【JC】武豊JC最多V4!キタサンブラックを完璧エスコート

デイリースポーツ 11/28(月) 6:04配信

00000

「ジャパンC・G1」(27日、東京)

 果敢にハナを主張した1番人気のキタサンブラックが、名手のエスコートで文句なしの完勝を決めた。84年カツラギエース、03年タップダンスシチー以来13年ぶり3度目の逃げ切りV。鞍上の武豊はジャパンC史上単独最多となる4勝をマークした。さらなる飛躍を誓う人馬は次走、有馬記念(12月25日・中山)でG1・4勝目と年度代表馬の座を狙い、来年以降の海外遠征にも思いをはせる。

 迷いはなかった。過去35年で2頭しか成し得ていない逃げ切りV。名手・武豊は果敢にその戦法に打って出た。最初の1000メートルを61秒7のマイペースで刻むと、抜群の手応えで直線へ。パートナーを馬場の三分どころへと導き、残り300メートルまで脚をためた。満を持して追いだすと、後続の蹄音は遠のいていく。影をも踏ませぬ2馬身半差の完勝劇。府中の長い直線はまさに、武豊とキタサンブラックのものだった。

 ゴール後、力強く右拳を握った鞍上は、史上初のジャパンC4勝も達成。「いいスタートを切って、他に主張する馬がいなければ行こうと思っていた。気分良く走ってくれたし、手応えも良く、自信と余裕を持って追いだせた。直線も距離損と芝の状態を考え、ベストのコースを選んだつもりです」と胸を張る。「今まで乗せてもらった中で一番強かったですね」とパートナーの底力をたたえた。

 今年はJRA所属馬で通算4000勝を達成し、地方重賞100勝など節目を刻み続ける日本競馬界の至宝。国内外で存在感を見せるが、いまだにその歩みを止めることはない。今後の人馬の目標は暮れの有馬記念制覇。結果次第で年度代表馬の座も視野に入るとあって、「僕自身この馬とコンビを組ませてもらい、本当に大きな存在と感じている。そこに向け、全力で応えたい」と目を輝かせた。

 来年はドバイシーマクラシックや凱旋門賞の挑戦など、海外遠征のプランも浮上している。「当然、意識はします。きょうの勝ちっぷりも良かったですしね」と名手は胸を躍らせ、「北島オーナーなら乗せてくれると思いますし、安心して“行きましょう”と言えます」と笑わせた。まだ、挑戦は序章に過ぎない。人馬の夢は、国内から世界へと無限に広がっていく。

000


騎手コメント


1着 キタサンブラック(武豊騎手)
「スタートは良く、先手を取ることに迷いはありませんでした。究極の仕上げでテンションはギリギリといった感じでしたが、道中はリズム良く行けました。ペースの波のないイーブンペースを心がけました。直線に入るときも抜群の手応えでしたが、相手は気の抜けない馬ばかりでしたから、最後は信じて追うだけでした。本当に強かったと思います」

2着 サウンズオブアース(M・デムーロ騎手)
「馬はとても良い状態で、これまでで1番いいぐらいでした。返し馬でも落ち着いていました。スタートも良く、すぐにいいところにつけられました。ただ、直線でリアルスティールが外にはってきたのが残念でした。キタサンブラックと併せる形にもっていけたら良かったのですが...。しかし、この調子なら有馬記念も楽しみです。やはり冬場の時期のほうがこの馬は走ります」

3着 シュヴァルグラン(福永祐一騎手)
「最後まで良く伸びています。勝負どころで置かれかけていましたが、そこから良く伸びてくれました。この相手でも走ることを証明してくれました。次は中山が舞台ですし、合うと思います」

(友道康夫調教師)
「もう右、左の回りも関係なく、輸送も問題ありません。今日は太め感もありませんでした。力をつけています。次の有馬記念でなんとかリベンジしたいです」

4着 ゴールドアクター(吉田隼人騎手)
「レースはイメージ通りでした。ただ、前走でも感じたのですが、少し体が重く感じました。今日もプラス8キロでしたし、以前よりゴロンとした体型になっているようにも思いました。そのためか、他の馬と同じ脚しか使えませんでした。残念です」

5着 リアルスティール(R・ムーア騎手)

「勝つための競馬をした。いい騎乗ができた」と悔いのない様子。

矢作調教師「強い馬が前にいるのだから負かしにいかないといけないが、微妙に距離が長かった。2番人気だから申し訳ない」と頭を下げた。

6着 レインボーライン(C・ルメール騎手)
「3歳ですし、難しかったです。ゴールまで頑張ってくれました。来年が楽しみです」

7着 イキートス(L・ファーガソン騎手)
「いつもは最後方につけるレースをしていますが、今回は馬の間において走らせました。最後は良い瞬発力を見せつけてくれました。馬場の良い外側を走れていればと思いますが、素晴らしいレースが出来ました」

(H・グリューシェル調教師)
「思っていたよりも速くはない展開になりました。速い展開であれば付いていくのが難しかったと思います。馬群の中では落ち着きがなかったのですが、最後の直線では良く伸びました。3~7番の枠がとれたのはヨーロッパの馬にとってラッキーでした」

8着 ワンアンドオンリー(田辺裕信騎手)
「スローペースになるなら行こうとも思っていました。着順を拾いにいく形ではなく、勝ちに行きました」

9着 ルージュバック(戸崎圭太騎手)
「道中は感じ良く見えました。追い出してから少し苦しかったです」

11着 トーセンバジル(内田博幸騎手)
「雰囲気にのまれてしまっていました。今日は相手が強かったです。良い経験になったと思います」

12着 ナイトフラワー(P・シールゲン調教師)
「外枠スタートでうまく内に入れられませんでした。コーナーを向いて少し伸びましたが、本来の力を見せられませんでした。この馬は引退し、繁殖入りしますが、またこのレースに挑戦したいと思います」

13着 ディーマジェスティ(蛯名正義騎手)
「全く反応してくれませんでした。進んでいかなかったです。走りのバランスが悪かったです」

14着 イラプト(P・ブドー騎手)
「4、5番手につけることができ、良い位置でレースを進められましたが、追い出してから伸び切れませんでした」

(F・グラファール調教師)
「道中うまく流れに乗っていたように見えたが、加速しようとしていた時に反応がなかった。今のところ何が原因か分からない。残念です」

15着 ヒットザターゲット(小牧太騎手)
「少し被される面もありましたが、大きな不利ではなかったです。流れが淡々としていました。手応えは良かったです。展開に左右されます」


-------------------------------------------------

敗因分析のバイブル~競馬をやって何が悪い。より


2016 ジャパンカップ(GI) 東京芝2400m良
レース回顧・結果

2:25.8 13.3 - 11.3 - 12.6 - 12.3 - 12.2 - 12.5 - 12.7 - 12.3 - 11.9 - 11.2 - 11.4 - 12.1
61.7-58.9SSS


 雨の影響もあったと思うのだが、意外と全体を通してみても速いラップを踏んでいたりしたので、そこまで重くなかったかなとは思う。もちろん高速状態にはまずないが、標準ぐらいの馬場だったと。その中でペースバランスが61.7-58.9と3秒近い超スローの部類まで行ってしまった。キタサンが逃げる中である程度前掛かりになるかなと思いきや、各馬も案外キタサンマークに懐疑的だったのと折り合い難のリアルスティール辺りが前を取っていったことでなかなかペースを引き上げて行く馬がいなかったというのも大きかったかな。まあ今回は予想的には完全に的を外しているから仕方ない。ただ反省としては吉田隼人はポケットだろうと、リアルがある程度前でムーアならやっぱりスローに決め打つ度胸が要るよね。展開込ならレインボーラインとルメール本命はやっぱり予想的には間違ってる。競馬予想のこの辺りの難しさを痛感させられたのと、やっぱ競馬は武豊が勝つと盛り上がっちゃうんだよなあというのを感じた。キタサンブラックはダイワスカーレットと同じで懐の深さが分かりにくい本当に強さが分かりにくい馬だわ。


1着キタサンブラック


 1番枠から好発を切って、少し外に寄せながら馬場の良いところを選択しつつの逃げの手。入りこそゆったり目に入っているが、2コーナー過ぎぐらいでは12.3-12.2と結構速いラップを踏んでここでリードを少しずつ博ケて行くという形。向こう正面の坂ぐらいで少し息を入れながらペースをコントロール、それでもリードを詰められないで楽をしながら3角に入ってくる。3角で流石にワンアンドオンリー辺りがじわっと詰めてくるのだが、ここで決して油断せずにラップ推移からもじわっとペースを引き上げて軽く促していく。4角でワンアンドが手応え微妙、という中でここで仕掛けを待ちたいところだが一気に引き上げて直線に入ってくる。その勢いで坂を駆け上がって内からしぶとく粘り込むと、L1までこの差を詰めさせず、1番人気を背負っての逃げ切りを収めた。まあ恵まれた、と言いたくはなるんだけど、ラップ推移見ても武豊がかなり上手く、いやらしいレースの支配をしていると思う。確かに全体で見るとドスローなんだが、2角過ぎでペースを少し引き上げて少し離す逃げを打ったことで後続に対してキタサンに対するプレッシャーを諦めさせたこと、そして坂の上りで自然に減速するような形で息を入れてと3角までは完璧。そして3角でワンアンドが来たときに徐々にコーナーでペースを引き上げて行くという競馬。外々から押し上げてくる各馬に対してここで脚を使わせたし、ワンアンド番手でもうちょっと待てそうな仕掛けを待たずに一気に仕掛けてその勢いで上り坂を登り切っても良い手応え。最後まで粘り込む競馬に持ち込んだという点でもかなり上手く乗られたなと思う。勝負の決め手はやっぱり2角過ぎで離したところかな。あれでもうキタサンを突く選択肢を他から奪った段階で嫌な予感がしたし、しかも全体で見てかなり遅いペース。終わってみれば勝つべくして勝っちゃうというのがこの馬の怖さなんだよなあ。そして、何よりもキタサンを潰しにいかないと、っていうほど絶対的に強い競馬をこれまでしてきていない。だから後ろも結局強さの深さが読みにくいというか、難しい馬なんだろうなと。別に番手でも良い馬だからね。まあ今回に関しては展開も武豊が完璧に作ったし、馬場も渋っていたのでドスローでルージュバックやゴールドアクターといったところが浮上しそうでしなかった。この辺も噛み合ったかな。ただやっぱり全体を通しての今年の成長を見ないといけないし、宝塚記念なんかももちろん馬場が重かった中での基礎スピード戦で結果を出してきていたわけで…。素直に参りました、人馬ともにこちらの予想を覆す競馬をされました。完敗です。


2着サウンズオブアース


 12番枠から好発を切って下げ過ぎない、というのは流石ミルコというところ、しっかりと好位列に乗っていく。道中は中団馬群の外目から我慢しながら進めていく。3角で外からじわっとペースが上がっていく中でミルコがじわっと仕掛け、4角で一気に追いだすがここでキタサンは最速、脚を使わされて直線。序盤でジリジリと伸びてくるが決定的ではない。それでも徐々に勢いがつくと最後は単独2番手までしっかりと上がり切っての2着確保だった。結果的にだけどサウンズオブアースが2着ということから考えてもスローでの力関係は有馬通りでよかったとは思うんだよね。ドスローではあるが日経賞とは違って3~4角で徐々に動いていく形だし、L3最速でTS持続が強く問われた。ただキタサンブラックが想像以上に手ごわかったというのは確かだと思う。L3最速なので脚は当然出し切りやすい、こちらは外々からこの流れで押し上げているわけでここでのロスは小さくはなかったと思っている。それでもしっかりと伸びてきたのは大きいかな。昨年のジャパンカップからパフォーマンスを上げてきたのはやはり前半61.7と相当遅いペースだったことで後半特化に近い競馬になったのが大きいと思う。やっぱり基本的にこの馬はある程度の幅こそあるけど最上位相手に考えるならスロー専用だと思っていた方が良いと思う。しかしまた2着なんだよなあ。今日に限ればこの2着で万々歳だけど、なかなか勝つ画が浮かびにくいなあ。本当はここで平均ペースで甘くなってもらって有馬で狙いたい馬だったんだけどね。まあそういった面も含めて色々自分の目論見が外れた。事前の目論見はホントあんまり当たらないんだけどね。でも今回はスローを読まなあかんかった事前の状況。適性を読むのであれば失敗を恐れずやらないといかんね。競馬予想もバランスが大事だと思うわ。


3着シュヴァルグラン


 17番枠から五分のスタート、そこから外の各馬が押し上げていく中でこの馬は中団の外で折り合いを意識。ただ内に入り込むスペースがなかなか見当たらなかったので2角ぐらいでようやくサウンズの直後につける。折り合い自体は割とすぐに落ち着いた、そこから3角で先に動くサウンズオブアースの直後をぴたりとマーク、4角でも動き出すイメージをもってスッと前を向く。ただ最序盤の最速地点でどうしても置かれてジリジリしか伸びてこない。L2の地点でようやくジリジリと伸び始めるが、サウンズが先に抜け出し2馬身差。そこからL1でようやく伸びてくるが及ばず、半馬身差の3着だった。全体的には良いバランスで乗ってくれたと思うし、前に動くミルコがいてくれたので進路どりを気にせず直線まで持って行ける。最序盤のポジショニングはスローだったしその中で後ろ過ぎない、進路を気にしなくていいというこの馬にとって理想的に入ってくれたと思う。正直個人的には好騎乗かなと。確かにL1で脚を余したように見える競馬だけど、L3最速でL2の地点まで置かれているような馬なので、速度的に見劣ったのでスローでこの競馬では基本どうしようもない。かといって流れたとしても全体の基礎スピード面でどこまでかはまだ読めないからね。その辺りのリスクを取らずにかつ勝ち負けを意識できる競馬はできたかな。捲るのも難しい展開だったしね。好位列が凝縮していて3~4角で動こうとすればスッと動けるキタサンが一気に引き上げたら外から無茶をすることになる。またラップ的にも極端な淀みもないからね。個人的にはこれで正解だったと思うし、素直にこの展開で来れたことを評価したいかな。ただやっぱりちょっと渋って最速11.2で済んだことも大きかったとは思うんだけどね。アル共とは相手が違うし、実際進路どり、仕掛けのイメージは福永にしては最高に積極的な競馬をしても動けなかったから。やっぱりじわっとギアを上げて5速に入れない4速ポテンシャル勝負が理想だと思う。有馬に向けて良い競馬ができたので、後は鞍上が有馬仕様にイメージを膨らませてほしいところで、これは福永永遠の課題。今日はバランスのとれた良い騎乗だったと思うし馬も成長してきているね。この世代は後から後から良い馬が出てくるし、キタサンブラックという軸もしっかりしてる。ドゥラメンテが抜けてどうなるかと思ったけど、良い世代やね。


4着ゴールドアクター

 3番枠からまずまずのスタート、キタサンブラックの外から競っていくように見せかけてできたスペースに入り込む、恐らく最初からこれが狙いのハナもある宣言だったかなと。そこからは理想的な2列目ポケットという位置で前にスペースを作りながら折り合って進めスローにコントロールと吉田隼人の思惑通りの競馬になる。ただ道中あまりにキタサンを楽に行かせすぎて、3~4角で2列目ポケットからじわっと取り付きながら直線でスッと進路を取る。序盤で追い出されて最速地点でしぶとく伸びるがL2でちょっと甘くなって2番手から徐々に後退。L1では外差しの勢いに屈して3着も守れずの4着だった。直線でキタサンの直後を取ってそこからの進路どりで被っていたのかな?という感じ(パトロールからも上手く直線で進路を取れなかったのかなというところはある)もあるんだが、ひとまず最速地点での伸びはよくL3の段階ではキタサンに唯一くらいついていた。ただ結局L3最速で質ではなくTS持続が優先されると昨年の有馬で際どく詰められたサウンズオブアースには差し込まれてしまったという感じで、この馬の場合はやっぱり究極的なトップスピードの質というところだろうと。渋ったので絶対的な速度が削がれたのもあるし、直線での進路どりがちょっと噛み合わなかった可能性もある。L3最速でTS持続寄りとなったということからも、この馬としてはドスローは良くてもあまり歓迎できない早仕掛けの競馬になってしまったのかな。ただ、結局昨年の有馬の上位がTS持続で逆転した感じだし、スローのトップスピード戦としてはやはり強い馬なんだなと。


5着リアルスティール


 16番枠からまずまずのスタートを切って、そこから無理をせず出していくでもなくニュートラルに先行策、2列目の外を意識したが先頭列まで行ってしまったので押さえて2列目に下げており合わせる形。前にワンアンドオンリーを置いて2角過ぎぐらいではある程度落ち着いて入っていた。ただペースがドスローで3~4角でもじわっと加速していく中でじわっと仕掛けながら2列目の外、そのままキタサンを意識して直線で追い出されるのだがイマイチ伸びない、L2で外に寄れるので修正しながらもイマイチ伸び切れず、3列目勢の中でも見劣っての5着までだった。ん~…個人的な感想として、前半のポジショニング自体は全体で見ればあれで正解だったと思うがこの馬としてはあの位置で一気にとなったのが痛かったのかな…と感じる。最序盤が緩かったし道中も淀みがそこまでない中でのドスロー。キタサンが勝ち切っているように前半前にいたこと自体は本来プラスにはなってもそこまでのマイナスにはならなかったと思う。それでも直線で伸びあぐねた理由を考える必要があるんだが、どうも坂の上りで外に寄れてしまっている感じがある。ラップ推移的に見てL2の地点では減速ラップになっていて、ここでしんどくなったのが敗因としては一つ大きいかなと思う。もちろん4角で外目を回されたのはL3最速、少しコーナーがかかっているわけで小さくはない。ただそれでも外差し勢は来ているわけなので。まあサウンズはともかくシュヴァルグランみたいなバテ差し馬が食い込めていることからも、馬場も重かったのは確かだろうからその点が噛み合わなかったのもあるのかなあと。距離に関しては全然問題ないと思っているんだけどね…。ただムーアみたいにポジションとって我慢して一気に動かす優等生的な競馬をするよりも、ミルコみたいにゲートは甘くても徐々に押し上げながら勢いをつけてやる方が良いのかもしれんね。そういう意味で早い段階でポジションを取って仕掛けを一気にしないといけない先行前受が向いていないのかもしれん。前受する馬は動きたいときにスッと動ける馬が理想だからね。ムーアが下手を打ったというよりは、ムーアと合わなかったと考えた方が良いかもなあ。ドバイターフの時には最序盤こそ遅かったけどコーナーの段階では流れていたし、その辺もちょっと違う感じはある。まあ相手も違うしね。秋天が全てではないと思うけど、ああいう形でならこれまで見せなかった鋭さを引き出してきているし、個人的にはあり得ないけど武豊とか、現実的にデムーロとか、田辺、ノリとかポジションを犠牲にしても動き出しで勢いに乗せていくイメージを持てる騎手の方が合っている気がする。福永が合わないのもその辺だと思うし。安田もそうだけどやっぱり前目につけて一気にギアチェンジってタイプじゃないんじゃないかな。なのでスローだから前に行くという選択肢自体がこの馬にとっては良くないのかもしれない。急激な動き出し、府中のギアチェンジ戦はダービーの時も伸びなかったしなあ。ステイヤーだとは今も思っているけど、騎手を選ぶかもしれんね。じわっとロンスパに持ち込んでどこまでやれるか見たいんだけどね、ホントは。有馬に出るとしてどうなることか。


6着レインボーライン


 14番枠から五分のスタート、そこから下げてサウンズオブアースの後ろぐらいを狙っていたんだが、シュヴァルグランが入ってきたのでここで下げてしまって後方からの競馬となる。道中もそのシュヴァルグランを目標にしながらの競馬で折り合い重視、折り合っては進めていたが3角まで後方で我慢。3~4角でも前がじわっとペースを引き上げるがあくまでじわっと、シュヴァルグランの直後でジッと我慢して後方で直線。序盤で進路どりに苦労してシュヴァルの直後で我慢。L2で内に切り込みながら上手く進路を確保するとそこからの伸びは流石でL1は外に進路を切り替えつつ最後までジリジリとなだれ込んでの6着完敗だった。まあスローのTS持続戦だとルメールでは苦しかったし、こうなってしまえば仕方ないかな。全体でもうちょっと流れると思ったのでルメールでも行けるかなと思ったけど、ここまでドスローであの位置でスパッと切れる脚を使えないこの馬では致し方ない。裏の予想なので来なくて当然だしむしろこれで来られたら分析自体が間違っているからそれはそれで仕方ない。まあ敢えて言えばやっぱり最序盤なんだよね。サウンズの後ろで中団待機ならまだチャンスはあったと思うんだけど、結局そこからビビッて一列簡単に下げちゃう、じゃあその分をフォローできる動き出しができるか?って言ったらできない、って感じだから。まあ勝ち負けできる展開ではなかったけど、もうちょっとチャンスを狙える競馬はしてもらわんと困る。それはともかくこの馬としてはTS持続で一定レベルのモノを見せてきたといって良いし、本質的にはもうちょっとロンスパ、できるだけ速いラップを踏まない競馬の方が良いと思うので、この競馬でL1でシュヴァルグランに食らいつく脚を見せてきたならひとまず合格点はやれると思う。少なくとももうディーマジェスティとは完全に立ち位置が入れ替わった。3歳世代はディーマジェが明らかに落としているし、この馬とビッシュは展開不向きだったから、この一戦だけで世代レベルを決めつけない方が良いと思うかな。個人的にはこの展開でルメール安定のへたれ騎乗で6着までなだれ込んだし、TS持続面で通用しているから後はコントロールを上手くして早めの競馬ができるなら違ってくると思う。まあ気性的に流れちゃった方が良いとは思うから、来年の宝塚記念か大阪杯狙いかな。阪神内回りなら全力で買いたいわ。今回は全体で流れなかった段階で苦戦は必至だったから、仕方ないと個人的には思う。ルメールには不満しかないけど、上手く乗ったとしてこの展開では3着歩かないかぐらいだと思うからね。どうでも良いけど俺が騎手なら絶対ミルコマークだけどな。下手に動かないことはあまりないし、仕掛けてくれるんだからその絶好のポジションは絶対譲らんけどなあ。福永相手にあっさりひいちゃう辺りには軽い失望を覚えるし、後ろから出し切るタイプの馬でのルメールは狙ったらあかんよなやっぱ。まあ最低限は流れる想定だったからだけど。


9着ルージュバック
 
 4番枠から五分のスタート、そこからじわっと下げつつ中団馬群の中目で進めていく。道中もドスローの流れの中でイラプトの後ろぐらい、割と折り合って進めている感じで3角に入っていく。3~4角で前が徐々にペースを引き上げる中で好位列の内内でしっかりと取り付いてキタサンの直後から直線で内を狙う。序盤最速地点での伸びもそこまでなくジリジリ。L2で甘くなると最後は良いところなく下がっての9着完敗だった。ん~…悪くない展開だったと思うんだけど、強いて言えば3~4角でじわっとペースが上がったこととL3最速で仕掛けが早かったこと、それと馬場が渋って内をつかされた、究極的なキレは引き出せなかったと考えるのが妥当かな。このレースは結果は違うが結局昨年有馬の1,2,3着が4,2,1着だから、展開的にもちょっと近いところはあったと思う。ドスローで本仕掛けは今回の方が早かったが2段階加速に近かった。やっぱり究極的な直線勝負になる必要があるのかなあ、という感じ。ましてL3最速戦で馬場もこんな感じではちょっと難しかったかなと。返す返すもこの馬は今年のエリ女に出ていればなあと思わされる。


13着ディーマジェスティ

 9番枠からやや出負けして中団馬群の中に入り込み、結局後方に下げる形となる。道中も後方馬群の中から外には出したものの最後方に近いところまで下げる格好となる。3角で外から動いていかざるを得なくなり、レインボーラインと同じような位置取りから直線に入る。序盤でそこから追いだされるが伸びがなく、最後まで良いところなくなだれ込むだけの惨敗に終わった。


 まあ色々あるけど、前提として春の実力はもうないね。今回大枠で見ればドスローからのトップスピード持続特化戦。5Fで58.9はこの馬場を考えるとかなり速いし、L5-4でもキタサンと武豊が12.3-11.9と徐々に加速していく過程にあったので、ここで大外から押し上げていくと辛かったのはあるかな。ただサウンズオブアース辺りでも外々から伸びてきているわけで、それを考えると決定的な材料にはならない。もちろん前提としてこの馬場にしてはドスローになってしまい、後半要素でもトップスピードの質がある程度問われているのは確か。そのうえでのTS持続戦というところで後半特化になったのはあるんだが、どの地点でもいい脚を使えなかったというのはかなり深刻である。勝負になるような展開ではなかったので、レインボーラインぐらいの競馬なら悪くないといい切れるんだけど、こうも伸びないとなると…である。


 秋の2戦…セントライト記念では、叩き台だし春の状態面を信頼していたんだけど、菊花賞の追い切りはあまり良くなかったかなと思っていて、菊花賞はそれでも信頼して本命を打ったんだけど内容的にはレインボーラインに完敗だった。今回のジャパンカップの追い切りも正直良くなかったように見えて、本来ならもうちょっと重い印をと思っていたところを冷静にシビアに考えて下げた。でもそれ以上に良くなかったね、下降線に入ってしまっていると思う。確かに後半特化で後方からなんだがダービーもそれは同じで60-58だから最低でもレインボーラインレベルの競馬はしてくれないと困るわけでね。


 ただ、それだけじゃなくもう一点あるとすれば、もしかしたらやっぱり超高速馬場限定の強さかもしれないね、というところ。皐月もダービーも結局超高速馬場だったし、秋の2戦もセントライト記念は時計もちょっと掛かっているし、菊花賞も厳密に言えば例年に比べると超高速にはなり切っていなかった。今回のジャパンカップは明確に時計が掛かっていたしそこが良くなかった可能性もあると思う。総合的に敗因を判断しないといけないので、ここの可能性も考えつつ、それでもやはりいいころに比べて追い切りの迫力が足りないとは秋から感じていた部分ではあるし、流石にここまで結果が出ていないとなると、少なくとも春の出来にはない、とみた方が良いんじゃないかなと思う。

-------------------------------------------------




+++++ポイント結果+++++

111

222



18万の馬券がむなしく宙を舞い、失禁と同時に気を失ったネギ山タマ夫です。
3日間ほど生死の境を彷徨いましたが、なんとか無事現世に戻れました^^;


そんなクソミソな敗戦でしたが、レース結果はなんとなく納得してる。

本命に指名したリアルスティールも流石のR・ムーアで終始良い位置で力を出し切っただろうし……グスン。



有馬記念まで力を貯めて1発ドカンとかましてハッピーなクリスマスにしてやろうと思います!!!