【朝日杯FS】また藤沢軍団!アレスで史上初2歳GI連勝

サンケイスポーツ 12/19(月) 9:31配信

0000000


第68回朝日杯フューチュリティステークス(18日、阪神11R、GI、2歳オープン国際(指)、セン馬不可、馬齢、芝・外1600メートル、1着本賞金7000万円 =出走18頭)四位洋文騎乗で6番人気のサトノアレスが、鋭い末脚を繰り出して差し切りV。3連勝で2歳王者に輝いた。管理する藤沢和雄調教師は、史上初の2歳GI連勝を果たした。タイム1分35秒4(良)。2着はモンドキャンノ。1番人気の牝馬ミスエルテは4着に終わった。

 馬場の真ん中から豪快に突き抜けた。サトノアレスが3連勝で2歳馬の頂点へ。初騎乗とは思えない好リードで勝利に導いた四位騎手が、頬を緩めた。

 「4コーナーを回るときの手応えが良かったので、はじけてくれるだろうと…。道中から余裕がありましたし、最後は『ホント、すごい』と思いましたね。ボクは何もしていませんよ。勝手に伸びてくれました」

 発馬を決めて、後方で折り合いに専念。「ちょうどいいところに入ってリラックスして走れましたね」と鞍上が振り返る。息の合った運びを維持できたことで直線の反応も素晴らしく、他馬とは違う脚いろで一気に抜け出してきた。

 四位騎手は2010年高松宮記念(キンシャサノキセキ)以来のGI制覇に、「(勢いのある)オーナーと先生にあやかりました」と笑顔。検量室前で馬上から降りる際には「泣きそうだよ」とおどけてみせた。

 前週の阪神JFをソウルスターリングでV。史上初となる2歳GI連勝を果たした藤沢調教師も笑顔が絶えない。「レースを使いながら、どんどん良くなってきたからね。想像以上の走りでした」と目を細める。同馬の母サトノアマゾネスも里見オーナーが所有し、同師が管理した。厩舎ゆかりの血筋に「そうなんだよ。うれしいよね」とトレーナー。母は昨年に死んだが、父オルフェーヴルの1歳牡馬は藤沢和厩舎へ入る。

 この後は、来週中にリフレッシュ放牧へ。始動は弥生賞(3月5日、中山、GII、芝2000メートル)あたりになる見込み。

 「今後も大きいところを狙える馬ですよ。てっぺんまで行く可能性のある馬です」

 ダービー2勝ジョッキーがお墨付きを与える。2歳チャンプから3歳馬の頂上へ…。堂々の主役として、来春のクラシックロードに臨む。 (宇恵英志)

 ◆リオ五輪競泳男子800メートルフリーリレー銅メダリストで、プレゼンターを務めた松田丈志さん 「プールとは違うスケール感と熱気で大興奮でした。お世話になっている里見会長の馬が勝ってびっくりしました。馬券も的中して里見会長のおかげです」

★アラカルト

 ◆四位洋文騎手 9度目の騎乗で初勝利。JRA・GIは2010年高松宮記念(キンシャサノキセキ)以来の15勝目。

 ◆藤沢和雄調教師 1995年バブルガムフェロー以来の2勝目。今年は阪神JFも制覇しており、同レースが牝馬限定になった91年以降、同一年に朝日杯FSも制覇したのは初めて。JRA・GIは24勝目で、23勝で並んでいた角居調教師を抜いて単独トップ。

 ◆ディープインパクト産駒 14年ダノンプラチナに次ぐ2勝目。JRA・GIは36勝目。JRA重賞は143勝目で今年37勝目。年間37勝は14年に同馬の産駒が挙げた勝利数に並ぶ2位で、その父サンデーサイレンスの産駒が03年にマークした最多記録38勝にあと1勝と迫った。

★入場&売り上げ

 18日の阪神競馬場の入場人員は2万6513人で前年比88・7%と大幅に減少し、朝日杯FSの売り上げも131億3745万3000円で同93・3%とダウン。今年の平地GIは21レースが終了、桜花賞、オークス、安田記念、天皇賞・秋、マイルCS、阪神JFに次ぐ7レース目の売り上げダウンとなった。

■サトノアレス

 父ディープインパクト、母サトノアマゾネス、母の父デインヒル。黒鹿毛の牡2歳。美浦・藤沢和雄厩舎所属。北海道千歳市・社台ファームの生産馬。馬主は里見治氏。戦績5戦3勝。獲得賞金9134万7000円。重賞初勝利。朝日杯FSは藤沢和雄調教師が1995年バブルガムフェローに次いで2勝目、四位洋文騎手は初勝利。馬名は「冠名+ギリシャ神話の戦の神」。




-------------------------------------------------

レース短評

【朝日杯FS】パワーを要する馬場でSペース 強引に差し切ったサトノアレスは強い…大上記者のレース戦評

スポーツ報知 12/19(月) 12:03配信

◆第68回朝日杯フューチュリティS・G1(芝1600メートル、18日・阪神競馬場、良)

 勝ち時計1分35秒4。先週の阪神JFが1分34秒0。火曜から水曜午前に降ったまとまった雨で阪神の芝は、良馬場発表ながらパワーを要する馬場に変容していた(9Rの元町S・1600万も1分35秒4)。

 好スタートからボンセルヴィーソがハナ。大外枠のトラストが競りかける勢いでダッシュを利かせたが、前走(東京スポーツ杯2歳S5着)の轍を踏むまいと柴田大が番手で押さ込んだ。行きたがる姿勢を見せたキャリア1戦のクリザトラックもデムーロが懸命に手綱を絞る。タガノアシュラに行く気がなく、これでペースは一気に落ち着いた。

 ダンビュライトは掛かり気味、ミスエルテも頭を上げるシーン。中団はガチャガチャと落ち着かず、緩いペースとは裏腹の消耗の激しい競馬になった。前の“混乱”を眺めながらサトノアレスは前と後ろの切れ目をポツンと追走。モンドキャンノはサトノをマークする形で運ぶ。

 1000メートル通過が60秒6。これを外から強引に差し切ったサトノアレスは強い。前走のベゴニア賞は外差し馬場をインから伸び、ムーアが激賞していたが、能力をフルに発揮させた四位の騎乗も見事だった。全兄のサトノフェラーリ、サトノヒーローもポテンシャルの高さは認められていたが、兄たちも管理する藤沢和雄調教師が経験値を生かした仕上げ。長距離輸送のハンデを覆しての2歳G1連勝は非常に価値が高いと思う。

 2着のモンドキャンノは、直線で外によれたサトノの影響を受け、切り替えるロスがあった。距離はギリギリの印象だが、道中の折り合いさえつけばマイル路線を引っ張っていける器だ。

 36年ぶり牝馬Vを狙ったミスエルテは、過去2戦より前めで運んだが、時計のかかる馬場も合わなかったか、4着に敗れた。池江調教師、川田がともに「テンションの高さ」を挙げたように精神面の課題が浮き彫りになった。阪神JFを制した同じフランケル産駒のソウルスターリングとは対照的に、母系がサラトガシックス、ヘネシー、プルピットと前向きなアメリカの血で塗り固められている。デビューからレースの度に馬体重が減っており、心身の立て直しが急務だろう。ただこういうタイプは少し人気を落として、腹を括った競馬の方が合う。阪神JFワンツー組は強力だが、桜花賞に限れば、反撃の可能性は残されていると思う。

 7着のクリアザトラックは、折り合いを欠きながら最後までバテなかった。地力はある。(大上 賢一郎)

--------------------------------------------------

騎手コメント

1着 サトノアレス(四位洋文騎手)
「私自身久々のGI制覇で嬉しいです。初めて乗るので、藤沢調教師とは外枠が嫌だなと話していました。しかし、終いはいい脚を使うので、じっくり行こうと思っていました。道中は余裕で、直線では本当にいい手応えでした。いい脚を見せてくれました。藤沢調教師も2週続けて勝たれて、里見オーナーも今年はすごいので、あやかることが出来ました。終いの切れ味はこの馬の良さです。来年は大きいところを狙えると思います」

(藤沢和雄調教師)
「秋になってまた馬が良くなってきて、今日も想像以上でした。いつになく落ち着いていましたし、よく頑張ってくれました。丈夫でたくましい馬だな、と思って調教してきましたし、来年も頑張ってくれると思います」


2着 モンドキャンノ(M.バルザローナ騎手)
「折り合いだけ気をつけて、という話を聞いていました。前半少し行きたがったのですが、折り合いはついていました。直線も外から末脚を伸ばしてくれましたが、勝ち馬が外に流れてきてまっすぐ追えませんでした。あれがなかったら、とも思いますが、外回りの1600mをこなせたことは大きいです」


3着 ボンセルヴィーソ(松山弘平騎手)
「イメージ通りでした。極力ペースを落として行こうと思っていましたし、思った通りの競馬でした。力をつけていますし、まだまだこれからです」


4着 ミスエルテ(川田将雅騎手)
「競馬の前のテンションが上がっていて、使うごとに我慢できなくなっています。競馬自体はスムーズに、我慢できていたのですが……。今日のような力のいる馬場も苦しいのかもしれません。スピードの出る、軽い芝の方がいいのかなと改めて感じました」

5着 トラスト(柴田大騎手)
「馬は良かった。落ち着いていました。ただ、スタートが速すぎて、あの位置からのレースになってしまった。距離は長くても大丈夫だと思います」

6着 トリリオネア(松田騎手)
「最後までよく伸びていますし、すごくいい馬です。まだまだ先がありそうです」

7着 クリアザトラック(デムーロ騎手)
「すごく掛かった。ゲート前はそんなにうるさくなかったけど、どんどんペースが遅くなって、口が利かなくなってしまった。残念です」

8着 レッドアンシェル(V.シュミノー騎手)
「調教では乗りやすい馬でした。ただ、レース前からエキサイトしていました。レースでは流れに乗っていい形でしたが、3コーナーのあたりでデムーロ騎手の馬(クリアザトラック)と接触して、さらにカッとなってしまいました。そこでリズムが崩れて、位置取りも悪くなってしまいました」

9着 アメリカズカップ(松若騎手)
「ゲートで出遅れたが、二の脚でいい位置につけることができました。ただ、道中で内から他馬が出てきたのが…。これからの馬ですし、順調に成長してくれれば」

10着 ビーカーリー(和田騎手)
「落ち着いていたし、雰囲気は悪くなかった。もう少しばらけてほしかったけど、しまいも動いていた。悪くない競馬だった」

11着 ダイイチターミナル(北村友騎手)
「馬なりでそのまま行けば、コントロールが利かなくなりそうだったので、控えました。距離はもっと短い方がいいと思います」

12着 アシャカリアン(国分優騎手)
「芝の走りは悪くなかったけど、内の馬場は荒れていましたからね。芝ならもっとパンパンの馬場の方がいいと思います。胸を借りる競馬の中で感触はつかめました」

13着 ダンビュライト(C.ルメール騎手)
「ペースがこの馬には遅すぎました。4コーナーまではいい感じでしたが、いい脚を長く使うタイプなので、直線で上がりの勝負になって分が悪くなってしまったようです」

14着 タガノアシュラ(武豊騎手)
「折り合っていたけど、ラストは全く伸びなかった。ボコボコした馬場が合わないのかな」

15着 トーホウドミンゴ(池添騎手)
「口向きがすごく悪かった。これをいい経験にして、育ってくれればと思います」

16着 リンクスゼロ(シュタルケ騎手)
「向こう正面に行って、待避所で落馬するぐらい暴れていた。相手も強かったが、レース前に消耗していた感じ」


17着 レヴァンテライオン(内田騎手)
「止まったね。道中は楽にいい位置を取れたけど、4角手前では(手応えが)なかった。函館では1200メートルで勝っているし、芝ならそれぐらい(の距離)なのかもしれない」

18着 ブルベアバブーン(幸騎手)
「ダートほど伸び切れなかった。芝で今の出来ならどうかと思ったけど、現状ではダートの方が合っているのかなと思います」



----------------------------------------------------

敗因分析のバイブル~競馬をやって何が悪い。より




2016 朝日杯フューチュリティステークス(GI) 阪神芝外1600m良
レース回顧・結果

1:35.4 12.8 - 11.2 - 11.6 - 12.7 - 12.3 - 11.5 - 11.2 - 12.1
48.4-47.1 S^1

 スローペースでランク的にはスロー1という程度だが、中間の中弛みが激しく、見ていても感じられたぐらいの遅さだった。そこからの動き出しが問われていて、コーナーで外から勢いをつけて入っていった方が良かったぐらいのレベルだったかなと思う。前半3Fで見れば平均では流れているわけなので前半に脚を使った馬のロスもあったし、L1は結構落としているのでTS持続型がひとまず優位には立てたかなと。準OPの元町Sが1:35.4で同タイムだが48.8-46.6とかなりのスローでのもの。ただこちらも無駄な中弛みが酷いし判断が難しいかな。上がりで判断すれば少なくとも準OPにはちょっと足りてないとは思っている。なのでレベルとしては若干低めかなとみておきたい。


1着サトノアレス


 17番枠からゲートは五分には出たかなという感じ。そこから無理をせずに控えて後方でという競馬を選択する。道中も後方馬群の外目で仕掛けのタイミングを図りつつ3角。3~4角で前hがペースを落としたので外からじわっと仕掛けながら出口で一気に動いて直線。序盤でその勢いをもって一気に先頭列まで襲い掛かる、L1ではちょっと甘くなってモンドキャンノの差し込を受けるがこれをきっちりと封じ切っての完勝だった。まあ色々思うところはあるんだけど、結果的に四位競馬、早めに外から動いてっていう競馬と3~4角の中弛みが噛み合っていたというところは大きいかなと思う。前半無理をせずに3~4角の緩みで取り付いての上がり勝負。L3の4角地点でも11.5でまだ中間的な範囲のラップだったし、そこからトップスピードに乗せて直線入りでグングン。この馬の踏んだラップを推測すればL2は4馬身はあった中でいっきにここだけで先頭列ぐらいには来ているからね、ここが11.2なんだから10秒半ばぐらいということになる。なのでL1はかなり落としているし、ベゴニア賞もそうだったけどトップスピードの質とそこまでの反応の良さが出たというのはあると思う。これを捕えきれるほどのTS持続タイプが不在、あるいは内で包まれて動くタイミングで置かれていた馬が多かったことも含めて多少恵まれた面はあるかなと思う。まあ内容的には十分戦える目途はつけていたけど、コーナーで外から動くデメリットがほとんどない、メリットの方が大きいラップ推移になったからね。この辺を考えるとちょっと嵌った面はある。クラシック路線で主役を張れるレベルとまでは個人的にはまだ思っていないので、その辺りは来年パフォーマンスを上げてきてほしいかな。


2着モンドキャンノ


 10番枠から五分には出たが早い段階で下げて折り合い重視の後半勝負にシフト。道中も掛かりながらで3角の減速で前とのスペースを詰めながら。4角で進路がない中で少し後手を踏んで後方列に下げながら直線。序盤で先に抜け出したサトノアレスの直後からジリッと追いだすがキレでちょっと見劣る。しかしL1で徐々に伸びてきて最後は一瞬食うかなというところまで見せたが半馬身差まで、及ばずの2着完敗だった。3角の段階で後方馬群の内目で進路がなかったしそのうえで前がブレーキを踏んでいたのでここで苦労した、サトノはこの段階で外から動く意識を持って入っていたので直線入りの反応速度の差がもろに出た感じだったと思う。ただそれでもそこから伸びてきてTS持続をこの面子の中で一番のレベルで引き出してきたのは血統的にはやっぱり驚きで、う~ん難しいね競馬ってというところ。本命にしたかったのは間違いないんだけど、やっぱこの辺りが血統の常識の怖さというかね。今日の競馬ができればマイルは先ず問題ない。かなり淀んだし、その中で苦しい競馬になったわけで、それでもそこから動いていく過程でサトノには見劣っても他には置かれずにしっかりと伸びてきていたし、まあレベル的には今の段階で古馬準OPにはちょっと見劣っているのでクラシック戦線では距離云々以前に流石にブレスジャーニーらと比べてちょっと難しいかなと思うけど、来年のマイルの主役にはなり得るチャンスはある。


3着ボンセルヴィーソ


 4番枠から好発、スッとハナを切って主導権をというところにトラストが競ってきたのでここで少しペースを引き上げる。ただそれでも息を入れるタイミングを3角でしっかりと作ってペースを一気に緩めさせる。そのまま4角でも一気には引き上げず、出口でじわっと仕掛けながら出し抜き気味に直線に入る。序盤はしぶとく先頭に立ってそこから2列目勢の追撃を許さずに少し差を広げるがここに外から一気にサトノアレスに来られてしまう。それでもL1で結構踏ん張って最後は3着もミスエルテは撃破した。この馬の競馬というか、展開になってしまったなという感じだった。入りは47秒ぐらいになるかなと思ったんだけど、道中で一気におとしたことで48秒台、きっちりスローバランスまで持っていけた。これは松山の上手さというか、速い段階で競られるとペースを上げてしまうけどそこでも強引に息を入れたし、中弛みを作ったことで緩い流れからの加速という要素をしっかりと持たせた。これに質的にはちょっと足りないトップスピード面も年末の阪神でそこまで要求されなかった面もあるし、サトノはともかく2列目含めた先行勢を出し抜く形になったのは3角でしっかりとペースを落として先行勢の勢いを削ぎながら4角に入っていく競馬ができたのは大きいと思う。


4着ミスエルテ

 13番枠からゲートはまずまず、そこから様子を見ながらという競馬になったが掛かって中団より前、好位ぐらいで入っていく、そこでブレーキをして下げながら、そこでまたリカバーしようとしていて追走に脚を使い、また3角の減速でブレーキを踏まされるというかなりスムーズさを欠く競馬。3~4角でも前が壁の状況で徐々に追いだしながら中団で直線。ただ序盤のL2の地点でイマイチ反応できず一気にサトノに抜かれてしまう。L1の減速地点ではようやくそれなりに伸びてきたものの最後はモンドキャンノにも伸び負け、逃げたボンセルヴィーソも捕えきれず馬券圏内を逃した。


 う~ん、判断が難しいところもある。ひとまず追い切りがかなり良かったと思っていたので期待も込めていたんだけど、ファンタジーSまでのパフォーマンスではこれぐらいでも妥当だと思っている。ただ、川田の乗り方は非常にまずかったと思う、という感じかな。まずこのレース、前半3F自体はそこまで遅くなくて36秒は切ってきている。ここで掛かり気味に流れに乗っていって掛かってしまって下げて中団、ここまではそんなに悪くないしまあゲートが良かったからね。ただ問題はやっぱそのあとだと思う。もう一回前に取り付こうとして手を動かしてたんだよね。これが3角の減速ラップと相まってもう一回ブレーキ、これが痛かったと思う。流石に早い段階、前半4Fの段階で2度も大きくブレーキを踏んでという競馬になってしまうとリズムも狂う。それにファンタジーSでもトップスピードに上手く乗せていくためにしっかりと加速させながら入っていけたのも良かったと思う。この辺りをまず前半で崩しているし、12.7と一番遅い地点で前とのスペースを詰めに行ってブレーキというのはやっぱりこじんてきには非常に気に喰わない。最序盤は仕方ないけど、あそこで落ち着いたなら中団で一旦我慢した方が良かったと思うけどね。


 直線でもL1はそれなりに伸びていたんだけど、結局L2の最速地点での勢いがなかったのは反応しきれなかった面が大きいと思うし、前半のロスが多かった分だけ仕掛けでフォローしようとしてワンテンポ待たざるを得なかった感もあった。その分エンジンの掛かりが悪くて外から勢いをつけて4角出口で動いてきたサトノ相手に一気に来られた要因にはなると思う。もちろん、馬の能力が足りなかった可能性は個人的には考えているし、追い切りがかなり良かったと思うので非常に判断が難しいけど現時点ではまだ力も足りてなかったかな。ただそれでも騎乗的にはやっぱり不満が多いよねこれ。出たなりでいいスタートだったから下げる必要はないけど、最序盤一度窮屈になって下がった時にそのまま無理せず進めて、3~4角のタイミングで外にという競馬だったら違ったかな。まあ展開の読みが難しいのはあるけど、結果的に2度目の3角減速地点でのブレーキがちょっと痛かったとは思っている。直線までの持っていき方に不満があるので、完全に底を見せたとは思わないけど、現状もうワンランクパフォーマンスを上げてこないとという面もある。


-------------------------------------------------








+++++ポイント結果+++++



111

222

(※オッズに-ハイフン付いてるのは気にしないで。yahooがフォーマットを変えたせいで糞大変)







荒れたねぇ……笑


アンカツさんが「勝負事には流れや勢いがある」っておっしゃってたけど、
やっぱ里見オーナーは太いは!!

IR法案で株もウハウハ、お馬もウハウハ……





悔しいから有馬ではダイヤモンド君買ってやんねぇかんな!!!1






(あれ…これ負けパターンじゃ!!?)