エリザベス女王杯(6着)を経て、有馬記念に出走するのは昨年と同じローテーションです。

「今年のオールカマーは少し体に余裕をもたせていた感じ(プラス2キロの440キロ)がしたけど、前走は体も絞れていた(マイナス8キロの432キロ)。昨年はマーメイドS(2着)を使ってから休養。今年はタフな宝塚記念(1着)を使ったから、しっかり休む期間は短かったのかも。ただでさえ暑くて厳しい時期に、あのドゥラメンテを負かして、ヘロヘロになるまで走っていたんだから。気持ちで頑張って走るタイプだけにきつかったんだと思う。そういう経緯もあって、万全にステップレースを踏めた昨年の秋より状態の上がりがスローだったと思う」


―秋2戦目のエリザベス女王杯では連覇がかかっていましたが、最初のコーナーで不利。6着に敗れました。


「序盤でいい位置につけられたのに、最初のコーナーで不利を受けて後ろまで下がってしまった。自分の競馬をしていないけど、あれでも最後は伸びてきているので残念だった。不幸中の幸いだったのかもしれないが、走らせてもらえなかったので、3戦目(の有馬記念)で良くなる余地を残している。(前走は)走り切っていないし、脚を余している。これが有馬記念に向けて、逆にいい方向に向くかもしれない。(前走で)スゲー良くなったと言えるところまでは来ていなかったから」


―この馬のセールスポイントをどう見ていますか。

「一生懸命に走るタイプでうまく自分の力を堅実に出すことができる。若い時に無理して使ってこなかったので、古馬になっても我慢が利いているんだと思う。それに、この馬は折り合い面をあまり心配しなくていい。昔はカッとなるところがあったけど、今はおとなしくなった。当時は体力もなかったから、ちょっとしたことでカッとなりやすかったんだと思う。馬に余裕が出てきて、プレッシャーにも耐えられるようになった」


~POINT~

悪路歓迎

エリ女組の成績はいまいち??








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