※注意※CAUTION※注意※CAUTION※

この記事は

スポニチアネックス の写真と


競馬専門紙「優馬」プレゼンツ『調教BEST5』を

まとめた


個人用めもです。


※注意※CAUTION※注意※CAUTION※



エントリーNo.1

ディーマジェスティ100点!完成迎えて威風堂々

deema


迎え撃つ日本勢は3強だ。鈴木康弘元調教師(72)がG1有力候補の馬体を診断する「達眼」。第36回ジャパンC(27日、東京)ではディーマジェスティ、リアルスティール、ゴールドアクターを満点評価した。中でも達眼が捉えたのは皐月賞馬ディーマジェスティの変身ぶり。菊花賞では4着に敗れたが、巻き返せるボディーだ。

 ディーマジェスティの立ち姿にはクラシック3冠時と決定的な違いがあります。口の周囲の馬具を見てください。これまで着用してきたハミを外して、もぐし(簡易頭絡)だけで写真撮影に臨みました。ジャパンC有力馬を見渡しても、ハミを着けずに写真に納まっているのはこの皐月賞馬だけです。もぐしはハミよりも制御力が弱いため暴れだすと手に負えなくなる。悪さをしたり、暴れたりしないとスタッフが確信しているからこそ、もぐしだけでカメラマンの前に姿を見せたのです。

 耳を前方に集中させながら大地を踏みしめた立ち姿。歴戦の古馬のような平常心。菊花賞時よりも頭をしっかり上げて、馬名にふさわしい威厳(マジェスティ)さえ感じさせます。装着馬具の変化は気性の変化をそのまま示しているのでしょう。菊花賞では少し掛かりましたが、これだけどっしりと落ち着いていればスムーズに折り合えるのではないか。

 体にも変化があります。腹周りが引き締まってきました。それでいて、筋肉は全く落ちていません。父ディープインパクトよりも母の父ブライアンズタイムの特長を受け継いだ重厚な体形。トモが厚手になり、横幅が増し、腹袋まで大きくなった菊花賞時が成長期の姿なら、引き締まって馬体のメリハリが浮き立つ今回は…。完成期に差し掛かった姿かもしれません。元々、飛節の角度が浅い馬ですが、そんな弱点を補って余りある変化。冬場とは思えないほど毛ヅヤもさえている。今秋一番の状態です。菊花賞から中3週。より走れる体になっています。

◆鈴木 康弘(すずき・やすひろ)1944年(昭19)4月19日、東京生まれの72歳。早大卒。69年、父・鈴木勝太郎厩舎で調教助手。70~72年、英国に厩舎留学。76年に調教師免許を取得し、東京競馬場で開業。78年の開場とともに美浦へ。93~03年には日本調教師会会長を務めた。JRA通算795勝、重賞はダイナフェアリー、ユキノサンライズ、ペインテドブラックなど27勝。

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競馬専門紙「優馬」調教診断

9)ディーマジェスティ

牡3 (美)二ノ宮敬宇

[順調]蛯名23日南W重

68.0 - 52.8 - 38.7 - 12.6 (4)強目遅れ

気配…A 動き…B 総合評価…74点

追走した分の遅れで、気配自体は悪くない。

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エントリーNo.2

ゴールドアクター100点!5歳で達した至福の馬体

Gold


今の立ち姿をレース当日のパドックでも見せてくれ…。そんな思いでゴールドアクターの馬体写真を見ました。引き手を遊ばせながら、気持ち良さそうにハミをかんでいる。素直に気負いなく立っている。前回のG1天皇賞・春よりもリラックスしています。

 「これは駄目だ」。春の天皇賞でアクターを推奨していた私はそのパドックの姿に敗戦を悟りました。発汗しながら尻っぱねを繰り返した。怒気をはらむように耳まで絞っていた。外に振られやすい枠(17番枠)でしたが、実は枠入りする前に終わっていたのです。今回も精神状態がポイント。しぐさをさらに細かく見ていくと…。目つき、耳の立て方もとがりすぎてません。鼻の穴も開きすぎてない。尾の位置も正常。後肢に巻き込んだり、付け根を上げたりせず、滑らかに下りています。美浦トレセンにいる段階ではハッピーな状態です。

 体つきも申し分ありません。肩から首、背中、トモにかけて、とてもゆったりとした、ひと目でステイヤーと分かるつくり。G1初制覇を飾った昨年の有馬記念時よりも筋肉で張りが増しています。5歳になっての馬体の成長。晩成型なのでしょう。

 京都までの長距離輸送で臨んだ天皇賞・春と違って、今度は関東馬のホーム、東京が舞台。落ち着きを失わず競馬に臨める可能性はあります。馬具を工夫するなどイレ込み対策も講じるはずです。トレセンでは心身とも満点のコンディション。今の立ち姿をレース当日のパドックでも見せてもらいたい

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競馬専門紙「優馬」調教診断

3)ゴールドアクター 【第1位

牡5 (美)中川公成

[好調子]吉田隼23日南W重

(6)86.4 - 70.3 - 55.3 - 41.3 - 12.8 (5)G追先着

気配…A 動き…S 総合評価…98点

2週続けて好内容。反応鋭く仕上がりは万全。

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エントリーNo.3

リアルスティール100点!気負い取れ肩の厚み増す

rial


リアルスティールは秋の天皇賞時に気負っていました。馬体の仕上がりや毛ヅヤこそ悪くありませんでしたが、神経質に首を上げ、ハミを意識しすぎていた。それでも2着と結果を出せたのは底力でしょう。休み明けを1度使われた今回はどうか。

 立ち姿が明らかに良くなっています。余裕を持ってハミをくわえている。スムーズに立つことで馬体のラインが浮き立って映ります。尾も自然に下ろして、目つきや、耳の立て方も穏やか。前回の気負いが取れています。安田記念ではスローペースに引っ掛かりました。天皇賞・秋でも少し行きたがりました。でも、この精神状態なら、ペースが緩くなっても折り合えるはずです。

 馬体もたくましくなってきました。特に肩の筋肉は厚みを増しています。腹袋にも容積がある。毛ヅヤもさえています。ドバイターフでG1初制覇へ導いたライアン・ムーアに再び激しく追われても、十分に耐えられる体のつくり。

 天皇賞・秋の馬体診断では80点にとどめましたが、今度は100点満点。心身共に大きな上積みがあります。


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競馬専門紙「優馬」調教診断

16)リアルスティール 【第2位

牡4 (栗)矢作芳人

[好気配]助手23日栗坂重(1回)

54.1 - 38.6 - 24.6 - 11.9 馬なり

気配…A 動き…A 総合評価…92点

終い鋭い動きを披露し、前走を上回るデキ。

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エントリーNo.4

キタサンブラック90点 体調文句なしの“仁王像”

kita


何度も書きましたが、キタサンブラックの脚は極端に長い。いつでも頭の位置が高すぎる。こういう馬は脚を畳むのに時間がかかるため瞬間的に加速できない。小脚を使えない。スタート直後のリズムが特に大切になりますが、リズムをつくれば平均ペースでじわじわ伸びてくるタイプ。ダービーで大敗したとはいえ、東京2400メートルは本質的に向いています。

 脚の長い馬は総じて立ち姿に力感がありません。でも、この馬は仁王のように力強く立っています。精神的によほど充実しているのでしょう。顔つきもいい。注意を払った目や耳の形です。脚の長さに気を取られて見過ごしがちですが、前後肢の筋肉はとても発達しています。毛ヅヤも抜群。体調は文句なしです。

 動物園のキリンみたいな格好だと悪口を言う向きには、寺院の門に立つ仁王像だと反論しておきます。


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競馬専門紙「優馬」調教診断

1)キタサンブラック 【第3位

牡4 (栗)清水久詞

[好気配]黒岩23日栗CW重

(6)85.8 - 69.3 - 53.7 - 39.3 - 12.3 (7)馬也先着

気配…A 動き…A 総合評価…90点

併せて余裕の動きで先着。デキに文句ナシ。

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エントリーNo.5

レインボーライン80点 細くても強い意志感じる

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プラスとマイナス部分がはっきりしています。プラスはハミのくわえ方。菊花賞時よりも強い意志が伝わってきます。マイナスはアバラが浮いた点。細くても気の入った立ち姿です。今回はタテガミを右側へとかしての撮影。首差しの深さが際立っています。    

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競馬専門紙「優馬」調教診断

14)レインボーライン

牡3 (栗)浅見秀一

[順調]助手23日栗坂重(1回)

41.3 - 26.3 - 12.6 馬なり

気配…A 動き…B 総合評価…75点

直前は軽目だが軽快な動きで仕上がりは上々。

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エントリーNo.6

サウンズオブアース90点 目力不足も気配良好

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サウンズオブアースはいつ見ても目に力がない。そのせいでいつでも寝ぼけた顔をしています。目は心を映す鏡。目力のなさが勝負弱さを表しているのかもしれません。古馬になって惜敗続き。歯を食いしばって相手に競り勝とう、半歩でも前に出ようとする闘争心が少々不足しているように感じます。

 酷評はこのぐらいにして、立ち姿は昨年のジャパンC(5着)よりも明らかに良くなっています。昨年はスタッフが前方から促しても耳を左右に開き、尾を上げていました。集中力を欠いたしぐさです。ところが今年は耳を前に立て、尾をスムーズに垂らしています。なぜか尾の付け根の毛をすいてきたこともあって、別馬のような印象を与えるのです。筋肉の張りは落ちていません。毛ヅヤも良好。目力がなくても、昨年以上の結果を残せる気配です

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競馬専門紙「優馬」調教診断

12)サウンズオブアース 【第4位】

牡5 (栗)藤岡健一

[好気配]Mデムー23日栗CW重

(6)81.2 - 66.0 - 51.7 - 37.9 - 12.8 (7)G追先着

気配…A 動き…A 総合評価…89点

間隔はあくも入念に乗り込まれて体調は上向き。

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エントリーNo.7

ラストインパクト80点 重い馬体だが仕上がり○

last

いつ見ても重さを感じます。母の父ティンバーカントリーの影響でしょう。馬名に見合った父ディープインパクトの素軽さが欲しい。ただ、立ち方は昨年のジャパンC(2着)と同じですし、筋肉も落ちていません。毛ヅヤも上々。過不足ない仕上がりです。

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競馬専門紙「優馬」調教診断

6)ラストインパクト 【第5位】

牡6 (栗)角居勝彦

[好気配]助手23日栗坂重(1回)

52.6 - 37.6 - 24.5 - 12.5 一杯に追

気配…A 動き…A 総合評価…84点

力強い動きで馬体のハリも上々。デキは上昇中。

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エントリーNo.8

トーセンバジル85点 バランス良く無駄ない馬体

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トーセンバジルは480キロの馬体にはとても見えません。バランスが取れて全体がソツなくまとまっているからです。際立った部位こそありませんが、全てが無駄なくリンクしている。過不足ないトモのパワーをトモに釣り合った飛節がスムーズに推進力へ転換している。機能美に満ちた体です。

 こういうタイプはキタサンブラックと反対に小脚を使えます。速い脚も繰り出せます。顔のバランスもいい。美男子です。条件戦を3連勝中。キタサンブラックの仁王像のような迫力はありませんが、バランスの良さに注目です。

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競馬専門紙「優馬」調教診断

10)トーセンバジル

牡4 (栗)藤原英昭

[好気配]鮫島良23日栗CW重

66.1 - 52.3 - 38.5 - 12.1 (8)馬也併入

気配…A 動き…A 総合評価…82点

軽快なフットワークで、今回も相変わらず好調。



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エントリーNo.9

シュヴァルグラン80点 前脚を除けば及第点

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いつも前脚を投げ出すように立っています。緊張感が伝わってきません。体つきに目を移すと、キ甲がとても立派。完成された馬体です。トモや首の付け根の筋肉にも張りがある。この季節でも毛ヅヤを維持しています。前脚を投げ出した立ち姿を除けば及第点。

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競馬専門紙「優馬」調教診断

17)シュヴァルグラン

牡4 (栗)友道康夫

[好気配]福永23日栗CW重

(6)84.3 - 68.9 - 54.1 - 40.0 - 12.6 (8)馬也併入

気配…A 動き…A 総合評価…80点

前走から中2週でも至って順調。好状態をキープ。

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エントリーNo.10

”王者”ワンアンドオンリー80点 出来悪くないが神経質

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蹄のケアが必要な季節。両前肢の蹄をエクイロックスで固めてきましたが、立ち方にその影響はありません。筋肉は盛り上がっているし、毛ヅヤも良好。悪い出来ではありません。ただ、神経質そうに尾を上げているのはいただけない

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競馬専門紙「優馬」調教診断

7)ワンアンドオンリー

牡5 (栗)橋口慎介

[順調]助手23日栗CW重

51.7 - 37.8 - 11.8 (8)馬なり

気配…B 動き…B 総合評価…62点

動き自体は悪くないが、良い頃と比べると物足りない。

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エントリーNo.11

ルージュバック70点 前後肢が開きすぎる立ち方

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天皇賞・秋に比べて腹周りが少し細くなりました。前後肢が開きすぎる立ち方。両前肢が前に、両後肢が後ろに流れています

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競馬専門紙「優馬」調教診断

4)ルージュバック

牝4 (美)大竹正博

[順調]助手24日南W不

52.8 - 37.7 - 13.0 (3)G強先着

気配…B 動き…A 総合評価…78点

ゴール前は抑えたが鋭く抜け出して先着。引き続き好調。

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エントリーNo.12

ビッシュ70点 秋華賞時よりも少々細く映る

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小さいなりに筋肉をしっかり付けていた秋華賞時に比べて少し細く映ります。オークス時のように耳をきりっと立てていません。

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競馬専門紙「優馬」調教診断

2)ビッシュ

牝3 (美)鹿戸雄一

[順調]幸23日南W重

68.7 - 52.8 - 39.3 - 12.7 (4)馬也先着

気配…B 動き…A 総合評価…77点

キビキビとした軽快な動きで体調自体は良い。


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その他


5)イキートス

牡4 [外]グリューシェル

[順調]ファーガソ24日東ダ不

(8)106.8 - 63.5 - 51.9 - 39.3 - 13.7 (2)馬なり

気配…B 動き…B 総合評価…60点

素軽い動きだが力強さは一息で、馬体の線もやや細い。


8)イラプト

牡4 [外]グラファール

[順調]攻馬手24日東ダ不

(8)110.7 - 69.5 - 55.7 - 42.2 - 15.2 (2)馬なり

気配…A 動き…B 総合評価…72点

気合乗り良く、昨年以上の迫力ある馬体も目立つ。


11)フェイムゲーム

セ6 (美)宗像義忠

[順調]北村宏23日南W重

69.4 - 55.0 - 41.1 - 13.4 (6)直追併入

気配…A 動き…B 総合評価…63点

脚色は劣勢だが、追わせるタイプで問題はない。


13)ヒットザターゲット

牡8 (栗)加藤敬二

[順調]助手23日栗坂重(1回)

53.5 - 39.0 - 25.2 - 12.7 一杯に追

気配…A 動き…B 総合評価…66点

調教は平凡だが、いつも通りの動きでデキは維持。



15)ナイトフラワー

牝4 [外]シールゲン

[順調]攻馬手24日東ダ不

(8)107.2 - 68.9 - 56.4 - 43.7 - 18.0 (2)直線止め

気配…A 動き…B 総合評価…70点

落ち着きは十分で、行きっぷりも素軽く態勢は整う。




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ディーマジェちゃんがちょっとだけ心配かな??