【京都牝馬S】レッツゴードンキ差し切りV!15年桜花賞以来の勝利

サンケイスポーツ 2/18(土) 15:41配信

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2月18日の京都11Rで行われた第52回京都牝馬ステークス(4歳以上オープン、牝馬、GIII、芝・外1400メートル、別定、18頭立て、1着賞金=3600万円)は、岩田康誠騎手騎乗の1番人気レッツゴードンキ(牝5歳、栗東・梅田智之厩舎)が大外一気の差し切り勝ちで、一昨年の桜花賞以来の勝ち星を挙げた。タイムは1分22秒5(稍重)。

 1馬身3/4差の2着には好位から伸びたワンスインナムーン(7番人気)、さらにアタマ差遅れた3着に追い込んできたスナッチマインド(5番人気)。

 京都牝馬Sを勝ったレッツゴードンキは、父キングカメハメハ、母マルトク、母の父マーベラスサンデーという血統。北海道平取町・清水牧場の生産馬で、馬主は廣崎利洋HD。通算成績は19戦3勝。重賞は2015年桜花賞・GIに次いで2勝目。京都牝馬Sは、梅田智之調教師は初優勝、岩田康誠騎手は2006年マイネサマンサ、2007年ディアデラノビアに次いで3勝目。

 ◆岩田康誠騎手(1着 レッツゴードンキ)「久しぶりに勝てたので、本当にうれしく思っています。今日は外が伸びる展開だったので大外を回しました。道中は折り合いに苦労しましたが、なんとか辛抱してくれましたね。力んで走っていましたが、馬の状態が良かったので頑張れたんだと思います。だんだん馬が充実して、中身が濃くなってきているので。粗削りなんですけど、元気な女の子なんで。また大きなところでも頑張ってほしいと思います」


騎手コメント

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2着 ワンスインナムーン(石橋脩騎手)
「自分の思ったような感じでレースができました。1400mなので、行く馬を行かせて我慢させる形にしました。調教からそうなるように、しっかりと仕上げてくれました。直線では楽に抜け出し、馬場も選んでいました。しかし、相手はGI馬ですから...。条件戦を勝って、重賞でも良いものを持っているなと思わせる走りでした。今後も楽しみです」

3着 スナッチマインド(浜中俊騎手)
「他の馬に何度もぶつけられて、エキサイトしてしまいました。最後は伸びていましたが、そのぶんがもったいなかったです。競馬なので仕方がありません」

4着 エスティタート(武豊騎手)
「状態が良さそうでしたし、終いを生かす競馬でよく伸びてくれました。この距離はベストだと思います。もう少しで2着もあったので、惜しかったです」

6着 ウインファビラス(松岡正海騎手)
「もう少し早めに動いても良かったのでしょうか。課題は行き出しだと思います。それでも復調してきていますし、ポテンシャルを発揮できるデキにあると思います」

7着 ナックビーナス(横山典弘騎手)
「よく頑張ってくれました。ただ、難しい馬です。一頭になるとやめようとするところがありますし、馬が硬いところもあります」

15着 エテルナミノル(池添謙一騎手)
「包まれてしまい、進路がなくなってしまいました。スムーズさに欠けたので、もったいなかったです。捌けていれば、もう少し上の着順もあったでしょう」

17着 アルビアーノ(C.ルメール騎手)
「最初は良いポジションでした。しかし、3コーナーで狭くなって止まってしまいました。体も少し太かったでしょうか」


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敗因分析のバイブル~競馬をやって何が悪い。より


2017 京都牝馬ステークス(GIII) 京都芝外1400m稍
レース回顧・結果

1:22.5 12.6 - 11.6 - 11.6 - 12.0 - 12.0 - 11.2 - 11.5
35.8-34.7 S^2


 馬場が時計的にというよりもここまで顕著に外差し馬場だとは思わなかったという感じで馬場想定ミスったなあという感じ。スローの程度問題は1.1でギリギリ想定の範囲は超えたというような感じではあるがスロー想定自体はできていたし、仕掛け遅れでL2最速も想定通りだったけど、結局外から来た馬がかなり優位に立ててしまった感じはある。内からの出し抜きができない感じだった。ドンキはともかく上位勢を見ても外から馬場を選べる立場でないと苦しかったね。展開よりも馬場を読み違えたのが予想的には敗因かな。土曜は東京も含めて色々反省が多かった。


1着レッツゴードンキ


 10番枠からやや出負け、少し押してリカバーしつつ中団で進めていくが、最終的に狭くなったのもあって掛かりながら後方に下げていく。道中もスローの中でやはりちょっとかかって進めていく。3~4角では後方外々からじわっと進出、緩い地点で押し上げながら直線。最速地点で追い出されてスッと伸びてきてワンスインナムーンとともに2列目の外。L1でグンと伸びて突き抜けての完勝だった。まずやっぱドンキ本命にしなきゃいけなかったというのはある。ペイシャフェリスの評価自体は外差し顕著を読み違えていたのでここは仕方ないけど、ドンキの評価を連下にしかできなかったのはちょっと後悔しているかな。感覚的にこの馬は馬場が時計的に掛かっている方が良いというのをちょっと掴んだ気がしていたので、出てきた段階で重い印を打とうと思っていたんだけど、外枠で緩んで掛かってどうやろうと思ってしまったと。ただ前走でも少し時計が掛かる消耗戦で脚を引きだせていて本質的にはパワー型なのはこれで間違いないかな。ちょっと失敗したけど、逆に宮記念とかで高速馬場になり切ってしまうと基礎スピード負けするかもしれんし。馬場は今後も予想の上では常に注意して見ておきたいかな。今回は完全に評価ミスだったと思う。アルビアーノも含めて。


2着ワンスインナムーン


 まずまずのスタートからじわっと先行策、そこから少し控えて好位列の外という競馬。3~4角でもペースが上がらず仕掛けを待てる立場で3列目外で直線。序盤でそこから外に誘導し馬場の良いところを選択、ドンキとともに最速地点では抵抗して2列目。L1でドンキにねじ伏せられるがしぶとく粘って2着は確保というところ。とりあえず追い切りは良かったと思うし、近走の充実度はある程度本物なのかなというのをここで証明したと思う。ただ馬場と展開には恵まれてはいて、この馬場の京都で各馬仕掛けの意識が遅くなるという中で好位で我慢ができたし3~4角も馬場が外の方が良いぐらい、かつ好位で我慢して仕掛けを待っての2F戦まで持ってきたからね。L2の切れ、L1の持続力でドンキに見劣っているわけで少なくとも今後安定的に重賞路線でどうこうとまでは思わないかな。使える脚が短い馬ではあると思うし、1200のスピード勝負でも一定レベルやれているので、幅自体はこれで見せてきたかな。1400で平均ペースで進めてどこまでやれるかかな。


3着スナッチマインド


 6番枠からやや出負け、ポジションも悪く中団からの競馬となる。道中も少し後ろからで3角の下りで進出しようとするが前が加速しないのでスペースを詰め切ってブレーキ、そのまま後方外目から直線で中を選択する。序盤一瞬の反応が良く一気に詰めるので逆にスペースがなくなる感じ。L1で外に出すがそこからもジリッと伸びて3着確保という形になった。ん~思ったよりやれてしまったなあという感じ。正直浜中が小さいミスを何度かしていて、スタートはもうちょっと良いところが欲しかったというのはある、3角下りで仕掛けてスペースを詰めるだけで何の意味もなかった、直線入りで一気に仕掛けて反応は良いけどその分進路で苦労した。それでもL1まで詰められたのは相手が良かったのから、この馬が強くなっているのか、ちょっと難しいところではあるね。結果的には馬場の良い外を通せたのでそこは良かったんだろうけど、今回のレースでも本当に良かったのはスムーズに直線に入ってこられない中でも一気に反応できているところだと思うし。ハイペースでも引き出せるから個人的には厳しい流れの方が良かったかなと思う。この展開で3着なら、まあ相手が楽だった(内で伸びあぐねた馬もいたしね)という可能性はあるとしてもちょっと上方修正しないといけないかなと思う。この展開でこの競馬だとL1で甘くなると思っていたからね。


4着エスティタート


 出負けして無理をせずに後方で進めていく。道中も単独の最後方で進めて3角まで様子を見ながら外を選択。3~4角でも動かずに直線勝負に賭ける。序盤でのキレはイマイチだったが外に誘導しきると、L1のバテ差しでジリッと伸びてなだれ込んでの4着だった。まあこの馬がスローで後方からこれだけ脚を使ってくるぐらいの外差し馬場ではあったと思うんだよね。だからまだスナッチマインドの評価も難しい。ただ、それでも単純に上がりだけの競馬としても33.7を引き出してきて、この馬場でこれを出せたというのはもしかしたら末脚の絶対量…特に今回で言えばTS持続もそこそこレベルを上げてきたかもしれないし何とも言えないかな。ちょっとこのレースに関しては馬場が特殊だったしなかなか適正な評価が難しいところはある。まあ上がりだけの勝負に特化したのは確かで、L3から動いていてL2のキレ、L1の持続力で優位にと言えるほどではなかった、上がりが速かったのは遅かったL3で早めに動いたのが大きいし、まあ過大評価は禁物で内容的にはスナッチマインドの方が上だったと思う。


5着ムーンエクスプレス


 8番枠からまずまずのスタート、ハナを取り切る形。道中もかなりのスローにコントロールして3角。3~4角でも各馬が仕掛けない形なので仕掛けを我慢しながら直線に入ってくる。序盤で一頭最内を通して出し抜き、粘り込を図る。しかしL1でやはり甘くなって最後は失速、外差しに屈した。こういうケースで良くありがちな1頭分だけ良い馬場だったのかなとも思うけど、それでも最後は甘くなった。パターンとしては前走の石清水Sみたいにコントロールして出し抜きでという競馬ができているし、それでもL1は自身で恐らく12.0となると結構落としているからね。まあ難しいところだけど、内の馬場も影響が少しあった可能性はあるし、この馬の競馬はできたけど外差し有利の馬場でなければチャンスはあったのかな。この辺も判断が非常に難しい馬場になったかなと思う。


7着ナックビーナス


 13番枠から五分のスタート、そこからじわっと進めて好位で入っていく。道中スローでもあり掛かり気味になって3~4角。好位の外目から楽な手ごたえで直線に入ってくる。序盤で3列目から追いだされて一足は使っていたがL1での伸びが甘くなり、最後は離されての完敗だった。ん~まあこの馬の場合は馬場というよりはちょっとスローに振れ過ぎた感じはある。オーロCでは平均レベルまでは引き上げてそこで逃げていたわけだからね。使える脚自体は見せたんだけどそれが短い以上、スローで各馬が余力がある中でポジションも3列目ではちょっと難しい競馬になったかなと。ちょっと消極的な競馬になってしまったかなと思う。ノリとして見れば不満が残る騎乗だった。


8着アットザシーサイド


 2番枠で五分には出てそこからじわっとリカバーしつつ好位の一角には入っていく。ただ結局ペースが上がり切らない中で凝縮する中で好位の内内、3列目で3~4角も外に出せず、下げながら外を狙って直線。序盤でそこから追いだされるが外に出し切れずに再加速にも手間取ってイマイチ。L1での伸びもジリジリで外差しの各馬と比較しても見劣っての8着完敗だった。このアットザシーサイドがミルコが少しへぐったにせよL1の伸びがイマイチだったという点で見てもやっぱり内は厳しかったと思うんだよね。この馬は若干後傾寄りの馬だし、スローで出し切れれば確実に伸びてくる馬。それが少しブレーキを踏みながら入ってきたにせよL1での伸びがほとんど目立たなかった段階で馬場だろうなと思う。いっそ後ろから行って外に持ち出す方を優先した方が良かったかなと思うね。


17着アルビアーノ


 4番枠から出負けしてリカバーしながら先行策、最終的には好位列の中目で我慢する形になる。3~4角でも3列目の1頭分外で進めていくが4角で加速するという地点で追われながらも反応がイマイチ。直線で鞭が入るが伸びる気配はなく。ラストまで良いところなく最後は下がっての惨敗だった。ん~、まあ内目を通しつつも最後は中目というところでそこまで悪い馬場だったかはわからんが、単純にこういう時計が掛かる馬場が合わないリスクもあったと思うし、いずれにせよここまで伸びないとなると状態面か馬場が極端に合わなかったかのどちらかにはなると思う。スローからの2F戦自体は本来問題ないタイプのはずだからね…。追い切り自体は良く見えたんだけどなあ。



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+++++ポイント結果+++++

111


222




~タマネギのレース感想~

レッツゴードンキって初めフェブラリーS出るって言ってたよね!?

なにシレッと京都牝馬で優勝しとんね~んw




岩田騎手のフェブラリーに対するコメント記事も見ていたので急な(?)変更ワロタ。





まぁ結果として大正解だったみたいですね!

散々言ってるけど馬場状態が悪い時は強めに長く追い込める岩田騎手つおい。


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ドンキにドンキーーーーー





あとあと

アルビアーノ!!!!!

京都牝馬の調教記事見てた時に、調教師コメントが気になってたんですよね~~


↓記事内抜粋


>>木村師は「(7カ月ぶりだった)前走時に比べれば良いかな…というくらい。先につながるきっかけをつかめれば」と控えめに話した。





調教師が本音を言うイメージが全然なかったけど、木村調教師の発言は要注意ですね(笑)



そういえばみくるさんが予想記事内で


>>色々と不吉なデータがあったのでアルビアーノは勇気ある消しで


って言ってたけど何かそんな話あった?

よかったら教えてね~~。